PRESSMAN GOGO

オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

ヒストリカルTLミーティング

2020-05-31 18:09:11 | オートバイ
ツーリングも制限されていた、コロナ外出自粛。
そんな時期にAmazonPrimeビデオ第2段として準備したのが、この「ヒストリカルTLミーティング」です。

AmazonPrimeビデオへ→https://00m.in/6vsj5
CM動画→https://www.youtube.com/watch?v=QYb3KDNb8UM&feature=youtu.be

Amazonにデータを送ってから認可まで、まるでコロナ給付金並みの事務処理遅れがあって緊急事態宣言は先に解除されちゃいましたが、ようやく公開にこぎつけました。

トライアル発祥の地はヨーロッパなわけで、今でも大中小色々なマシンメーカーがあります。
古いイギリスを除きヨーロッパのマシンは2ストが主流となりますが、そんな中に4ストが大好きで、4ストトライアルの王者エディ・ルジャーン以前からマシンをコレクションしている人々がいるんです。







HRCがRSCだったころのもの、ルジャーンの世界チャンピオンマシンもあります。ルジャーンについてはクラブ員が力を合わせると、3年分全部を揃えることも出来るのです。

↑エディ・ルジャーンが1982年に世界チャンピオンを獲った、まさにそのRTL360。

こちら↓は王者陥落後のルジャーンにチャンピオン奪還をかけてホンダが投入した、モノサスのRTL。
今回はこのマシンのレストア完成お披露目を兼ねて開催された、マウンテンツーリングに同行取材しました。


旧車たちが走り回るのは、元トライアル世界ランカー、ジョルディ・パスケットさんがスペインの山中に持つホテルや牧場も備える山。
後ろに石の壁のように見えるものが、パスケットさんのホテルです。築200年。


ヨーロッパじゅうから自慢のマシンを持ち寄って集まったライダー達は、ゆったりと獣道を走ります。旧車らしく、時々故障したりなども。





取材は山中だけではなく、パリ近郊にあるレストア工場も訪ねます。


こちらはホンダトライアル史の本も書いている方。↓

彼のエンジン愛のルーツともなる、第2次大戦以前の飛行機博物館にも連れて行ってくれました。

フランスの古いオートバイメーカーは、飛行機会社が母体になっている例が多かったのだそうです。そこにあった戦前のマシンも、もちろん実動車。1世紀近く前のエンジン音を聞かせてくれます。


山に戻って再びツーリング。あの旧車、この名車の4st排気音が穏やかに山に響きます。



ヨーロッパに根付くモータースポーツ文化の奥深さを探った1時間を、ゆっくりお楽しみ下さい。


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