PRESSMAN GOGO

オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

ウルトラ同窓会

2013-06-11 08:23:51 | その他 Weblog
大学時代に所属していたクラブの同窓会に参加して来ました。
小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅改札に集合!なのですが、駅前ではこんな案内板がお出迎え。

歩道に立つポールもこんなんです。




わたくしの所属していたクラブは、決して特撮研究部ではありません。
確か日本語の研究がテーマだったと思うのですが、年齢的にリアルタイムの面々。なぜだかウルトラ三昧の同窓会となります。


祖師ヶ谷大蔵には以前円谷プロがあったということで、今は駅前商店街はウルトラを売りにしているそうです。
駅前の交番も、これはウルトラマンの目をデザインしたのだとか。

ここまでやるなら、ぜひ建物を科学特捜隊本部のデザインにしてほしかったですが(^^)

商店街の中心にはこんなモニュメント。

街灯もウルトラです。



この街灯の下、目の高さあたりには望遠鏡のようなレンズがあって、覗くとそれぞれいろんな怪獣が見られます。


商店街出入り口のゲートにもウルトラマン。

見た途端に「これウルトラマンじゃなくてゾフィーじゃん」という我々は、もしかしてやっぱり特撮研究部だったのでしょうか(笑)
※ウルトラマン最終回で初登場した時の彼の名は「ゾフィ」だったそうです。ああマニアック。

商店街は、いたるところにウルトラグッズ。
本屋さん。

洋服屋さん。

お菓子屋さん。


ここはお茶屋さんなんですが、お客が寄っていくのはウルトラグッズの方。

あら?「太郎」ってなんだ?ああ、「ウルトラマンタロウ」のことか。ちょっとツメが甘いなあ。
さらに「カネゴン星人なんて、カネゴンは宇宙人じゃないのに!」とみんなで突っ込んだんですが、「星人」は値札の下に隠れている「バルタン」に続くものでした。


ウルトラとは関係無さそうな猫グッズ専門店にも、なぜかゴジラがきれいに歴史に沿って展示。


ハンコ屋さんにもウルトラマンがいっぱい。



ウルトラ文字での印鑑も作ってくれるそうで、丁寧に「銀行印には使用出来ますが実印には使用出来ません」との注意書きがありました。
「使用出来」が重複していて文章的にはちょっとナニですが、親切です。

おもちゃ屋さんではありません。喫茶店なんですが店内ウルトラづくし。

レジの番をするのは、ゴモラ。

テーブルナンバーも怪獣表記です。


野崎史高選手も自分が生まれる前に放送の仮面ライダーをゼッケンプレートにデザインしていますが、今はDVDなどで時代を越えて旧作を見られる時代。
昔クラブの先輩が「モスラ」の歌をインファント島語で歌っていて驚きましたが、彼は何十回も映画館に通って覚えたのだそうです。リアルタイムの人はそうでした。
※え、やっぱりあのクラブは特撮研究部だったのか?
旧作も自由に見られると、やはりウルトラものはQ、マン、セブンの、脚本が金城哲夫さん、怪獣デザインが成田亨さん(ナリタアキラだけど、ライダーじゃないよ)時代に絞られてくるようですね。
小さな子どもたちにも、この初代クラスは人気のようです。

この喫茶店はお茶一杯250円という良心的な子供用のメニューも用意していて、来店も多いようです。
店内においてある雑記帳には、それぞれのウルトラが描かれていました。

これは中学生くらいかな?
記憶でこれだけ描けるということは、普段相当描き込んでいるのでしょう。
この子の学校のノートはさぞや先生や親から怒られているんでしょうね(笑)

こちらは小学生以下でしょうか。バルタン星人の不気味さを見事に表現した、素晴らしい造形!


これはエレキングですね。

おお、ペスターなんてマイナー怪獣とは、なかなかお目の高いお子さんだこと。


商店街ではウルトラマン防災訓練もあるとのこと。

科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MATやZATまで出動でさぞや警備体制は万全なことでしょう。

そうそうこの商店街、ウルトラにまざってこんなお店もありました。

木梨サイクル。とんねるずの木梨憲武さん(仮面ノリダー)のお父さんがやっている自転車屋さんです。
これだけマニアックな商店街なら、この店でモンティかTYSでも売ってくれればいいのにね(と、無理矢理トライアルネタ)


