金魚にどれだけのエサをあげたらいいのか?
どれだけなら与えても大丈夫なのか?
これは本当に難しい問題なのだと感じます。
そもそも金魚はなんで食べ過ぎちゃうんでしょう?
金魚には胃が無いということと関係しているのだと思いますが、よくわかりません。
胃が無いということは一体どういうことなんでしょう?
生物にとって胃が担うべき役割を想像してみます。
・・・ついでに金魚の場合も想像してみます。
①いっぺんにそこそこの量の食料を摂取してもとりあえず溜めておける。
・・・金魚はどこに溜めてるのか?
・・・食道か? それともいきなり腸なのか?
②胃袋がある程度一杯になると膨満感を感じ、食欲が抑制される。
・・・金魚にこの機能はなさそうだ。
・・・金魚の食欲にブレーキをかけるシステムはないのか?
・・・血糖値の上昇とかは感じてるのか?
③腸で栄養を吸収しやすいように消化する(違うかな?)。
・・・金魚はどうやっているんだろう?
・・・この機能はどの器官が果たしているのか?
・・・食道か? 腸か?
やっぱりよくわかりませんが、胃がないということはなんだか不自由そうです。
決して効率の良い設計ではないように思えます。
胃袋があるのとないのとで、どの程度、消化吸収能力(効率および速度)に差が出るのでしょう?
結局、自分とはあまりにもかけ離れた生き物なので、様子を見ながら考えることになるのですが、これが一番難しい。
心配ならば少なめにあげておけばそれで済むわけですが、それではこちらが(金魚も?)満足できません。
可能な限りたくさん与えたい・・・
そんなぼくにもひとつだけ基準にしていることがあります。
川田洋之助さん著の『金魚の医食住(どうぶつ出版)』にありがたい情報が載っています。
「当歳魚なら頭一個分の体積(生エサで)」
「2歳以上ならその半分(生エサで)」
「これを体重比に換算すると5%前後」
「人工飼料ならその3分の1」
「この量で大体、腹八分目」
うーむ、川田洋之助さんは本当にありがたい。
他の飼育本ではこうは書いてくれません。
『1回に数分で食べ尽くせるような量を、1日に数回』
どれもこれも判で押したように無難なことが書かれています。
正直、「エッ、こんなにあげても大丈夫なの?」と思うのですが、川田洋之助さんのいうことならば、ありがたく拝聴するぼくなのです。
もちろん、飼育環境によっても加減が必要なわけです。
水量・水温・飼育匹数・青水か更水か、などなど。
でも、『理想的な環境で上手に飼育すればこのぐらいの量のエサをあげられるんだ』ということで、ぼくの中では非常に大きな指標となっています。
現状のぼくのエサやりは、たくさんあげてるつもりの日でも、せいぜいこの半分といったところです。
いつの日かすばらしい飼育環境の下でこのぐらいたくさんのえさを与えてみたい、と夢想しています。

『エサちょー』
【本日のお世話】
水換20リットル
スモールフィルター内の活性炭詰替(80g)
一気に1月1日から今日の分まで拝見させていただきました 私も嫁の希望で金魚を買い始めましたが一週間で三匹も死んでしまい 悩んでいる時 貴方のブログは一筋の光明です ありがとう
(メガネくんのぷち転覆で落ち込み気味です)
ビッチーさん家の3匹(?)の金魚、元気に育って欲しいですね。
どうぞまたお立ち寄りください。