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金魚と暮らす365日

金魚に魅せられた初心者の飼育日記です。

キャリコ琉金姉妹(?)を迎えました!

2007年02月12日 | 金魚の紹介

結局、金魚探しに出掛けてしまいました・・・

今回の目的地は本郷三丁目です。
東京大学近くの坂の途中にあるお店です。
レストランまで併設された立派な金魚屋さんです。
なんだかんだで、本日4軒目のお店がここだったのです。

池に浮かべられた舟にたくさんの金魚がいるのですが・・・
ぼくが探している(モザイク透明鱗じゃなくて)ほぼ全透明鱗のキャリコ柄の金魚がワンサカいるのです。
みんな明け2歳になったばかりの金魚です。(多分)

蝶尾や出目金はあんまりいませんが、東錦やキャリコ琉金はたくさんいます。
今までずいぶん探したつもりなのに結局手に入れられなかった金魚がここには“これでもか!?”というほどたくさんいるのです。

いやぁ・・・ とにかくパラダイスです・・・
ワクワクし過ぎて足元に震えがきます。
喜びに我を忘れることなく、慎重に“運命の子”を見つけ出さなくてはいけません。

池の上の細い縁(へり)の上をおそるおそる移動します。
渡し板の上をおっかなびっくり動きます。
嘘のように可愛い金魚ばっかりです。

群れの中に1匹だけ好みの子がいるのであれば話は早いのですが、好みの子ばかりの中から、特別な子を探し出すのは意外にしんどい作業です。
「ひとつのところでじいぃっと動かずにいるのはマナー違反」と聞いたことがありますが、そんなことは気にしていられません。
いろんなところで四つん這いになりながらじっくりじっくり探します。

努めて冷静を心掛けていたところ、少しずつポイントが絞れてきました。
昨日、己の欲望を整理した効果もあるようです。
どの子もみんな魅力的ですが、白の地が多い子に狙いを定めてゆきます。
瞬きも忘れているようで、すぐに目がしょぼしょぼしてきます。
会社のパソコンに向かっているときとは比べ物にならないドライアイ現象です。
それでも、必死にしつこく探し回ります。

ようやく、“この子だ!”という金魚を2匹に絞りました。
同じ舟の中で泳ぐキャリコ琉金です。

早速、網とプラケースを借りて掬わせてもらいます。
家では網を使うことはないので、ちょっと不安です。
「たしか網を水面より上にあげたらいけないんだよな・・・」
「水の中で網に金魚を収めて、その下にケースを持ってきて・・・」

おぼつかない手つきながらも、まずは、白地に赤と黒と浅葱色が入る金魚を掬いました。
で、プラケースを目の高さに持ってくると・・・

ずっきゅーーーんんっ・・・! (いい年をして恥ずかしいですが・・・)

いきなり目が合ってしまいました。
呆れるほどに愛らしい・・・
「もうだめだ・・・」
「この子に決まりだ・・・」

とはいうものの、念のためもう1匹も掬ってみます。
こちらは、白地で頭に赤のワンポイントがある金魚です。
またしても・・・

ずっきゅーーーんんっ・・・! (いい年をしてほんとに・・・)

またまたいきなり目が合ってしまいました。
この子もとにかく愛らしい・・・
「もうだめだ・・・」
「どちらも手放せない・・・」

こうなってしまえば、もはや他の金魚を掬ってみるまでもありません。
運命の子と一度に2匹も出逢ってしまいました。
かなりの確率で姉妹(兄弟?)です。
この姉妹を連れて帰らなくてはいけません。

・・・ほんとに2匹も買うの?
『買うんだ!』
・・・東錦じゃなくていいの? 琉金は転覆しやすそうな気がして避けてたんじゃないの?
『そんな事実はない!』
・・・普通の目とブドウ目で左右が違うけどいいの?(2匹とも)
『可愛いんだから別にいいじゃん!』
・・・尾びれの先に少しだけ裂けがあるけどいいの?(赤黒浅葱の方)
『気にしない!』
・・・軽く片腹っぽいような気がするけどいいの?(赤黒浅葱の方)
『そんなの気のせいだ!』

自問自答なぞ、なんの効果もありません。
この2匹に決めました。
しめて1360円(1匹680円)也。

不思議なことに、金魚を増やすことに付きまとう一種の後ろめたさ(過密でゴメン的な・・・)を今回は全く感じません。
ものすごくスッキリした気分です。

赤黒浅葱のこの子がいれば、もはや次なるキャリコ柄の金魚を探し求めることもないでしょう。
ぼくの理想のキャリコ柄です。
赤のワンポイントの子がいれば、別にシルクの子を探し出す必要もありません。
地の白の色合いが恐ろしいほどにぼく好みなのです。

もみじらんちゅうを己の小心さ故に競り負けた悔しさも・・・
サクラ地金を己のリスク管理の甘さゆえに入札すらできなかったガッカリも・・・
全てきれいに払拭されてしまいました。
「この子たちに出逢うための試練だったのさ(あはははは)」
ってな気分です。

早速、名前も付けてあげます。
なにしろ美人姉妹です。
ふさわしい名前を付けてあげなくてはいけません。

サイズは小さいけれど、意外に豊満なボディだから・・・
“恭子さん”と“美香さん”
・・・ヨメに説明できません。

清楚な印象のままに・・・
“まいちゃん”と“まおちゃん”
・・・さすがに我ながら気色悪すぎます。

少し強そうな感じで・・・
“美憂”と“聖子”
・・・ちょっと中途半端。

強さを求めるのならば、いっそ・・・
“ヴィーナス”と“セリーナ”
・・・ちょっとカッコいいけど、やっぱりねぇ・・・

ちゃんとした(?)名前をきちんと考えました。
赤黒浅葱の子は、“きゃり子”。
赤のワンポイントの子は、“しる子”。
『もはや、キャリコ柄の金魚もシルクの金魚もことさらに探し求めはしない!』
そういう決意の現れです。
この決意を忘れないように名前に刻み付けます。

昔の子沢山の家で末っ子に、“留吉”とか“末雄”とか名付けるに似ています。


・・・きゃり子の黒目勝ちサイドです


・・・きゃり子の普通の目のサイドです


・・・しる子の黒目勝ちサイドです


・・・しる子の普通の目のサイドです(口元の黒い点が萌えポイントですよ!)

■メイン水槽のお世話・・・水量130Lのプランターで14匹が生活中■
水換20リットル(0.5%食塩水)
テトライージーバランス4ml添加

■きゃり子・しる子のお世話・・・水量20Lのプランターで静養開始■
100%新水の20リットル(0.5%食塩水)で静養開始
メチレンブルー 既定量の半分程度を添加
エアーストン投入
ヒーター投入(設定18℃からスタート)







・・・ほんとはもっときれいで可愛いのですが、メチレンブルーを入れてしまったので、しばらくはいい写真は撮れそうにありません

キャリコ蝶尾を迎えてしまいました・・・

2006年11月30日 | 金魚の紹介

biddersでキャリコ蝶尾を落札しました。
落札金額2100円也。
おそらくは小ぶりの二歳魚とのことです。

一目見た時から猛烈に気に入ってしまったのです。
尾びれに鮮やかに黒が入っています。
きれいに放射状に、尾びれの先にまで広がっています。
こんな金魚を我が家の水槽で泳がせてみたくてたまらなくなってしまったのです。

問題は“蝶尾”であること。
我が家のゴチャ混ぜ水槽で蝶尾がちゃんと生活していけるだろうか?
落札までの1週間、悩みに悩みました。
『よし、大丈夫! 飼うぞ!』
『よし、きれいさっぱり諦める!』
気持ちは毎日コロコロ変わります。
そして、諦めの方向にどうしても傾いていきます。

やっぱり問題は“蝶尾”であること。
しかもすごく立派に前方にせりだした尾びれ持っているように見えること。
もしやすると、メガネくん(メノウ蝶尾)よりもさらに泳ぎにくい体型なのかもわかりません。