開幕戦だった日

2013-03-12 09:42:02 | その他 Weblog
2013年の全日本トライアル開幕戦だったはずの3月10日。
大会の中止でロケスケジュールが空いてしまったわたくしは、ちょいと日比谷公園まで出かけて参りました。
3.11を控えての反原発集会が開かれていたのです。

会場ではこんなライブが。

歌っていたのは、おやまあ、ジーナさんではないですか。



ステージの左右はこんな感じ。

太陽光パネルでライブの電力を確保しているようです。

かつて「日比谷野音」という名称で有名だったこの付近は、今では「小音楽堂」という名前になっているよう。
このステージの周りには、震災復興ボランティアや医療、教育系や集団疎開裁判をしている団体などのテントが立ち並び、署名や寄付を集めています。
ここから300mほど離れたところに「大音楽堂」という建物があり、その周辺が反原発デモの本体となっていました。

行ってみると、まあすごい人とノボリの数。





順次公園から出て国会議事堂方面に移動していくのですが、あとからあとから、まるでオウムの群れのようにどんどん人が湧いてきます。

全日本トライアルの観客数は、関東大会で2000人程度でしょうか、ざっと見てもその数十倍の規模。
警察発表の「2万人」でも結構な人数ですが、主催者発表の「20万人」もそんなに大幅にサバを読んでいるとは思えません。
アメリカ/スリーマイル島での史上初の原発事故直後にあった反原発デモの参加人数が、同じく主催者発表で10万人だったそうです。
日本で事故から2年後のこの数の重大さがどれほどの意味を持つのか、政府や東電の方は誰か考えるのでしょうか。

さらにノボリの種類の多さからそれぞれ立場の違う人達が集まってきていると思うのですが、イザコザもなく、何時間もの待ち時間に文句も言わず、実に秩序正しいのが驚きです。
デモに参加しても一銭にもならないのに、なんとも不思議な光景。その分、本当の心の声の表現なんだと思います。




歌っているのは、「空耳アワー」の安齋肇さんじゃないよね?

こちらは原発ゼロ犬。「こてつ」って名前らしいけど、小谷徹さん?(笑)。


しかし一番驚いたのは、全日本トライアルの数十倍の規模のイベントなのに、プレスの数が全日本以下だったこと。テレビカメラはもちろん、スチール取材もいません。
ちょっと離れた銀座のホコ天の方が、よっぽどカメラいました。パッと見ただけで、3局以上がロケ。

こちらは通行人に「あなたはトコロテンとウドンのどちら派?」で札を上げさせる内容のよう。

あの震災からたった2年で、日本には脱原発か推進かよりも大切な選択が出来てしまったようです。

案の定あれだけのデモだったのに、ほぼどこのメディアもニュースにしていません。
NHKの7時のニュースでは首相官邸前の映像を3分ほど放送していましたが、あえて比較的人が少なかった場所を選んだと勘ぐっちゃうよ??という内容。
いつもはマスメディアの取り上げない記事を拾うネットニュースでもレポートを発見できず、完全に黙殺状態です。
メディアの片隅に籍を置く者として「報道の自由」は絶対に守らなければならないものだと思いますが、まさか「報道しない自由」というものが、もしかしたら原発事故より恐ろしいものだったとはねえ…。




はる~

2013-03-03 16:12:57 | その他 Weblog
この間お正月だったと思うのに季節はどんどんめぐっております。
ホントなら来週が全日本トライアル開幕の日。新しいシーズンが始まる日でございました。

わたくしは全日本DVDがようやく完成したので、一瞬のお休みで伊豆まで半日旅行。
ちょっと早めの春を満喫して来ました。

菜の花に梅。

緋寒だと思いますが、桜まで!


こちらは混浴露天風呂入浴シーンを覗くという、熱海秘宝館のようなけしからんショー。

でも午前中1回しかやらないそうなので間に合いませんでした。


温室にはこんなものも飾られていました。



日本海側や北海道は雪で大変なことになっている所があるようですが、春は確実にやってきているようです。

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!フィッシング

2013-01-19 09:37:49 | その他 Weblog
今話題のヤツが僕のところにも!



