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山のぶなの実

山のともだち@ぶなの実の山日記

尾瀬山スキー_平ヶ岳⇔山ノ鼻

2025-04-30 06:01:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2025年04月25日(金)〜27日(日)
 昨年の平ヶ岳ツアーは、雪が少なく猫又川を渡れずに断念し、至仏山滑走に変更になった。今年は是非登頂と尾瀬を再訪した。25日、尾瀬戸倉からシャトルバスで鳩待峠へ。鳩待峠を14:10に出発。山ノ鼻に15:20到着。今日はここまでとし、至仏山荘を今回の宿とする。明日は、早立ちして、平ヶ岳を日帰りで往復する、スキーの機動力を活かした行程である。26日、4:30に出発。昨年の記憶もたどりながら猫又川を上流へ向かう。5:30に左俣の渡渉予定地に到着、雪の橋が架かっていた。猫又川の左右俣に挟まれた尾根に取り付き登高、ワル沢の源頭部を横切り、大白沢山の尾根に乗り移る。大白沢山の南西面をトラバースし、1911mジャンクションピーク横に8:00到着。以下、群馬・新潟県境の尾根を平ヶ岳まで登高する。平ヶ岳が遠くに見える。(見出し写真)11:00に平ヶ岳到着。2141m最高点には観測機械らしきポールが立つ。三角点付近まで往復する。尾瀬最奥からの絶景をしばし観る。帰途は往路を戻る。シールを外し約200m滑走する。再度シール登高し、ジャンクションピークに13:00到着。以下、シールを外し滑走する。猫又川左俣の取付き地点に14:40戻る。山ノ゙鼻に15:45到着。所要時間は約11時間であった。夜、祝杯を上げる。夕食は、宿の支配人が苦労して手配したと言う群馬県ブランド米の御飯をおかわりする。美味しかった。27日、山ノ鼻を7:15出発。鳩待峠に8:40到着。尾瀬戸倉にタクシーにて移動、下界はGWの喧騒の中にあった。

(コースタイム)
25日 鳩待峠14:10→山ノ鼻15:20
26日 山ノ鼻4:30→渡渉点5:30→ジャンクションピーク9:00→平ヶ岳11:00→ジャンクションピーク13:00→渡渉点14:40→山ノ鼻15:45
27日 山ノ鼻7:15→鳩待峠8:40

(大白沢山)

(群馬・新潟県境を行く)

(山荘の晩餐)



(2014年の記録)




中吾妻山⇔新大倉川橋

2025-04-15 20:34:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2025年04月12日(土)
 中吾妻山を残雪期に登頂するルートは、いろいろ考えられますが、大倉川右岸の林道からアプローチすることもできます。今年の残雪の具合なら4月半ばでも登高は可能と踏んで計画した山行です。新大倉川橋の傍ら右岸側に車を寄せて、7:00に林道を歩き始めました。約30分ほど進むと林道の左方に道が分岐します。その道に進んで行くとスギの造林地の中、沢に沿って作業道の切り開きが稜線付近まで延びています。登り切ったところが1211m標高点手前のコルです。カラマツ林の尾根をアップダウンしながら進み、1346m三角点峰を越え、その先、平坦地まで進むとブナ林の先に中吾妻山が見えてきます。右手に東吾妻山、左手に西吾妻山と西大巓、そして正面に中吾妻山(見出し写真)が展望できる絶好のビューポイントです。登高ルートは、さらに進み、唐松川の源頭を標高約1400m付近で横断し、1474m、1673m標高点を目安にして直上、山頂を目指します。すると、雪面にスノーシューと思しき跡が点々と続いています。少し時間が経った氷化した跡で、上層の雪が消えて表に出てきたように思えます。厳冬期(?)に中吾妻山を目指してラッセルしていた方がいたかもしれないと思うと脱帽です。私の方は、唐松川の源頭から標高差約500m、ちょっと苦しい登高でしたが、12:30なんとか標高1930mの山頂に到着。谷地平や福島・山形県境に連なる山々を望むことが出来ました。復路は、1346m三角点峰の手前平坦地までは往路を戻り、そこから大倉川右岸の林道へ約300mを急降下します。既に雪解けの時期となり、急峻な雪面のあちこち亀裂が入り、ちょっと危ない状況に、最後はスキーを担いで安全第一で下降しました。以後、林道上を滑り16:30、新大倉川橋の車に戻ったのです。

(コースタイム)
新大倉川橋(7:00)→林道分岐(7:30)→1346m三角点峰(9:40)→唐松川(10:40)→中吾妻山(12:30、13:00)→唐松川(13:30)→下降点(14:40)→林道(15:40)→新大倉川橋(16:30)

(新大倉川橋)

(中吾妻山)

(西大巓と西吾妻山)

(東吾妻山)

(谷地平と県境の山々)

(関連記事)