週末には金魚屋を梯子してみました。
『この“蝶尾”以外の金魚で、こんなきれいな尾びれを持った金魚がいてくれるのならば(その金魚を買うかどうかはともかくとして)今回は諦めよう』というつもりです。
しかし、大型店・専門店を何軒も探し回ってもそんな金魚はいないのです。
当歳でも二歳でも構いません。
三色出目金でも東錦でもオーロラでも、いざとなったら彩錦でも構いません。
でも、めぐり逢えないのです。

なので、あきらめました。
もちろん、この子をあきらめたのではありません。
この子以外でこの子ぐらいにきれいな尾びれをもった金魚にいつか自分がめぐり逢えると信じることをあきらめました。
この子が蝶尾であることはひとまず考えないようにします。
『きっと大丈夫!』
『もしも大丈夫じゃなくても、その時はその時!』
『その時はメガネくんと一緒に別水槽で暮らさせよう!』

で、昨日、その子が無事に我が家に届いたのですが・・・
とてもとても、歓迎ムード・祝賀ムードではありません。
パールちゃん(高頭パール)の松かさ病発症で、我が家は暗く重苦しい雰囲気に包まれています。

うーむ・・・ 誠に申し訳ない・・・


・・・トロピカルゴールドのせいで見えにくいのですが、尾びれの模様にウットリです


・・・泳ぎは下手そうです(どうしよう・・・?)

★★★★ 1円スタート! ”三色蝶尾” ★★★★ ←もっときれいな写真はbiddersにて

【メイン水槽のお世話・・・水量130Lのプランターで13匹が生活中】
水換15リットル

【バールちゃんのお世話・・・水量20Lのプランターにて松かさ病治療中】
水換7.5リットル(0.5%食塩水)
パラザンD 0.75mlぐらい(規定量)添加
粉末ココア 小さじ3分の1ぐらい添加
※病状に変化なし

【新入り蝶尾のお世話・・・水量20Lのプランターにて静養中】
0.5%食塩水5リットルを加える(これで20リットル)
※ヒーター設定を20℃に(←18℃)

ようこそ! 松坂くん!

2006年11月16日 | 金魚の紹介

今日、ついに新しい金魚を迎えました。
江戸錦の当歳魚です。
はるばる新潟から東京のはずれにまでやってきてくれました。

biddersで見つけた江戸錦です。
写真だけで一目惚れです。
頭の赤が濃いのです。
背中一面に広がる浅葱色が鮮やかなのです。
浅葱色ならばうちの“はなげ”(東錦)もそこそこなんですが、背びれの無い金魚の背中でメタリックな輝きを放つ浅葱色は、はっきりいって別物です。
“体色フェチ”気味のぼくには魅力的でたまらない金魚です。

しかし、江戸錦です。
一般的には飼育の難しいといわれる品種です。
さすがに少々気後れします。

でも、この江戸錦は普通の江戸錦とは明らかに違うのです。
とにかく長い!
出品者様のコメントでも、“超長手”、“魚雷のような”とありましたが、笑っちゃうような長さです。
これだけ長ければ、泳ぎも達者なはずです。
それに当歳魚といってもすでに全長9cmとのこと。
我が家のごちゃ混ぜ水槽でも立派にやっていけると信じます。

泳ぎの問題はいいとして(?)、体質も気にかかります。
江戸錦は東錦とランチュウの交配種。
かなりデリケートだそうです。
でも、きっと大丈夫。
この体型から察するに、ちょっと変わった江戸錦です。
東錦の代わりに朱文金が使われているかもしれません。
そして、ランチュウの代わりに鵞頭紅です。
“朱文金と鵞頭紅の雑種!”
そう思えば、体質の心配など無用です。
なので、そう思い込むことにします。

なんにせよ、色と模様に一目惚れした江戸錦がたまたま超長手というのは、ぼくにとっては大ラッキーです。
普通の江戸錦のようにお腹もぷっくりしていません。
それなりの運動神経が期待できそうです。
それに、せっかくきれいな背中なのです。
長ければ長いほど得した気がするというものです。

最大の難関、過密飼育の問題もクリアできました。
この子を迎えれば、うちの金魚は総勢14匹。
でも、この子と出逢えたおかげで、水槽をもうひと回り大きいものにする決心がつきました。
(というか、大きい水槽を置く場所を探し当てることに成功しました)

そして、迎えた江戸錦ですが・・・
期待していた通りの可愛さ、そして美しさです。
泳ぎっぷりも明らかに普通のランチュウとは違います。
まるで和金のような体のくねらせ方を見せてくれます。
目元も可愛いし、口元も可愛い。
写真では気付かなかったのですが、尾びれにまで赤が入っていてこれがまた美しい。

はぁー・・・ 大満足なのです。

ところで・・・
巷は西武ライオンズの松坂投手のことでもちきりです。
ボストン・レッドソックスへの移籍が濃厚なようです。
メディアの話題をさらっています。
なにしろ、独占交渉権を得るために用意されたのがおそろしい額です。
落札金額は60億円。
うちの江戸錦の落札金額は、0.000036億円。
でも、スケールに差こそあれ、落札されたことに変わりはありません。
明らかな共通点です。

というわけで(?)うちの江戸錦も松坂投手にあやかります。
今日からこの子は“松坂くん”です。
頭の“赤”はレッドソックスの資金力を、体の“青”は日本一の豪腕投手をドラフトで引き当てた西武ライオンズの強運をそれぞれ象徴しています。
飼い主に富と栄光をもたらすすごい金魚になってくれるはずです。

本家の松坂投手に対しては、当然のように複数年契約が予想されています。
その点、うちの松坂くんも負けてはいません。
年棒こそありませんが、完全な終身雇用です。
ある意味、長嶋監督並の待遇です。

その代わり、FAもポスティングも認めませんよ。
一生、我が家の金魚です。


・・・松坂くんです 背中の浅葱色が鮮やかなのです


・・・頭の赤も濃いのです


・・・おまけに尾びれの赤も美しいのです

「蒼い錦魚」e021  おまけ付き 川原系江戸錦当歳(約9cm) ←もっと綺麗な写真を見たい方はbiddersへどうぞ

【メイン水槽のお世話・・・水量100Lのプランターで12匹が生活中】
水換15リットル

【シューキンのお世話・・・水量20Lのプランターで合流へ向けて待機中】
水換7.5リットル

【松坂くんのお世話】
ビニール袋に入っていた水(3リットルぐらい?)+10リットル(0.4%食塩水)で静養中
ヒーター投入(とりあえず18℃に設定)
※明日から薄めにメチレンブルーを添加する予定(念のため)


・・・のんびり静養中です

アルビノ東錦とアルビノ琉金の青仔を迎えました!