パスワードとかを入力させようとする、アレでございます。
さっそく銀行に連絡したんですが、銀行は警察への連絡要請はもとより詳細情報を求めるでもなく「メールを削除して下さい」だけで、犯人捕まえる気全くなし。
間違えてパスワード入力しても当行に被害はありませんから、というわけでしょか。

こりゃはびこるわけだなあ。

謹賀新年2013

2013-01-01 13:20:20 | その他 Weblog
皆様、新年あけましておめでとうございます。

まだ東北大会の編集も手付かずの状態で恐縮ですが、今年も映像を通してトライアルの魅力を伝えていきますので、よろしくお願いいたします。

今年の年賀状。蛇はデザインしにくくて困ってしまい、オートバイの他にもうひとつ私の大好きな世界、アニメーションを題材にしたのですが、ほとんどの方がご存知なく不評です(苦笑)

お分かりになる方、いらっしゃるでしょうか?

やっぱりこの辺にしておけばよかったかなあ?

スポンサー仮面

2012-09-26 00:24:05 | その他 Weblog
とある仕事で、某建設会社に打合せに行って来ました。
都心にどーんと建つ本社ビル1階のロビーにあった、TVCMでもおなじみのこの会社のイメージヒーロー。



うーむ、これは!
是非野崎史高選手のスポンサーになってくれんもんだろか。
ここんところにシールぺたっとね(^^)

命日

2012-02-10 23:00:28 | その他 Weblog
今日は手塚治虫の命日なのだそうです。なんだか「漫画の日」と設定されているんだとか。

んで、こんなページを見つけました。
http://togetter.com/li/254908

いやあ、誰が描いてもあのきらびやかな個性が思い出され、涙ものです。
正義の味方も悪も、みんな悩みながら一生懸命生きていた登場人物たち。
なんと手塚治虫がなくなっても、まだまだみんな生きていたんですね!
そんな生命を創りだした手塚治虫は、本当に偉大です。

僕の義理の兄は音楽家で、人生の先生はジョン・レノンなんだとか。
僕にとって人生の全てを教えてくれたのは、手塚治虫です。
そりゃもう、正義も悪も愛も憎しみも夢も絶望も性までも。
幼児ポルノや近親相姦もあり、現在の基準で言えば「ピー」なものもいっぱいです。
でも彼の業績の偉大さの前には…というか「生きていく」という力の前にはそんな制限がいかに無意味なものか思い知らされるというものです。

不肖私も手塚治虫の心に少しでも近づけるよう、頑張っていきたいと改めて思った次第です。


我王の生き方もすごかったけど、「アドフルに告ぐ」で見せたアセチレン・ランプの演技が忘れられないなあ…。

※2月11日加筆
手塚治虫の命日は2月9日でした。1日遅れてしまいましたね。
「漫画の日」にはこの2月9日の他に11月3日の方がふさわしいという説もあるようで、この日は手塚治虫の誕生日。
いずれしても手塚治虫が噛んでいるわけで、やっぱりすごいなあ。
今日は建国記念の日で世の中祭日だけど、僕にとってはそれよりも意味ある記念日なのかもしれないです。
日にち間違えていたけどね(^^;)

続・GWささやかなお楽しみ

2011-05-06 22:44:37 | その他 Weblog
竹橋から北の丸公園を通って御茶ノ水方面へ。
途中武道館付近では忌野清志郎っぽい人が増えてきて、やっぱり追悼コンサートがあるみたい。

亡くなった後も続く人気にも驚きますが、清志郎さんご自身も、四半世紀前の歌が現実になってしまってまさかのビックリでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do
しかしこんな歌を続けて、よく潰されずに最前線で活躍を続けられたものです。

さてここは神保町。学生時代うろうろした古本屋が、あの地震にも耐えてちゃんとあります。懐かしいなあ。

ちょっと裏路地に入ると、ええ?金庫専門店?

こちらは砥石専門店?

よくこんなマニアックな店が何十年も生き残れてこられたものです。

少し坂を登ると、ここもかつて見た大学の町・・・と思ったら、なんじゃこの建物は!

これが大学??
高級ホテルのエントランスと言った方がいいような受付には受付嬢がにっこり。

在学証明書の自動販売機なんてものもありました。空港のカウンターみたい。


わざわざ歩いてきた今度の目的は、明治大学の博物館。出し物はこちらであります。

http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-azuma.html

高校時代から読み続けている漫画家、吾妻ひでお。
何だこれは!というボケキャラは、岡本太郎のヘンテコリンな彫刻と他人とは思えないでしょ?


