goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

J. Herbin ink vert pré

2005-09-20 14:47:01 | 文房具
vert_pre
デジカメ用に512MBのメモリスティックDUOを買いました。
付属品は32MBでしたので,これでようやく残量を気にせずに,でかい写真を撮れるようになりました。
といっても,印刷することなんかほとんど無いし,日常的には1Mの写真で十分すぎるぐらいなのですけど。

さて,そういうわけでインクの紹介です。
個人的に緑色のインクがお気に入りでして,色々と試してきたのですが,南アから帰国してやっと「コレだ!」というインクを見つけました。それがセーラー・ジェントルインクのイエローグリーンでした。ところがこの色は蒲田ACTの限定カラー(他にもいくつかあったかな?)でして,通販でも手に入らないというくせ者だったのです。本社勤務のままだったら問題ないのですが,ああた,あたしゃ飛ばされちゃいましたので,お気に入りのインクはせめて通販で入手できる物じゃないと困っちゃうのですね。まあインク一本使い切るには結構かかりますから,そのころには徳島からは消えているのかもしれませんが(笑)。
このジェントルインクは,今までのインクの常識を覆したインクでして,自分で混色してもOKなのです。従来インクの混合は化学変化を伴うので絶対にやってはいけないことと云われ続けてきました。万年筆に一度インクを入れたら同じメーカーのインクでも変えてはいけないと云われていたこともあるぐらいです。ところが最近では万年筆本体にやさしい多色のインクが各インクメーカーから出ていますので,気に入った色があれば自己責任でいろんな色を試すのも一興ですし,セーラーのジェントルインクやプライベートリザーブのインクで混色を楽しむのも良いでしょう。

というわけで,海外インクメーカーを漁った結果「pecoちゃんの大好き「風」なフランス」のエルバンというメーカーの物に行き当たりました。
ヨーロッパのメーカーはちょっと彩度を落として良い感じに落ち着いた色のインクを好むようです。対してアメリカのメーカーは発色の明るいハッキリした色が好みのようですね。用途によって(好みによって)使い分けるのが吉でしょう。
さて,J.HERBINですが,創業は1670年(王様が君臨してた頃ですね)で,封蝋とインクの老舗です。シャネルの香水瓶に施されている封蝋もエルバンの物だそうです。
今回はSwisher Pensで購入しましたが,どうやら日本国内の通販にもお目見えしたようです。海外通販に不安はないし,新製品をいち早く試すことが出来るのが魅力ではありますが,送料のほうが高かったりするのが(笑)。
vert_pre_2
フランス語はわからないので機械翻訳ですが,この色は「牧草の緑」だそうです。ジツニ良い色なのですがMoleskineで裏写りしまくりなのが残念です。



Parker Duofold JR. Jade Green Fountain Pen

2005-09-10 21:58:59 | 文房具
duofold_fountain_1
先日ようやく修理に出していた万年筆が帰ってきました。
ポッポ街のアローさんで薦めていただいたのでパイロット・ナミキペンにお願いしました。他社製のヴィンテージ品でもイヤな顔ひとつ見せずに(ネットのやりとりだもんアタリマエか?)受け付けてくれました。
前回のペンシルと比べると,軸が半透明であることがおわかりいただけるでしょうか?より「翡翠」っぽいですね。
インクは勿論若草色にしました。ネットで買えないセーラーのイエローグリーンから,おフランスJ.Herbinのインクにしました。そのうち紹介します。
さて,それでは各部のアップをご覧いただきましょう。
duofold_fountain_2
初期モデルの証,ストレートキャップでゴールドリングは太めの一本だけというやつですね。
インクの吸入は,お尻の黒いキャップを外してボタンを押す,ボタンフィラーというタイプです。軸の内部にはゴムのサックが入っています。
ペン先は(英語でnibと云います。ニッケルボロンではありません)14kで太さはBとなります。そのうち細字にしてみたいなと思っています。
それでは得意の刻印を(笑)ご覧下さい。
duofold_fountain_4
GEO.S.PARKER DUOFOLD JR. FOUNTAIN PEN / JANESVILLE WIS. LUCKY CURVE U.S.A. PAT. 4-25-11
ジョージ・サッフォード・パーカー作デュオフォールドのジュニアサイズ万年筆
ウィスコンシン州ジェーンズビル工場「ラッキーカーブ」米国特許1911/4/25
といった処でしょうか。う~ん,やっぱり刻印がキレイだと嬉しいですね。
さて,それではキャップをお尻に差した使用状態の写真を。
duofold_fountain_3