2006年08月14日 | 金魚の紹介

一昨日のことですが・・・
『1年に2匹だけなら青仔か黒仔を迎えても良い』
という自主規制のもと、金魚を増やすことが解禁となったので、早速、金魚を迎えに行くことにしました。

向かう先は横浜の江田です。
ビッダーズにアルビノ金魚を出品されていた自家繁殖のお店に向かいます。
ホームページにもいろんなアルビノ金魚が載っています。
少々遠いのですが、へっちゃらです。
普通鱗のアルビノと透明鱗のアルビノを迎えに行くのです。

意欲は満々なのですが、少々気後れすることも否めません。
養魚場に行ったことはありませんし、自家繁殖しているお店に行くのも初めてです。
店主さんは若い方のようですが、どんな人でしょうか?
ホームセンターのバイトくんとも金魚屋の店主さんともおそらく違う人種でしょう。
金魚に関してはこちらとは天と地ほどの能力の開きがあるわけです。
「お前なんかにうちの大事な金魚は売れん!」
などと頑固で意地悪なことを言われないかと心配です。

とりあえず、頭の中は整理しておきます。
欲しいのは透明鱗のアルビノと普通鱗のアルビノ。
どっちも今年生まれの小さい仔。
透明鱗の方はできれば、オランダか東錦。
となると普通鱗の方は、琉金か出目金。
ビッターズに和金と琉金のハーフの2歳魚が出品されていましたが、その当歳魚がいたら、それもあり。
これで、なんとかビビらずに自分の希望を伝えられそうです。

途中で雷雨に見舞われましたが、東横線の江田の駅に着くころには小降りになってくれました。
でも、駅からどうやって行けばいいのかよくわかりません。
江田の駅前はとにかく変わっています。
駅前がありません。
目の前にあるのは高速道路だけです。
ヤフーの地図サイトで調べた地図を携帯のカメラに撮ってきましたが、小さすぎてわかりません。
ホームページには「道に迷ったら電話してください」と書いてありましたが、見ず知らずの人にそんなに親切にしていただくのは恐縮です。
とりあえず行ける所までは行ってみます。
で、方角を頼りに(ぼくの腕時計は方角がわかります)適当に歩くと、奇跡的に辿り着けました。

金魚ショップといっても、きれいな住宅地の中の普通の家です。
庭に舟や水槽がびっしりと置かれています。
いきなり気後れします。
ホームセンターの金魚売場の感覚では足を踏み入れられない雰囲気です。
金魚を求めるという確固たる意思を持った者のみが入ることを許される特別な空間です。
一応、その意思はあるので、おそるおそる入ってみます。

他のお客さんが一人だけいたので、自分で勝手に少しだけ見て回ります。
でも、青水がすご過ぎて金魚の姿はほとんどわかりません。
しかし、アルビノ金魚がうじゃうじゃいることは確実です。
不安と期待がどっと膨らみます。

店主さんはほんとに若い方でした。
おそるおそる、『アルビノの当歳魚が欲しいんです』と伝えました。
『飼ってたんですけど死なせてしまって・・・』
聞かれてもいないのに余計な情報を付け加えたりします。
相当緊張しています。

「金魚を初めてどのくらいですか?」
(なんだ? 1年ぐらいだとアルビノの仔は売ってもらえないのか?)
(それとも、1年も経つのに金魚を死なせてるようでは叱られるのか?)
金魚繁殖家への畏敬の念と、立て続けに4匹も金魚を死なせてしまったコンプレックスがぼくを相当に蝕んでいます。
『1年ぐらいです・・・』

「何を飼ってるんですか?」
(なんだ? どう答えればいいんだ?)
(いろいろいるぞ。うちはごちゃ混ぜだもの)
(それはマズイのか? プロの好みに合わないのか?)
『(とりあえず)オランダとかです』
(はっ、でも一緒に飼うわけじゃないよ。安心してね)
『あ、でも、別の水槽で小さい仔だけ飼うつもりなんです・・・』
なにが、“でも”なのか、自分でもよくわからない混乱振りです。
“店主さんの機嫌を損ねては、金魚を譲ってもらえなくなる・・・”という訳のわからない強迫観念に駆られています。

とにかく水槽は全部青水なので、自分で勝手に金魚を物色することはできません。
ホームセンターの金魚売り場の感覚とは全然違います。
ここは完全に店主さんの城内です。
完全にアウェイです。

透明鱗と普通鱗を1匹ずつ欲しいことを伝えました。
ビッターズに出品されていた和金と琉金のハーフは去年だけの産仔で、今年はいないとのことでした。
なので、透明鱗なら東錦で、なかでもなるべく柄が無くて白っぽいのが好みだと伝えました。
店主さんがあちこちの水槽から適当に掬って見せてくれます。
でも、こんな選び方じゃ運命の子には出会えないよ・・・
掬ってもらっても青水が濃いからよく見えないんだよ・・・
たくさんの中からビビビッと来た子を連れて帰りたいんだよぉ・・・
すっかり意気消沈しています。

尾びれのガバッと開いた子が欲しいのですが、どの子もいまひとつです。
でも、とりあえず店主さんが良さそうだといってくれた子をキープします。
ううっ、ほんとにこの子が俺の運命の子なんだろうか・・・?
少なくとも自分は運命に流されている気がします。

次に、普通鱗の子を探します。
舟の中にきれいな尾びれをした出目金の2歳魚がいます。
で、出目金を見せてもらいます。
でも、その子らはあまりにも小さすぎて、東錦との同居は難しそうです。
店主さんもさすがに、「これはお奨めできません」と言っています。

ならば琉金です。
青水の水槽の中に琉金らしいすっきりした顔立ちの子を見つけました。
慌てて掬ってもらいます。
やっぱり、あんまり良く見えませんが、尾びれはガバッと開いています。
体長は2cmぐらい。
この子が運命の子だと信じます。

しかし、この琉金に比べるとさっきの東錦が小さ過ぎるのです。
やむなく別の子を探してもらいます。
やっぱりさっきの東錦は運命の子じゃなかった・・・
今度は、『柄の入った子でもいいです』と言い始めました。
ついに店主さんがちょうどいい子を掬ってくれました。
尾はそれほど開いてないけど、掬ってもらった中では初めての四つ尾です。
別に三つ尾でもいいんですけど、なんだか特別な感じがしてきました。
この子に決めました。

ビニール袋に詰めてもらって、駅まで歩いて帰ります。
“いまひとつドラマチックな出会いじゃなかったなぁ・・・”
“ほんとにこの子達が俺の運命の子なんだろうか・・・?”
いまさらながら、ちょっとした心配が涌いてきます。
これから10年の付き合いになる予定なのです。
特別な子であって欲しいのです。

で、歩きながら、ビニール袋を取り出します。
金魚をじっくり見てみます。
心配は無用でした。
袋に詰められた瞬間にこの子達はぼくにとっての特別な子になっていました。
どこをどう見ても可愛いところだらけです。
東錦の目が右と左で色が違うところも、琉金の尾びれの端が左右ともにちょっとヨレているところも、全部可愛く見えてきます。
横浜には運命の出会いがありました。

それにしても、こんなに可愛い子達を育ててくれて選んでくれて、「アルビノの青仔サイズ2匹で千円になります」とは・・・
安いぞ。
えらいぞ。
やっぱり自家繁殖してる金魚屋さんは偉大でした。

早速ですが、名前も付きました。
透明鱗のアルビノ東錦が“キイロ”です。
普通鱗のアルビノ琉金は“きんいろ”です。
黄色と金色。
2匹あわせて、我が家期待のゴールデンルーキーなのです。

このルーキー達はほんとに可愛いんです。
2匹でいつも一緒にいます。
すごい仲良しです。
この2匹を選んでほんとに良かったと思っています。
金魚屋さんに大感謝です。


・・・アルビノ東錦のキイロです


・・・透明鱗が清楚な感じです


・・・アルビノ琉金のきんいろです



・・・普通鱗の輝きがカッコいいです

【本日のお世話】
水換10リットル

【シロのお世話】
朝・・・水換5リットル(0.5%食塩水)
夕・・・水換5リットル(0.5%食塩水)
※ 昨日よりも少しだけ回復しました(175%→165%)

【キイロ・きんいろのお世話】
5リットル(0.5%食塩水)を追加で水量20リットルに
※ エサやりスタート!

