世の中には“金魚のエサ”というものが売られています。
「金魚にはこれを食べさせておけば安心」
「栄養バランスもこれでばっちり」
そんなありがたい製品です。
でも、金魚も“金魚のエサ”しか食べないわけではありません。
なにしろフナなんですから、大抵のものなら何でも食べるのが当たり前です。
ときには“金魚のエサ”以外の物もあげてみたくなるものです。(そうかな?)
とはいえ、あんまり突飛な物を与えるわけにもいきません。
人間の食事を与えるのはやっぱり問題がありそうです。
キャットフードやドッグフードもさすがにどうかと思います。
鳥が食べるような雑穀や、リスやネズミが食べるような種子類も、あげたら食べるのかもしれませんが・・・
「果たして腹の足しになるんだろうか?」、「ちゃんと消化できるのか?」、「どこかに詰まったりしないのか?」
そんな不安を感じます。
となれば、無難な選択肢は他の魚種用のエサです。
メダカのエサなら全く問題なさそうな気がします。
川魚のエサも同様です。
フナもメダカもタナゴもクチボソも、野生で食べてる物は大差が無いような気がするからです。
金魚には胃がないらしいけど・・・
メダカやタナゴに胃があるのかどうかも知らないけど・・・
まぁ、すぐにどうこうというようなことはないでしょう。
ぼくは、どちらも使っています。
メダカのエサも川魚のエサも、粒が小さい緩沈降性なので、非常にぼく好みなのです。
成分がどうちがうのかはよくわかりません。
でも、金魚とメダカやタナゴの体型を思い浮かべてみると、なんとなく金魚のエサの方が“こってり”しているんじゃないのかなと想像してしまいます。
ということは、メダカや川魚のエサに対しては・・・
「こってりしていない」≒「さっぱり」≒「淡白」≒「粗食」≒「ヘルシー」
そんな乱暴な思い込みをすることになります。
実際、ぼくは、メダカのエサや川魚のエサに対して、そんな感じのイメージを持っていたりします。
(イメージですよ! なんの根拠もありませんよ!)
本題はここからです。
メダカのエサも川魚のエサも、金魚のエサと同じような価格です。
なので、その品質というか効能というかも、金魚のエサと同じようなレベルであるような気がしないでもありません。
それに対して・・・
熱帯魚のエサはなんであんなに高いんでしょう?
熱帯魚用のエサといっても、大型肉食魚用のエサではありません。
ここで言っているのは極く普通のテトラミンなどのことです。
テトラ社は、金魚用のフレークフードとして“テトラフィン”を、熱帯魚用のフレークフードとして“テトラミン(種類はいろいろあり)”を販売しています。
どちらもブランド力の強い売れ筋商品のはずです。
テトラミンの実物を見たことはありません。
でも、広告の写真で見た感じの印象はテトラフィンとほとんど変わらないように見えます。
テトラ社が自信たっぷりに宣伝する“バイオアクティブ”の売り文句だっていっしょです。
しかし、テトラフィン(52g)の正価は390円。
対して、テトラミン(52g)の正価はなんと1,330円!
なんで、こんなに違うんだろう?
「テトラフィンの方が販売数量が断然多いから」なんてことは無さそうな気がするのに・・・
でも、この価格差が妥当なものなのだと仮定すると・・・
テトラミンはとんでもない高性能フードということになります。
美味しさも
色揚げ効果も
飼育水の汚れにくさも
フンの量も
消化吸収されやすさも
転覆症状の出にくさも
細菌やウイルスへの抵抗力も
腸内での善玉菌の繁殖も
もしかしたら、腹持ちの良さやら増体効果に至るまで・・・
きっといろんな面でテトラフィンよりも優れているのに違いありません。
そんな訳で、ぼくは、この高性能フードの導入を決断したところです。
テトラミンはきっと素晴らしいに違いないのです。
信じる者は救われるのです。
でも・・・ テトラマリンはもっと高いんだよなぁ・・・

・・・決して食べ物に贅沢を言うような育て方はしてないんですけどね
■メイン水槽のお世話・・・水量130リットルのプランターで16匹が生活中■
水換20リットル(0.5%食塩水)
テトライージーバランス4ml添加

・・・黒オラン(元羽衣オランシシガシラ、現更紗オランダシシガシラ)です

・・・いつもあんまり目立たないんで、ついでに正面顔も