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金魚と暮らす365日

金魚に魅せられた初心者の飼育日記です。

尾ぐされ疑惑により丸ごと薬浴中・・・

2006年12月09日 | 病気や怪我

昨日からメイン水槽を丸ごと薬浴中です。

実は、だいぶ前から尾ぐされ病の不安を薄っすらと感じてはいたのです。
ハゴロモ(秋錦?)の尾びれにはかなり前から1ヵ所の裂けがありました。
メガネくん(メノウ蝶尾)の尾びれも1ヶ所裂けていました。
その後、新しい水槽に移してから、オランちゃん(オランダシシガシラ)にも青琉金にも1箇所ずつ尾びれの裂けが見つかりました。
さらに、砂利を投入した後、シューキン(秋錦)の尾びれにも3箇所ほどの裂けが見つかりました。

ハゴロモはあんまり尾びれの頑丈な金魚ではないので、尾びれに裂けが見つかるのはよくあることです。
シューキンもガス病からの復活途中で尾びれの透明感が日に日に増して来ていたので、さほどの心配はしていませんでした。
でも、メガネくん、オランちゃん、青琉金の尾びれに裂けが見つかったのは初めてです。
他の金魚たちの尾びれに異常は見えないにしても、なんとなく不安です。
『まさか・・・ 尾ぐされ病・・・?』と考えざるを得ません。

しかし、その後、ハゴロモの尾びれもシューキンの尾びれも特に悪化することはありませんでした。
メガネくん、オランちゃん、青琉金の尾びれはほぼ完治しました。
『どうやら大丈夫そうだな・・・』と思っていたところだったのですが・・・

昨日の夜、シューキンの尾びれの裂けの数が増えて深くなっているのを見つけてしまいました。
シューキンだけならまだしも、ハゴロモの尾びれも同様です。

でも、他の金魚に異常は見られません。
水質悪化のバロメーター的な役割を担ってしまっている丹頂の尾びれも異常無しです。
充血も白っぽい斑紋も見られません。

で、なにがなんだか頭が混乱してきてしまいました。
風邪で頭もボーっとしています。
隔離病棟を用意する気力もありません。
“隔離”で済むのか済まないのかを考えるだけの判断力もありません。

で、仕方ないので、水槽丸ごとの薬浴させてしまうこととしました。
『尾ぐされ病だから、メチレンブルーかヒコサンZ・・・』ということで、ヒコサンZを選択します。
ヒコサンZはほぼ無色透明なので好きなのです。
バクテリアがどうなるとか、元に戻すのにどのくらいの期間がかかるかとか、ややこしいことは後回しです。
とりあえず、薬だけを(薄めに)水槽内に加えました。

それから、ちょっと落ち着いてから、久しぶりに尾ぐされ病のことをネットで調べてみました。
念のための確認です。
非常に信頼度の高い養魚場のHPを開いてみます。

すると、困ったことに今回使用したヒコサンZについて、気になることばかり書いてあるのです。

まず、「細菌性の病気については効果が薄い」ということ。
尾ぐされ病の病原はカラムナリス菌です。
ヒコサンZの箱書きには、尾ぐされ病に効果があることがはっきりうたわれています。
でも、“理論上は有効であるが、実際の効果は低い”と書かれています。
これが、他のHPで書いてあることなら、読み飛ばすのですが、養魚場のサイトで見つけたとなると大問題です。
単なる又聞きや引用ではなくて、実際の使用感に基づくものである可能性が大です。

次に、「発癌性がある」とのこと。
ヒコサンZの有効成分は、“マラカイトグリーンシュウ酸塩”なのですが、これに“発癌性”があるらしい。
服用した魚への発癌性なのか、取り扱った人間への発癌性なのかはよく分かりませんが、普通に考えれば人間への発癌性でしょう。
あんまり気持ちのいいものではありません。

さらに、「メチレンブルーの10~20倍の魚毒性を認める」とのこと。
これは非常にいやな感じです。
この“魚毒性”というのも、服用した魚への毒性なのか、服用した魚を食べた人間への毒性なのかは、よくわかりませんが、金魚にとって好ましい特性でないことは明らかです。
いわゆる“劇薬”っぽいものなのでしょうか?
それとも、規定量・規定薬浴期間をしっかり守っても著しい健康被害が生じるようなものなのでしょうか?

うーむ・・・ 困った・・・
しかし、結局のところ、対応は簡単です。
考えても分からないこと、知りたくても調べ方の分からないことは、とりあえず気にしないようにするだけです。
“細菌性の病気には効果が薄い”という養魚場さんの(おそらく)使用感のみを拝借することとします。
これからぼくの中ではヒコサンZを尾ぐされ病の薬とは認めないことにします。
白点虫などの原生生物の駆除薬とみなします。

でも、今回はすでにヒコサンZを使い始めてしまっています。
今さら引き返すことは困難です。
しかたないので、今回に限り、ヒコサンZで押し通します。
今日見てみても、悪化している様子はなかったので良しとします。
水槽丸ごとの薬浴にしてしまったこともとりあえずは良しとします。
薬浴していない金魚のことやフィルターのことや砂利のことや、いろんなことをそれぞれ心配するのは大変過ぎます。
丸ごとやってしまうのがいちばん気楽で安心です。

まぁ、魚病薬なんてものは、飼い主の安心のために使うようなものじゃない、という後ろ暗さはヒシヒシと感じてはいるんですけどね・・・

それから、メイン水槽への合流に向けて、メイン水槽からの水合わせを始めていた新入り蝶尾の水槽も薬浴しています。
こちらは後から気付いたので、細菌性の病気への評判の高いグリーンFゴールド顆粒を使っていたりします・・・

【メイン水槽のお世話・・・水量130Lのプランターで13匹が生活中】
水換40リットル(0.5%食塩水)
ヒコサンZ 4ml(40リットル分の規定量)添加
※尾ぐされ疑惑によりもうしばらく薬浴の予定


・・・出番が少ない 東錦の“はなげ”です

【パールちゃんのお世話・・・水量20Lのプランターにて松かさ病治療中】
水換7.5リットル(0.5%食塩水)
グリーンFゴールド顆粒 およそ7.5リットル分の規定量添加
粉末ココア 小さじ半分ぐらい添加(少し濃い目のつもり)
※やっぱり病状に変化なし・・・

【新入り蝶尾のお世話・・・水量20Lのプランターにて静養中】
水換5リットル(0.5%食塩水)
グリーンFゴールド顆粒 およそ5リットル分の規定量添加


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