アルビノ和金とキャリコ蝶尾を買ってしまいました

2006年07月29日 | 金魚の紹介

昨日のことですが・・・

金魚を2匹も買ってしまいました。
これで16匹目の金魚です。
水量100リットルに16匹・・・
我ながら途方にくれる現実ではありますが、仕方なかったのです・・・

1泊の研修を終えて、東京駅近くで解散となりました。
時間はまだ15時頃です。
本社に挨拶で顔を出すつもりなど毛頭無く、買い物をしてからさっさと帰ることに決めました。

買い物の目的地は市ヶ谷のお堀端のフィッシュセンターです。
ランチュウのおちびちゃんを買ったお店です。
でも、「おちびちゃんのお友達をもう1匹・・・」などという不純な動機ではありません。
松かさ病(後?)の腹水症状で療養中のシロ(琉金)のために、“食塩水浴専用の塩”でも売られていないか、と思ったのです。

金魚を買うつもりは無かったので、さほどウキウキすることもなく到着しました。
残念ながら、そういう専用の塩的なものは置かれていませんでした。
『これこれのようなものはありませんか?』と店員さんに尋ねるのも億劫なので、すごすごと帰ることにしました。
でも、一応、生体の売場も一周します。

金魚売場には心を揺さぶられるような子はいませんでした。
おちびちゃんの同窓生がまだいましたが、おちびちゃんほど可愛い子はいるはずもありません。
ということで、無事にお店をあとにできることとなりましたが、ついでに熱帯魚も見て帰ることにします。

熱帯魚を飼う気はありませんが、見るのは結構好きです。
古代魚の幼魚を見れば、立派に育った姿を想像して楽しくなります。
グッピーを見れば、その美しい姿にうっとりします(金魚並みに寿命が長ければ、間違いなくはまりそうです)。
コリドラスを見れば、いろんな種類をコレクションすることや、1種類を群泳させることを夢想したりします。

そんな中で、「もしやこれならば・・・? うちの水槽に仲間入りさせられるのでは・・・?」というのを見つけてしまいました。
“ゴールデンアルジーター”です。
なにも説明はありませんが、姿形と名前を見れば、“コケを食べるアルビノタイプの熱帯魚”であることは容易に想像できます。
そしてその愛らしい顔つきにかなり魅せられてしまいました。

もともとぼくには、“ヒドジョウ(アルビノタイプの泥鰌)を水槽に導入する希望がありました。
実際に屋外飼育の時に2度ほど仲間入りさせてみたことがあります。
でも、うちの水槽には砂利も無く、ヒドジョウ自体もどちらかと言えば臆病な性格のようで、なかなか馴染んでくれませんでした。
いつのまにかいなくなってしまうのです。
可哀想ですが、脱走してしまったのでしょう。
さすがに何度も同じ過ちを繰り返すのも辛いので、最近は自粛しているのですが、掃除屋さん的な魚の奇妙な愛嬌には非常に惹かれます。
今日、見つけた“ゴールデンアルジーター”はヒドジョウよりもさらに可愛いのです。

すぐに頭の中は計算と自己弁護でいっぱいになります。
“なんとも愛らしい生き物だ”
“ヒドジョウのキョトンとした目よりも、この子らのクリッとした目の方が可愛いぞ”
“ヒドジョウは臆病そうだけど、この子らは図々しそうだ”
“値段もヒドジョウ(450円)より安い(250円)じゃないか”
“でも、このゴールデンアルジーターに1匹分の酸素と1匹分の水量を占有されてしまってもいいのか?
“ゴールデンアルジーターを飼うのなら、金魚を1匹増やしたほうが断然いいんじゃないか?”
“でもゴールデンアルジーターはドジョウと違って壁に貼り付いて生活する魚に見えるぞ”
“ドジョウよりも石巻貝に近い生き物かもしれない”
“酸素を消費されるのは仕方ないにしても、水量を占有されることは計算に入れなくてもいいのでは?”
“そうだ、そうに違いない”
“他の金魚に迷惑をかけずに、水槽内に魚を増やせるぞ”
“やった! いいのを見つけたぞ!”

すっかり、買う気満々です。
でも、多少の慎重さも無いわけではありません。
“でも、ゴールデンアルジーターは金魚と同じ水質で飼えるのか?”
“(ヒーターは入れるにしても)水温は同じぐらいで大丈夫なのか?”
“よし、駅前の本屋で熱帯魚の本を見てから考えよう!”

で、早速、本屋で立ち読みです。
でも、そんな詳しいことは載っていません。
適応する水質も水温も寿命も最終的な大きさも、コケ以外のエサも食べられるのかどうか(食べられないと餓死させるおそれあり)、そういう知りたいことは載っていません。
やむなく、今日は引き上げることにします。
家でネットで調べてから出直しです。
金魚と違って、“なにがなんでもこの子!”というこだわりはないので、気は楽です。

おとなしく帰ろうとしたのですが、偶然、一冊のアクア誌に目が留まりました。
これがいけませんでした・・・
たまたま金魚特集がされているアクア誌です。
あまり期待せずにめくってみます。
特集ページはちょっとだけです。
新しい品種のことなどがいろいろ紹介されています。
「買うほどの本じゃないな」と思いながらも、一応、目を通してみます。
そうしたら、見ちゃったのです。
アルビノオランダのきれいな写真が載っていたのです。
そして、この間の日曜日に買わずに別れたアルビノ和金を強烈に思い出してしまったのです。

その日に買ったアルビノ東錦もすごく可愛いです。
全身透明鱗で、きっときれいな金魚に育ってくれることでしょう。
でも、買わずに別れたアルビノ和金のキラキラと金色に輝く姿も忘れ難いのです。
再度着火してしまった欲望の炎はもはや消すことはできません。
後先のことも考えずに、中野の金魚専門店に向かいます。

ほどなく到着し、早速アルビノ和金を探します。
アルビノ琉金もモザイク透明鱗のアルビノ東錦もいますが、浮気心はそれほど涌きません。
(アルビノオランダがいたらわからなかったですが)
なにしろ、ここのアルビノ和金(2歳)はきれいなのです。
小さいけれど、みな器量良しなのです。
その中でも一番の器量良しと思う子をなんとか選んで買うことにしました。
3000円也。

これだけで済めば良かったのですが、これだけでは済みませんでした。
キャリコ蝶尾の当歳魚に注目してしまったのです。
こないだの日曜日に来たときにもいたのですが、そのときは、
“キャリコ蝶尾といっても、三色出目金じゃないか・・・”
“尾びれも普通の四つ尾じゃん・・・(生長したら蝶尾になるのかもしれないけど)”
“可愛いけど出目金を飼う気は無いよ”
“世話の焼けるひ弱な子はメガネくんだけで十分だ”
などと思って、よぉく見ることをしなかったのです。

ところが、今日はたまたま見つけちゃったのです。
ぼくのずっと捜し求めていた理想のキャリコ柄の金魚を。

もともと、はなげ(うちの東錦)を探していた時もそうだったのですが、ぼくは三毛猫のような感じのキャリコ柄の金魚が欲しかったのです。
各色が散らばり過ぎずに、適度に固まっていて、それでいてバランス良く配置されていて・・・、そんな柄が理想だったのです。
そして、それが透明鱗だったら、まさに言うことなしです。

で、そんな子がいちゃったんですねぇ・・・
ほぼ全身透明鱗。
色の配置は理想どおり。
透明鱗ゆえの、目の周りの黒さも愛らしい。

何度目かの一目惚れです。
どの金魚を連れて帰るかを決めるときにはいくつかのパターンがあると思います。
一つ目が「欲しかった品種にたまたま出会えた」というパターン。
うちで言えば、シューキン(秋錦)や黒オラン(元羽衣オランダシシガシラ)、ヤナギさん(桜出目金)のパターンです。
二つ目が一番多いと思いますが、「何匹かの中から一番器量良しの子を選ぶ」というパターン。
シロ(琉金)、丹頂、(2代目)オランちゃん、茶金、青琉金、新入りのアルビノ東錦のパターンです。
そして、三つ目が“一目惚れ”、「この子じゃなくちゃダメなんだ! なにがなんでも連れて帰りたい!」というパターンです。
ハゴロモ(白黒シューキン)、はなげ(東錦)、パールちゃん(高頭パール)、メガネくん(メノウ蝶尾)、おちびちゃん(ランチュウ)のパターン。
今回もまたもや一目惚れです。
この子の代わりはいない。
そんな運命の子です。