Parker Duofold Jade Green pencil

2005-09-05 21:58:47 | 文房具
duofold_pencil_1
さて,今日はParkerの最高峰Duofoldのメカニカルペンシルを紹介しましょう。
わたしは,アンティークのペンシルに出会うまで,ファーバーカステルの伯爵シリーズを愛用していました。ペルナンブコの軸が良い感じにやれてきていてコレはコレで実に美しく,お気に入りだったのですが。1.18mm芯の快適さに触れてしまうと,0.7mm芯では満足できなくなってしまったのです。
というわけで,1920年代DuofoldのJade Greenです。各部のアップをご覧下さい。
duofold_pencil_2
クリップの金貼りは剥げてしまっています。ボディの刻印は「PARKER DUOFOLD / MADE IN U.S.A.」となっています。若干彫りが甘くなってはいますが,まだまだ十分にキレイです。
パーカーは今では英国のメーカーと云うことになっていますが,もともとはアメリカのメーカーです。お間違いなく。
てわけで,MADE IN U.S.A.の刻印のあるものは(信頼性の点で?)高値のようです。
それにしても80年も前のペンシルが現役でガンガン使えるということに驚きます。お尻の消しゴムだけはしょうがないからプラスチック消しゴムを削りだして使っていますが(格好悪いから写真は勘弁してください)。
日本で云うシャーペンは米語ではmechanical pencil英語でpropelling pencilと云うらしいのですが,翻訳間違いじゃないのだろうか?
propellingは繰り出し式が正しい訳じゃなかろうかと。お尻や先端をひねると芯が出てくる機械式のことと思います。米語のmechanical~はそのまま機械式でノック式も繰り出し式も含んでいるのでは?繰り出し式の方が古い形式なのでこうなったのだと思います。
というわけで,propellingの機構をご覧いただきましょう。
duofold_pencil_3
お尻をひねることで,螺旋に切った溝の間をポッチが移動して芯のホルダーが前進~後退します。
さて,実はこのJade Greenに魅せられて万年筆の方も揃えています。この色はインクの染み込みがクセ者だったらしく,大体は黒やブルーに変色してしまっていますが(万年筆ね)わたしのは完璧なグリーンカラーです。今は手元にないのですが(修理中)帰ってきたら紹介しますね。
#修理中といえば,修理に出した時計達の見積25万円でした(泣)。頼んじゃったけどね。


Moleskine pocket

2005-09-02 14:15:00 | 文房具
moleskin_wdiary
Moleskineの2006年版weekly diaryが届いた。仕事で使っている電エ手帳がこのようなレイアウトなのでわたしとしては歓迎です。この厚みなら作業服の胸のポケットにも入りますし,日常使用が可能だなと。
pencil_holderというわけで,diaryの方は仕事用なのでペンホルダーは必要ありませんが,何でもメモに使っている方眼ポケットの方はペンシルを差せた方が使い勝手が良いです。
MARK'sのメタル製ペンホルダーなんかも使ってみましたが,机でメモをとるときは表紙の下でごろごろしてしまい,邪魔にしかならないです。
というわけで,私の解決策はシステム手帳のペンホルダーリフィルの改造です。
装着した状態をご覧ください。
moleskin_1
本家の方でも一度紹介しましたが,今回はMontblancのpix276というペンシルを差してみました。(あのときはParkerのDuofoldでした)ペンシルの方はいずれ紹介します。
いかがでしょうか?Moleskineのワイルドさを損なわず(カバーに逃げない)使い勝手を損なわず(ペンクリップはヤだ)良い物が出来たと自負しています(笑)。
せっかくの「モグラ革」にカバーを掛けてしまうのであれば,ロディアの方が筆記具を選ばないし安いし良いのではないでしょうか。
私は万年筆ユーザーですので,ホントにMoleskineには苦労させられます(笑)。モールスキンにあわせてペン先とインクを選ぶと,ほかの紙では掠れがちなんですね(Moleskineはペン先の滑りとインクの吸収が良すぎるので,その他の紙にあわせた万年筆だと,インクのにじみと裏移りになやまされるのです)。
ということで,ペンホルダー・リフィルをどう使っているか見ていただきましょう。
moleskin_2
リフィルをモールスキンの縦幅に合わせて(ペンを差した状態でホルダーの位置を決めるとなお良いでしょう)135mmにカットします。横幅はユーティリティポケットの奥行き=82mmのところにけがき線を入れ折り目とします。けがき線の上にメンディングテープを貼って分離防止の補強をしておきましょう。
あとはけがき線のところでパキっと二つ折りにして,片側をユーティリティポケットに差し込めば完成です。
差し込み式じゃなくて,ポケットに貼り付けた方が良いかもしれませんが,こうしておけばMoleskineの代替わりの時にそのまま流用できますので合理的です。
実はMoleskineとの付き合いは帰国後ですので,まだまだ日が浅いのですが,長く付き合っていきたいと思います。
Moleskin diary
バイブルサイズ リフィールBindex(バインデックス).