撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

京都丹後鉄道 西舞鶴(2024.9.5) 旧JR東海 KTR8501+8502 留置車

2024年09月16日 23時24分07秒 | 中小私鉄
9/5に京都丹後鉄道 西舞鶴駅構内で、この日の運用が無く留置中の旧JR東海のKTR8500形を撮りました。
1枚目は、西舞鶴駅の側線に留置中のKTR8501(旧JR東海 キハ85-12)です。
この写真は、JR西舞鶴駅から撮りました。



2枚目も、西舞鶴駅の側線に留置中のKTR8501です。
この写真はJRの改札口を出て、西側にある駐車場から撮りました。



3枚目は、KTR8501の先頭部に貼付された宮津線開業100周年記念のステッカーです。



4枚目は、KTR8501の車体側面の車番表示で、JR東海時代の旧車番 キハ85-12を消した跡も見えています。



5枚目は、西舞鶴駅の側線に留置中のKTR8502(旧JR東海 キハ85-3)です。



6枚目は、KTR8502の車体側面の車番表示で、JR東海時代の旧車番 キハ85-3を消した跡も見えています。



以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
JR東海のキハ85系は特急「ひだ」「南紀」用として、1988~92年に80両が登場し、1997年に事故による廃車代替で1両が登場しています。
非貫通タイプの先頭車は傾斜を付けた流線形で、三次元曲面のフロントガラス、運転台上方のサンルーフ、運転席後部の全面ガラス張りにより前面展望が配慮されて、ワイドビューを体現した車両です。
一方、貫通タイプの先頭車はやや緩い傾斜で、両端の前面窓は側面に回り込む大型のパノラミック・ウィンドウとなってます。
JR東海の在来線の特急列車の愛称は「ワイドビュー南紀」のようにワイドビューが入っていましたが、惜しくも2022年3月のダイヤ改正時からワイドビューの文字は入らなくなりました。
長らく非電化路線の特急車の主力として活躍したキハ85系ですが、HC85系の登場により「ひだ」は2023年3/17に定期運転が終了し、「南紀」は2023年6/30で定期運用が終了しました。

2023年3月に京都鉄道博物館で展示されていたJR東海のキハ85-3+キハ85-12が福知山線経由で、京都丹後鉄道の西舞鶴運転区へ回送されて同社に譲渡されました。
形式はKTR8500形に改称されましたが、キハ85系の「85」の数字が残っており、外装、内部はキハ85系の当時と変わりがありません。
本年3/16のダイヤ改正から週末の土曜、日曜に特急「たんごリレー」の他に快速や普通として運行を開始しました。
この日は平日でしたので運用が無く、西舞鶴駅構内に留置中されていました。

宮津線は1924(大正13)年に当時の鉄道省が宮津駅~舞鶴(現在の西舞鶴)駅間が開業し、1932(昭和7)年に舞鶴~豊岡駅間が全通しました。
1949(昭和24)年に国鉄、1987年にJR西日本に移管されました。
さらに1990年には福知山~宮津駅間を運行していた宮福鉄道が名称変更した北近畿タンゴ鉄道に移管されました。
2015年には鉄道運行事業をWILLER TRAINS(京都丹後鉄道)に移譲し、京都丹後鉄道が第二種鉄道事業者、北近畿タンゴ鉄道が第三種鉄道事業者となり、上下分離方式による運行を開始しています。
本年4/12で旧宮津線の宮津~西舞鶴駅間が開業して100周年を迎えたことを記念したイベントが開催され、KTR8500形には記念のステッカーが表示されています。


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