蝶尾だろうが三色出目金だろうがそんなことはどうでも良いです。
むしろ、三色出目金の方が泳ぎが上手そうで嬉しいくらいです。
蝶尾らしからぬサクラ尾までもが愛おしく見えてきます。
800円也・・・

で、結局、2匹を連れて帰ることになりました。
しかし、なにしろ、水量100リットルに16匹です。
運命を正当化するのもいいですが、無計画さを反省することも必要です。
うーむ、どうしよう。

一晩だけ静養させて、今日には早速合流です(ここでも無計画・・・)。
アルビノ和金はそのまま水槽へ、キャリコ蝶尾はランチュウのおちびちゃんとアルビノ東錦が暮らすザルの中へ。
さぁ、これから大変だぞ。
と思いながらもワクワクがとまりません。

それから、新しい金魚たちの名前が決まりました(というか、ぼくの中で定着しただけ)。
ランチュウのおちびちゃんは“おちびちゃん”。
アルビノ東錦は“しろしろちゃん”。
アルビノ和金は“ワキン”。
キャリコ蝶尾は“ミケコ”。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

最後に、ゴールデンアルジーターのことですが・・・
水質も水温もどうにかなりそうです。
コケ以外の物も食べるそうです。
でも、意外と大きくなるんだそうです。
そして、意外と凶暴らしいです。
コケのようにヌメヌメした物が好みのようで、金魚の粘膜に噛り付いてきたりするそうです。
あー、買わなくてよかった・・・


・・・アルビノ和金の“ワキン”です


・・・合流!


・・・キャリコ蝶尾(?)の“ミケコ”です


・・・可愛いです


・・・合流!(ザルだけど)

【本日のお世話】
水換20リットル

水草撤去(詳細は追って・・・)

【シロのお世話】
水換5リットル(0.8%食塩水)

※少しだけ回復傾向です(昨日170%→今日165%)。
※エサを少しだけあげ始めました。

【丹頂・ハゴロモ・シューキンのお世話】
昼・・・水量20リットル(飼育水10リットル+0.5%食塩水10リットル+10リットル分のヒコサンZ)で静養開始。
夕・・・水換5リットル(0.8%食塩水)
    10リットル分のヒコサンZ 添加

※ハゴロモの尾びれが少しだけ裂けてしまった(多分物理的な原因による)ので、この機会に尾びれに不安を抱える三匹を療養させることとしました・・・

アルビノ東錦を買ってしまいました

2006年07月23日 | 金魚の紹介

新宿に用事があったので、ついでに中野区南台の金魚専門店に寄って来ました。
今日の狙いは2つ。
ひとつは、オーロラ。
ぼくの憧れの金魚です。
そして、もうひとつはランチュウのおちびちゃんのお友達。
金魚を増やすことにはそれなりにブレーキをかけてきたはずなのに・・・
なんだか、たがが外れてしまった感じです。

早速、オーロラ、ミューズ、彩錦の当歳魚を見つけました。
入荷から結構時間が経っているのか、器量良しはあんまりいないみたいです。
透明鱗でもモザイク透明鱗でもいいし、尾びれが短くても長くてもいいから、とにかく色がバランスよく入っていて、尾びれがガバッと開いたオーロラが欲しいのですが、残念ながら見つかりません。
しつこくしつこく水槽を眺め回しましたが、運命の子にはめぐり合いませんでした。

ならば、ということで、今度はランチュウのおちびちゃんのお友達を探します。
うちの金魚は総勢13匹。
冷静に考えれば水量100リットルで、これ以上増やせるはずがありません。
でも、自分に対してこんな言い訳を考えました。
“ランチュウのおちびちゃんは現在ザル暮らし”
“ザル暮らしはうまくいってるし、もうしばらくはザル暮らしで大丈夫”
“でももう少し育ったらザルから卒業させてあげないとさすがに窮屈”
“そうかといって、いきなり水槽に合流させたら他の金魚にはかなわない”
“となると、そこそこに育つまでは別居させなくてはならなそう(別居後にどう合流させるかは後回し)”
“どうせ別居させるんなら、1匹でも2匹でも変わりはない”
“だから、もう1匹だけ稚魚を買っても問題はない”

ということで、小さい金魚(青仔や黒仔)を物色します。
ランチュウの黒仔(といっても、おちびちゃんより全然大きい)はたくさんいますが、おちびちゃんほど可愛いランチュウがいるはずもありません。
熱心に探す気にはなかなかなりません。
土佐金の黒仔もいますが、さすがに土佐金を買うほど自分を見失うわけにもいきません。

そんなこんなで、店内をうろうろしていたら、可愛い金魚と目が合いました。
アルビノ和金の2歳魚です。
金色の体色がやけにきれい。
体高があって、尾びれもガバッと開いています。

アルビノといえば、体質が弱そうなイメージもありますが、ぼくの場合はそれよりも赤い目が好きになれないように思っていました。
ところが、意外と可愛い。
赤い目がターミネーターのように無機質に光る瞬間と、小動物らしい無邪気な輝きを放つ瞬間とが、交互に訪れるのです。
うーむ・・・、アルビノも可愛いんだ・・・
すっかりアルビノ和金の虜になってしまいましたが、やっぱり和金。
うちの水槽内で無闇に元気に大きく育たれても困ります。
なんとか、思い止まります。

でも、アルビノを選択肢に加えると、店内に可愛いちびっ子達がたくさんいます。
まずは、アルビノ琉金の2歳魚。
金色の体色はものすごく素敵だけど、あんまり器量良しではありません。
それに、できれば当歳のちびっ子が欲しい・・・

そして、結局、選ぶことにしたのが、赤目東錦とアルビノ東錦の水槽です。
2種類の東錦(+津軽錦)のちびっ子達が泳いでいます。
どれもこれも器量良しばかりです。
モザイク透明鱗で目が赤いのが赤目東錦、全身が透明鱗で目が赤いのがアルビノ東錦ということなのかと思いますが、よくわかりません。
モザイク透明鱗の金色にも惹かれましたが、この金色に浅葱色が乗ってきたらどんな感じになるのか、うまく想像できません。
で、全身透明鱗のアルビノ東錦の中から、なんとなく生長しても白っぽい感じになりそうな子を選びました(但し、根拠は無し)。
体長は1.5cm。
ランチュウのおちびちゃんの今の大きさと同じくらい。
2000円也。

店員のお兄さん曰く、『みんなが思うほどアルビノは弱くありませんよ。ランチュウや土佐金に比べたら全然強いですよ』とのこと。
またまた無計画に買ってしまいましたが、きっと大丈夫でしょう。
店員さんは、『でも、稚魚はとにかく弱いですよ』とも言ってたけど・・・
大丈夫、ランチュウのおちびちゃんも元気にしてるから。

家に帰って、早速、合流。
薬浴期間なんて無しです。
早くエサをあげたいのです。
(入荷して3週間ぐらい経ってたらしいし)
とりあえず、今晩はランチュウのおちびちゃんとは別のザルで明かします。
明日はほんの少しだけエサをあげます。
そして、明後日にはランチュウのおちびちゃんと同居開始の予定です。

それにしても、金魚の稚魚は可愛いなぁ。


・・・らぶりー


・・・器量良し


・・・手前のザルがランチュウ、奥のザルがアルビノ東錦

【本日のお世話】
昼・・・水換15リットル
夕・・・食塩75g投入

※食塩水浴は終了するつもりでしたが、新入りが合流したのでとりあえず塩を追加しておきました

【シロのお世話】
水換5リットル(0.5%食塩水)
粉末ココア 小さじ4分の1 添加

※容態に変化はありません
※水温をもう少し上げてみました(26℃→28℃)