「ふたりと5人」や「やどりぎ君」もよかったけど、「やけくそ天使」で吹っ切れた後の「不条理日記」や「どうでもインナースペース」「ドクターアジマフ」なんかは面白かったなあ。知っている人だけニヤッとできるギャグ。

吾妻さんは僕がSFに興味を持つに連れその先を案内するような作品を作り続け、「萌え」なんて言葉がない時代から美少女を描き続けた人。大学時代に一度家を訪ねて「今いません」と奥さんだかアシスタントだかに追い返されましたが、なんだか人生の先輩のようなイメージです。
でも彼の生き方は、テレビアニメになるほどのキャラを作り出しながら自販機本にマニアックなマンガを描いたり、突然失踪してホームレスになったり、アル中で入院したり。
僕はここまで破滅的なつもりはないんですが、モノ造りに悩む者同志として理解も出来る生き方です。

吾妻さんの生原稿をみるのは初めてでしたが、もうそのまま印刷なんじゃない?と思うほどキレイな上がりでした。
何といっても、ホワイトでの修正がほとんどありません。ベタにはムラすらなく、一生懸命丁寧に美少女を描いているんだなあ、という感じ。
普段はあんなギャグ絵だけどこんなのもかけるんだから、画力もかなりあるのかも。


比較的最近の本の帯には「こんなヤツにはなりたくない、という意味で皆様の心を癒す安らぎの書になるのではないでしょうか」と書いてありましたが、自分の世界を貫き通す吾妻ひでおは、岡本太郎と同じく尊敬できる生き方なのだと思います。
そんな吾妻ひでおに花束を。
あ、僕にもね。

動画削除

2011-04-30 21:24:14 | その他 Weblog
お二方のご指摘を受けまして、動画を削除しました。
わたくしにはそのようなつもりは全くなかったのですが、ご指摘ありがとうございます。
不愉快な思いをなされた方にはお詫び申し上げます。

なお公式DVDが遅れているのは他の理由によるものです。
こちらはエンデューロファンの皆様のご期待にそえる内容だと思いますので、今しばらくお待ち下さい。

界王拳?

2010-03-03 22:57:02 | その他 Weblog
3月1日は長男の高校卒業式。
何か撮れたらラッキーくらいの気持ちで、ビデオカメラを持って行って参りました。



ところがこれがとてもいい式。
小学校や中学校の卒業式は、先生がドレス着て「わたしがこの子達をここまで仕付けましたのよ」って感じのものが多かったです。
でも長男の高校は、先生はあくまでお手伝いで主人公は生徒達ひとりひとり。
どの人も気持ちが純粋なせいでしょう、先生も生徒も父兄まで、涙なみだの感動巨編となりました。



おかげでいろんな映像が撮れたのですが、さあ編集をどうしよう。
聞けば今年限りで離任、転校を余儀なくされる先生も多いとのこと。それまでに作らねば。

ビデオ編集はとても時間がかかります。絵を捜し、コメントを合わせ、音楽をのせ何十回も見直すという作業で、1分つなぐのに1時間ほどかかるのは普通。1時間モノなら1ヵ月?がんばっても半月は絶対必要。でもテレビ局に勤めていた経験では、プロの中ではこれでもまだ速い方なんです。

ところがこの卒業式、やってみたらなんと60分を1日でつなげてしまったのです!

まあナレーションは無し、NG部分をカットして撮った順番に単純につなげばいい編集。
仕掛けや構成を考える必要もないとはいえ、このスピードはもう、10倍界王拳を越えているぜ!

丸1日集中力も乱れず一心不乱にパソコンに向かえ、午前1時を過ぎても眠くなりません。布団に入ってもカットのつなぎが次々浮かんで眠れず、午前5時には目が覚めてすぐさまモニター前に。
こんなに楽しい、充実した編集は久しぶり。
うーん、いつもはかなり煮詰まっていたという事と、商売じゃない仕事は楽しいなあ、という2つがわかりました

編集はあっという間にあがり、プラス半日でDVDまで完成してしまいました。
でもこれは商品ではないので身内だけのお楽しみ。じーちゃんばーちゃんと先生と友達の分だけコピーです。うーん、売れない作品の方が能率いいってどゆこと?
そして界王拳はやはり体に無理を強いるので、今はもうフラフラです

さて今週末はJNCCの取材、来週は全日本トライアルの開幕です。
自分にこんな潜在能力が隠されていたことに気づかされてしまったので、今年はスーパー全日本ならぬスーパーサイヤ人になって、びしばし作品つくらなければね!