撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

東京都電 三ノ輪橋(2014.4.17) 7003 三ノ輪橋行き

2020年04月29日 11時07分52秒 | 路面電車
6年前に、東京都電荒川線 三ノ輪橋電停でオリジナル塗装の7000形を撮りました。
1枚目は、三ノ輪町電停の手前で信号待ち中の7003の三ノ輪橋行きです。



2枚目は、三ノ輪橋電停を出発した左側の8802の早稲田行きと並んだ、右側の7003です。



3枚目は後追いですが、三ノ輪橋電停に差し掛かる7003です。



7000形は、東京都電の全盛時の1954~56年に93両が登場しました。
東京都電で軌間の異なった杉並線を除く各線で活躍しましたが、路線縮小の中で徐々に数量を減らしました。
当初は全線廃止の予定でしたが、現在の荒川線に相当する27、32系統の存続が決まり、製造年が新しく1955~56年に登場した3次グループの43両の内、31両が荒川電車営業所に集められて、6000形、7500形とともに運用されました。

1977~78年に、車体更新とともにワンマン化されて、車番も7001~31に整理改番されました。
前面は1枚窓で直線基調の軽快なデザインとなり、その後に登場する路面電車にも影響を与えました。
安全地帯はホームが嵩上げされてステップは廃止され、車内には車椅子スペースが設置されるなどバリアフリーへの対応も行われました。
これらの取り組みが評価され、1978年には鉄道友の会のローレル賞を受賞しています。

1987~91年には、冷房化改造され車体塗装も都バスなどと共通のアイボリー地に黄緑色に変更されています。
冷房化改造されなかった5両は1991~93年に引退しましたが、残りの車両は長らく荒川線の主力として活躍しました。
しかし、後継車の登場により1991年から徐々に引退が進みました。
最終的に赤帯塗装になった7001、青帯塗装に復刻された7022が、2017年に営業運転を終了して全車引退しています。
写真の7003は、2016年に引退しています。


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