ランチュウを買ってしまいました

2006年07月08日 | 金魚の紹介

今日は新宿に用事があったのでヨメと一緒に出かけました。
用事を済ませた後はしばらく別行動。
ぼくは金魚屋さんを見て回ります。
そんなときのぼくの気分はこんな感じです。
『いまさら金魚を増やせるはずもないんだけど・・・』
『でも、きれいなオーロラが見つかったら買っちゃうかもなぁ・・・』

早速、デパートの金魚売場を見て回りますが、残念ながら出会いはありません。
ほんとは、南阿佐ヶ谷(方南町?)から中野に最近移転したばかりの専門店に行きたいところ(去年オーロラが入荷されてるのを見たことがあります)ですが、住所を控えてくるのを忘れてしまいました。
やむなく、市ヶ谷のお堀端のフィッシュセンターへ。

ここで、ランチュウを買ってしまったのです。
色変わりしたばかりの稚魚です。
値段は500円。
我ながら、意外な感じです。

金魚を買い始めてからランチュウを飼おうと思ったことはありませんでした。
考えるまでもなく、
『オレの技術では無理に決まってる』
『うちの金魚たちと一緒に飼えるわけがない』
と思っていました。

でも、買っちゃった・・・
しかも、体長1cmのチビ助を・・・

水槽の中にはたっくさんの稚魚が泳いでいました。
水もきれいで死んで漂ってるような金魚もいません。
たまたま水槽も高い位置にあり、しゃがんだり中腰になったりしなくても良く見えたのです。
もちろん、早い段階でハネられた稚魚たちなので、みんな決して器量良しではありません。
それでも、ほとんどが褪色も終えていない稚魚たちの群れは希望の塊のように見えました。
ついついよーく見てしまいました。
そしたら、可愛い子を見つけちゃったのです。

どう育っても飼育本に載ってるようなランチュウにはなりっこないのでしょうが、やけに可愛いのです。
背中が滑らかで、お尻が下がりすぎていません。
ぼく好みです。
身体はほとんど白ですが頭の上の方が赤いのです。
そして尾びれも赤いのです。
これも、ぼく好みです。
そして、尾びれはほぼ平付き尾なのですが、やけに大きいのです。
至るところ、ぼく好みです。

『ちゃんと育てられるのか?』
『いったいどう飼うつもりなんだ?』
なんていう理性の問いかけに耳を貸すことができませんでした。
うちの子にしたくてたまらなくなってしまいました・・・

で、買っちゃったわけですが、冷静になってから考えると不思議で仕方ありません。
なんで買っちゃったんだろう?
後悔してるわけではありませんが、あまりにも自分らしくない衝動買いでした。
よりによってランチュウを買うなんて、しかも稚魚を・・・

でも少しだけ分かる気もしてきました。
療養中のシロ(琉金)のお世話のせいで、必ずぶつかるであろう困難に対して感覚が麻痺していたのか・・・
あるいは、シロのお世話で疲弊しきった精神状態が、無条件で可愛らしい生き物を求めていたのか・・・

でも、おちびちゃん(ランチュウの仮の名)はほんとに可愛いのです。

別に太んなくてもいいし、細長く育っちゃってもいいんだよ。
頭がツルンとしたまんまでもいいんだよ。
平付き尾がでかすぎてランチュウらしくなくてもいいんだよ。
赤いところが白くなっても構わないよ。
元気に育っておくれよ。


・・・買ったばかりのおちびちゃん


・・・うちの金魚たちとちょっとだけご対面


・・・可愛いぞ!


・・・さて、どうやって飼育しよう? (計画性なし)

【本日のお世話】
水換10リットル

【シロのお世話】
水換3リットル(0.5%食塩水)
※なんとなく回復傾向です!

【おちびちゃん(仮)のお世話】
水量6リットル(0.5%食塩水)で静養開始

金魚の紹介⑬(青琉金)

2006年02月04日 | 金魚の紹介

我が家で一番新しい12番目の金魚は青琉金です。
今年の正月に飼った金魚ですが、非常に器量よしです。
買ったときから感じてはいたのですが、可愛い。
色も体型も尾鰭も顔つきも、どこをとっても可愛いです。
おまけに泳ぎも上手で人懐っこくて。
ほんとに文句なしの金魚です。

来たときはメガネくんと大差のない小ささだったのですが、餌をもりもり食べて順調に大きくなり始めています。
できれば、褪色することなく、このまま青く大きく健康に育っていってほしいと思います。





【本日のお世話】
水換15リットル(朝)+7.5リットル(夕方)
水作エイトM(手前)掃除+濾材交換+カートリッジ内の活性炭詰替
水作エイトM(奥)掃除

金魚の紹介⑫(ヤナギさん・・・桜出目金)

2006年02月03日 | 金魚の紹介
ヤナギさんはインターネットオークションで手に入れました。
ずっと桜色の金魚が欲しかったのですが、近所ではなかなか見つかりません。
桜琉金はなんとか見つかるのですが、ぼくが欲しい赤勝ち更紗は見つかりません。
桜東や京桜なんてのは夢のまた夢です。
でも、インターネットオークションなら桜琉金も桜東も出品されています。
京桜さえいます。

利用したことは無いのですが、思い切って入札してみることにしました。
狙いは桜出目金。
写真で見る限り、きれいな赤勝ち更紗。
尾鰭に黒が入っているのがものすごく好み。
出目金といってもそんなに極端な出目ではないし。
大きさも小さめで、メガネくん(メノウ蝶尾)といいコンビになってくれるかも。

でも、一番気に入ったのは、その体型。
結構長い。
長めの琉金体型と見ました。
このぐらい長かったら転覆の心配もしないですみそうだ。

ということで、入札したら、他に入札者はおらず、見事落札。
お金を払い込み、数日後、宅配便にて無事到着。

なのですが、開封してみてちょっとびっくり。
“でかい・・・”
説明にあった体長よりもずいぶんでかい。
これではメガネくんとコンビは組めない。

そして、
“長い・・・”
桜出目金という名前に惑わされて、長めの琉金を想像していたのに・・・
届いたのは、どうみても四つ尾の柳出目金・・・
もちろん、写真の通りの個体で、出品者には何の非もないのですが・・・
自分のフィルターを通して、勝手に自分に都合の良いように脳に認識させていたようです。

さらに、
“顔がいかつい・・・”
おんなじ出目でも、たれ目に見えるメガネくんとは反対につり目に見える。
非常に“武闘派”な印象です。

うちに届くまでは、“桜ちゃん”というような名前を考えていましたが、とてもとても“○○ちゃん”なんて感じではありません。
結局、“ヤナギさん”で定着しました。
相手は金魚なのにさん付けです。

水槽に合流させると、猛スピードで泳ぎます。
さすがは柳出目金。
我が家のスピードスターです。

でも、体型にも関係するのかしれませんが、やけに警戒心が強い。
最近ようやく慣れてきてくれましたが、なかなかぼくにも他の金魚にも慣れてくれませんでした。
ひとりで底の方をひゅんひゅん泳ぎ回ってばかりいました。

体色についてはぼくの理想通りです。
後はもう少し太ってくれたらいいなあ、と思っています。
性別はわかりませんが、できればもう少しおだやかな顔付きになってほしいとも思っています。





【本日のお世話】
水換10リットル

金魚の紹介⑪(メガネくん・・・メノウ蝶尾)

2006年02月02日 | 金魚の紹介

メガネくんはうちのアイドルです。
うちでは、全てにおいてメガネくんがひいきされているともいえます。

小さくて、出目で、泳ぎも餌とりも下手くそで、おまけにエラまくれで。
とにかく放っておけないのです。
心配でならない金魚ですが、なぜか一際愛おしく感じてしまいます。

近所のホームセンターでメガネくんを見つけたときも、出目系の金魚を飼うつもりは全くありませんでした。
視力が悪いらしいし、目玉は傷つきやすいし。

普通の蝶尾だったらきっと買わなかったでしょう。
まず“メノウ”というよくわからない色に惹かれました。
で、よく見てみるすごく可愛らしい。
『随分小さいな』とは思いましたが、思い切って飼ってしまいました。