あづまBC_百貫清水〜大早稲沢山

2025-04-06 08:23:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2025年03月30日(日)
 裏磐梯の大早稲沢山に行ってみたいと山友に言われて計画した山スキーです。計画のポイントは、①西大巓の南西斜面の滑走、②雪に閉ざされた小野川百貫清水、③大早稲沢山の登頂、④「ボス吾妻山」ブナ林の滑走、と楽しみどころが多い山行です。裏磐梯ビジターセンターで山友と合流後、小野川不動滝入口にデポ車を置いて、グランデコスキー場へ。スキー場Topを9:45に出発。今日は西大巓の山頂には向かわず、直接、南西斜面に向かいます。不動沢の源頭部を横切り、標高1800m超まで登高する。最初の滑走は、ここから百貫清水までの標高差約500mです。10:55滑走スタート。今日は低温と固いバーンの上に積もった新雪のおかげで快調な滑りです。30分ほど滑走すると、11:25雪面にポッカリと百貫清水が窓を開けていました。(見出し写真)雪に埋まった看板からも雪の多さを実感。次いで、ここからシール登高すること約30分、12:12大早稲沢山の山頂です。以前、枝に結わえた赤布は見つけられず、山友が傍らのブナの枝に新たに赤布を結わえました。最後のボス吾妻山(1441m標高点)へは雪稜のアップダウンを移動する。1400m程度の標高しかない稜線に巨大な雪庇が目を見張ります。よほど激しい風雪に曝されるのでしょう。お陰で風下側のブナ林にもたっぷり雪が溜まっています。ボス吾妻山からの滑走も上々のコンディション。林道まで標高差300mを一気に滑り切り、不動滝入口のデポ車まで林道を戻りました。なお、融解が進み、林道法面の積雪が不安定化しているようです。注意⚠️が必要です。また、以前簗部山へのアプローチに利用した小野川湖畔探勝路の橋(小冷水沢に架かる橋)が災害で流されましたが、未だ復旧せず、渡れない状況でした。

(コースタイム)
スキー場Top(9:45)→南西斜面(10:55)→百貫清水(11:25)→大早稲沢山(12:12)→ボス吾妻山(13:15)→小冷水林道(13:30)→デポ車(14:20)

(百貫清水の看板)


(大早稲沢山の山頂)

(ボス吾妻山)






あづまバックカントリー 西大巓⇒早稲沢

2025-03-21 21:42:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2025年03月15日(土)
山にたっぷりの雪があるのに、なかなか思うように山に行けてない気持ちを解消するため、西大巓⇒早稲沢コースに向かった。既に3月半ば、雪質は望むべくもなく、残念だがカリカリの氷の山に化していた。今日の山友と裏磐梯ビジターセンターで合流、早稲沢に車をデポした後、グランデコスノーリゾートへ。スキー場トップを10:05に出発。最初からカリカリの斜面をシール登高する。陽射しを受けて雪が緩んでこないかと期待しながらゆっくりと登って行くも、今日はこのコンディション。西大巓の山頂には12:00到着する。西吾妻山、安達太良連峰が真っ白い。シールを外して滑走準備する。滑り出しは、大きく波打った雪面が氷化していて厳しい。高度差100mほど滑って、ようやく安定してくるも、怪我をしないように安全運転に撤していく。標高1700m付近までは西方へ滑り、その後、南西方向に針路を転じる。滑るに連れて、樹相がアオモリトドマツ、カラマツ、ブナと移り変わっていく。1375m標高点を階段登高で登り返した後、植林された尾根を一気に降っていく。14:00雪に埋もれた早稲沢登山口に到着。(見出し写真)後は、林道ジェットコースターを林道の除雪終了点へ。14:10に到着する。

(西吾妻山)

(安達太良連峰)


(早稲沢登山口)









吾妻山クラシックコースを歩く。

2025-03-21 11:13:00 | 山スキー(バックカントリースキー)
2025年03月8日(土)~9日(日)
吾妻山スキーのクラシックコース「高山下り亅のお誘いを受け、高湯温泉の登山口からシール登高する。今回は五色沼の手前、大根森と呼ばれる付近まで進み、雪洞を作製して宿泊した。何年ぶりか思い出せないほど久し振りの雪洞体験に、自分は体調を崩してしまった。翌日、五色沼まで登高するも全く力が出ず、パーティーと別れ、ひとり高湯温泉に戻ることに。然るに今年は、吾妻山の雪が目を見張る多さ。半世紀以上前のツアーコースの指導標(見出し写真(ニッポンビール))が良く目に入ってくる。昔は、この程度の雪が普通に降ってたのかぁ~と感心しながら、ひとり滑走を続ける。昼前には、無事に高湯温泉に到着。高山を滑られなかったが温泉に浸かって良しとした。なお、先行したパーティーは高山を下り、予定どおり土湯温泉に至った。