でも、家に帰って他の金魚と比べてみると、その小ささにびっくり。
慎重に薬浴期間を終えても、合流させる気になりません。
あまりにもか弱そうで。
質量的には、オランちゃんのおそらく20分の1ぐらい。
小さめの茶金ですら、メガネくんの5倍はありそうです。
餌をとれないのではないかという以前に、『さすがにこれだけ小さいといじめられるのではないか』と心配だったのです。

でも、いつまでも別水槽に入れておくわけにもいきません。
そんなスペースは我が家にはないのです。
やむなく、水槽にザルを浮かべてその中で暮らさせることにしました。
ここなら他の金魚に突っつかれることもないし、餌も確実に食べられるだろう、ということです。
とにかく、餌をたくさん食べて早く大きくなってもらわなくては困るのです。

しかし、食べない。
うーむ・・・
そんな予感はあったのですが、食べないし、泳がない。
金魚は一人ぼっちだと無気力になるようです。
これではいつまでたっても事態が好転しない。

で、しかたなく、合流させました。
そうすると、泳ぐし、餌も食べる。
他の金魚も意地悪はしない。
無神経にドンッとぶつかったりはしているけど。
これなら大丈夫ということで、見切り発車も結果オーライ。

それにしても、餌をとるのは下手。
やっぱり目が良くないみたい。
底に沈んだ餌とか沈みかけの餌とかは不自由なく取れるのですが、浮かんだ餌をとるのはほんとに下手。
いっつも見当外れのところでパクパクしています。
そのくせ、小粒の餌でも1粒2粒ほおばると、すぐ下にもぐってしまいます。
おいおい、そんなことじゃいつまでたっても大きくなれないぞ。
とこちらはいつもやきもきしています。

さらに、小さいだけならまだしもエラまくれなのです。
左側のエラがまくれて、エラが見えています。
買ったときから、なんだかエラの端っこが反り返っているように見えるぞ、と思ってはいたのですが、当時はエラまくれなんて言葉は知らなかったのです。
外科的な処置で治すこともできるそうですが、ぼくには無理。
ま、命に別状があるものではないそうなので、なんとかがんばってほしいものです。

名前はすぐに“メガネくん”と定着しました。
「がんばれベアーズ」みたいな外国の映画などでよく見る“スポーツは苦手だけど頭がすごく良い子”のイメージです。
「博士くん」みたいなイメージですね。
鈴木京香と江波杏子と一緒のCMで「エコキュート!」と言ってる男の子のイメージでもあります。

とにかくうちで一番可愛がられているメガネくんなのですが、なかなか大きくなる気配がありません・・・
性別なんて見当も付きません。
とにかく元気に長生きしてほしいと思っています。





【本日のお世話】
水換10リットル

金魚の紹介⑩(茶金)

2006年01月29日 | 金魚の紹介
うちの9匹目の金魚は茶金です。

茶金を迎える前にうちでは大きな変化がありました。
水槽が大きくなったのです。
現在使っているものですが、水量が約100リットルになりました。
これまでの50数リットルから、ぐんと大きくなりました。

50数リットルの時には、自分なりに8匹を限度にしようと頑張っていました。
気に入った金魚がいても一生懸命に粗を探して購入をあきらめてきました。
でもこれで増やすことができます。

早速、立川の金魚屋さんへ茶金を買いに行きます。
3週間ほど前に入荷された茶金の当歳魚がまだ残っているはずです。
いました。
でも、だいぶ数が減っている。
うーむ、器量良したちは既に買われてしまったか・・・

しかし火の付いた購入欲は止め難い。
なんとか1匹をチョイスします。
これで、うちの水槽に茶色のカラーを加えられる。
うきうきで家に帰ります。

でもよくみて見ると、どこか変。
尾鰭が左右で角度が違う。
左の尾鰭が下がっている。
胸鰭もちょっとよれよれしている。
うーむ、またやってしまった・・・

『何が何でも今日連れて帰るんだ』
という妙な強迫観念にかられて、やってしまいました。
上見での確認もせずにやってしまった。
なんと進歩の無い・・・

で、なんか特徴が薄いんだよなあ。
うちの水槽の中では、大きさも食欲も泳力も普通。
そして人懐っこさはいまひとつ。
頭も微妙に肉瘤が乗っていてやけに中途半端。
良くても悪くてもいいから、なんか目立つところを持ってもらいたいんです。

尾鰭が治ることはなさそうだけど、茶色はきれいだし、尾鰭も長いし、病気もせずにがんばってくれています。
がんばれ、茶金。
もっと元気を出せ!





【本日のお世話】
水換15リットル

金魚の紹介⑨(パールちゃん・・・高頭パール)

2006年01月27日 | 金魚の紹介
パールちゃんは高頭パールです。
でも、頭部の肉瘤は2つに分かれていて水泡状です。
浜錦とどこが違うのかな?
体は更紗だけど頭は白い。
肉瘤も白い。
でも、肉瘤の真ん中にオレンジ色のワンポイントが愛くるしい。
ほんとに器量良しの可愛い金魚です。

パールちゃんは近所のホームセンターで売られていました。
可愛いなあ・・・
とは思いましたが、なかなか買う決断はできません。
どの飼育本を見てみても、「浜錦は難しい」と書いてある。
どう難しいのかはわからないけど。
浜錦が難しいのなら、この子も難しいということになりそうだ。
うーむ・・・
という訳です。

一旦は購入をあきらめましたが、1週間後もまだいます。
高頭パールは5匹ぐらいいたのですが、全然売れていないようです。
他の人もぼくと同じように躊躇していたのでしょうか?
それとも「変な金魚」と思われていただけかな?
結局、今回も決断はできませんでした。

この真ん丸いボディを見ると、愛らしさと同時に転覆の不安を感じざるを得ません。
なかなか決断できない。
でもすごく可愛い。

次の週の土曜日になってもまだ売れていません。
嬉しいような寂しいような。
『元気なうちにいい人に買われればいいのに・・・』
という気持ちと、
『やっぱりうちの金魚になる運命なのでは・・・』
という気持ちが交錯します。
結局、この日も決断できず、すごすごと帰りました。

でも、1日経って日曜日。
突如決断します。
なんの根拠もないくせに、『買うぞ』と。
幸いまだ売れていませんでした。
おかげでとうとううちの金魚になってくれました。

パールちゃんはほんとに愛らしい金魚です。
期待していた以上に可愛い。
丸い体のくせによく泳ぎます。
非常に活発。
パール鱗には特別な思い入れはないのですが、透明鱗がすごくきれい。
それまでうちの水槽にはなかった落ち着いたオレンジ色。
あーきれいだなー、とうっとりしました。
透明鱗だからこその黒目がちな瞳も可愛い。
いきなりうちの水槽の主役に躍り出ました。

そして、なんといっても、とにかく人懐っこい。
ぼくを見つけると真っ先に寄って来る。
エサがもらえるまでひたすら立ち泳ぎ。
写真を撮ろうとしても、ついついパールちゃんを追い掛けてしまいます。

どうなんだろう?
ほんとに飼育は難しいのかな?
問題は体型からくる転覆なのかな?
本にはガス病にもかかりやすいようなことが書いてあった。
まあ、大丈夫でしょう。

最近、おでこの肉瘤だけでなく、ほっぺたやあご周りにももこもこの肉が乗ってきました。
いやー可愛い。
こんな可愛い金魚がうちの子になってくれて、本当に幸せです。

可愛い顔してるくせにオスみたいなんですけどね。





【本日のお世話】
糞掃除のみ・・・

金魚の紹介⑧(シューキン・・・秋錦)

2006年01月26日 | 金魚の紹介
黒オランを迎えて6匹になったうちの水槽ですが、色のバランスがやや崩れた感じがしてきました。
金魚の色といえば、もちろん赤。
その赤の割合がが少なくなってきてしまった。

うちで赤い金魚といえば、琉金のシロ(赤勝ち更紗)とオランちゃん(素赤)。
丹頂もハゴロモも東錦のはなげも体の大部分は白。
黒オランはほぼ黒(当時は)。
赤い金魚が少ない。
こりゃいかんぞ。

そんなどうでも良い理由から、赤い金魚が欲しくなりました。
できれば、背鰭の無い金魚がいいなあ・・・
そうすれば琉金やオランダとかぶらない。

背鰭の無い金魚といっても、ランチュウは無理。
どう考えてもぼくには無理。
かといって、水泡眼や頂天眼も無理。
『みんな、この子は目が悪くて泳ぎも上手じゃないから、ぶつかったりしないように、エサも分けてあげるように、気を使ってあげてね』
そんなことを言ってもうちの金魚が聞いてくれるはずがない。

うーむ、となると秋錦か・・・
でも、近くの店で売ってるわけがないし・・・
と思っていたら、すぐに見つけました。
立川の金魚屋さんで。

わあ・・・
鰭の先まで真っ赤だ。
猩々ってやつだ。
尾鰭が長い、ひらひらだ。
ちゃんと秋錦って書いてある。
本に載ってる金魚みたいだ。
値段もそんなに高くない(2000円)。

おや・・・でも・・・
シューキンは低い位置にある大きな水槽に1匹だけで泳いでいました。
ぼくは上から見ています。
お腹の張り方が右と左で違う。
右だけぼっこりと膨らんでいる。

うーむ・・・
どうしよう・・・
ま、いいか。
買ってしまいました。

東錦のはなげにしても、黒オランにしても、ちょっとした欠点はすぐに気にならなくなる、という経験則がぼくにシューキンを買わせたのだと思います。

お腹の膨らみが左右で違ったってたいしたことないじゃん。
尾鰭はとにかく長くてひらひらだし。
鰭先まで真っ赤で、背中もすごくきれいだし。
おまけに、いかにも肉瘤があがってきそうな頭の形。
お腹なんてそのうち治るさ。
治らなくても気にならなくなるもんだ。

今にして思うと、ある意味その通りでした。
欠点よりも長所に目がいくものです。
肉瘤は豊かになってきたし、ひらひらの尾鰭にもうっとりです。
ついでにお腹も少し治ってきたみたい、な気がします。

でも、お腹のアンバランスについては最近ちょっと心配になってきました。
腎肥大症の症状がこれと同じ、と本に書いてありました。

頼むから元気でいてくれよ。
たぶんオスです。


・・・メチレンブルー浴後にできた目の周りの隈がまだ残っています
・・・いつもはもっと可愛い顔をしています
・・・尾鰭の真ん中が横方向にちょっと切れています
・・・これは治らないだろうなぁ



【本日のお世話】
水換7.5リットル

金魚の紹介⑦(黒オラン・・・羽衣オランダシシガシラ)

2006年01月25日 | 金魚の紹介
5匹目の金魚である“はなげ”(東錦)を買った後、うちの飼育環境には大きな変化がありました。
水槽が大きくなったのです。
20数リットルから50数リットルへ。

これまで20数リットルに5匹の金魚。
しかもメダカも同居。
だけど、みんな元気で病気知らず。
これが50数リットルになったのだから・・・

『金魚10匹でも楽勝だ!』
と思い込むのは当然の流れです。
10匹というのは大袈裟だとしても、気に入った金魚を見つけたら“買い”です。
黒オランはそんな状況下で見つけた羽衣オランダシシガシラです。

見つけたのは立川の金魚屋さん。
同じ水槽に2匹の黒いオランダシシガシラがいました。
“羽衣オランダ”の貼り紙があります。
確かにお腹の辺りが白い。

ちょうど青文魚を何件か探していたときでした。
黒でも青でも似たようなものでしょう。
だって羽衣だもん。
ということで、即、買いです。

褪色の進行が左右均等な方の1匹を選んで、家に帰りました。
でも、水槽に入れてみると、なんか他の金魚たちと違います。
妙に細長く見える。
尾鰭(四つ尾)の開きがほとんど無いのです。
水面でエサくれ状態のときは、きれいに尾鰭が開くのですが、ひゅんひゅん泳いでいるときはほとんど閉じています。

うむ、またやってしまった・・・
はなげを買ったと時と同じ失敗だ・・・
金魚屋さんでは、浮かれてしまい横から見ただけで選んだので、尾鰭の開き具合にまで気が回らなかったのです。

でも、飼ってみると愛着が湧くものです。
閉じた尾鰭も気にならなくなります。
うちの金魚たちはぼくの姿を見つけると、いつでも「エサくれ!」でホバーリング状態なので、黒オランもきれいに開いた尾鰭を見せてくれます。
黒と透明とが縞模様をなしていて、揚羽蝶のようです。
でも、当時は屋外の青水飼育だったので、黒い金魚は見つけにくくて困ったりもしました。

そんな黒オランも最近は急速に褪色が進みつつあります。
いったい何色になるんだろう?
できれば、ネット通販とかで「三色オランダ」「孔雀オランダ」「トリカラーオランダ」などという名前で見かける赤白黒の三色金魚になって欲しいと思っています。
ま、そううまくはいかないとも思うのですが。

性別はよくわかりません。
顔だけ見るとオスなんですが・・・





【本日のお世話】
水換7.5リットル

金魚の紹介⑥(はなげ・・・東錦)

2006年01月24日 | 金魚の紹介
“はなげ”は探して探して探してやっと見つけた東錦です。

更紗(シロ)、白地に赤のワンポイント(丹頂)、素赤(オランちゃん)、羽衣(ハゴロモ)と色が揃ってきたうちの水槽にどうしても“赤・白・黒・ちょっと青”のキャリコ柄の金魚を加えたかったのです。
でも、当時は琉金の転覆が心配で仕方なかった時期。
だからキャリコ琉金は対象外。
出目金もだめ。
視力が悪くて目が傷つきやすいと本に書いてあったから。
となると、やっぱり東錦でしょう。

だけど、なかなか好みの東錦は見つからない。
近所のお店でもたいてい東錦はいるのですが、どれもいまいち。
そもそも金魚の飼育本に載っているような、すごい東錦が基準として刷り込まれてしまっていたのが良くなかった。
どれもこれも、しょぼく見えてしまう。

といっても、その間違いには早い段階で気が付きました。
いわゆる“鈴木東”みたいな見事な東錦はホームセンターなんかでは売っていないということを。
ぼくの探すことにしたのはそういうすごい東錦ではありません。
三毛猫のような感じの東錦を探していました。
白が多くて、黒と赤が細か過ぎないぐらいに適度にまとまって散っている感じ。
一般的にはバランスの悪い配色なんだからすぐに見つかるだろう、と思っていたのです。
でも、ほんとになかなか見つかりません。

ずいぶん探してようやく立川の金魚屋さんで見つけました。
『これだ!』と思い、すぐに購入。
そしてわくわくで帰宅。

なのですが、駅まで歩く道すがら、「おや!?」と思いました。
ビニール袋を眺め回していると、なんかおかしい。
店で受けた印象となにか違う。
店では横からしか見ていなかったのですが、上から見るとなんか変。

どこが変なんだろう?
よーく見ると左の鼻の穴の蓋のふちが黒い。
上から見ると、やけに気になる。

鼻毛にしか見えない。

水槽に入れてみても、やっぱり鼻毛にしか見えない。
結局、“はなげ”という名前が定着してしまいました。

横から見るのと上から見るのとで、金魚の印象は変わる。
大事なことをはなげは教えてくれました。

でも、元気で可愛い金魚です。
鼻毛の生えた三毛猫柄の金魚だと思うことにしています。
最近、浅葱色がとてもきれいになってきました。
たぶんオスです。





【本日のお世話】
水換10リットル