おっさんのライフサイズ(classic)

- 過ぎていったこと 選ばなかった道 何もかも、覚めてしまった夢と同じ -  『この世界の片隅に』より

オフコース『言葉にできない』

2009-03-01 23:22:06 | K.ODA & OFF COURSE
前回の流れに沿って、何を今さら…っていうオフコースの曲の紹介。

1982年に発表された『言葉にできない』。生命保険会社のCMで使用されるようになって以来、今となっては『さよなら』を超えて、オフコースを代表する曲へ躍り出ることになった。バラエティ番組とかでも度重なって使用され、曲が”ひとり歩き”して…っていうくらいに。あの生命保険会社のCMには本当に感動したんだけど(涙なしでは見られない)、それ以降はちょっと多用され過ぎでは…って思う。映像はその1982年のツアー最終日、日本武道館のステージ。



昔からのファンの方であれば、この曲といえば「ひまわり」を思い出される方が多いはず。当時のツアーでこの曲が唄われる時にソフィア・ローレン主演の映画『ひまわり』のワンシーンが一緒に流されている。昨年の京セラドームでの小田さんのライブで、この『ひまわり』を初めて体験したけど…あれには感動したなぁ。ただ揺れているひまわりを見るだけで…あんな気持ちになってしまうなんてね。

この曲が発表された当時、オフコースは絶頂期を迎えると同時に”一度目の解散”を迎えようとしていた。前回書いた通りオフコースはその後、残った4人のメンバーで1989年2月の東京ドームまで続くんだけど、結成当時のメンバーだった鈴木さんがこのステージを最後に脱退。
それにこの時リリースされたアルバムのタイトルが『over』。そしてこのステージでの小田さんの涙…この曲の歌詞に出てくる”あなた”は、鈴木さんへの小田さんなりのメッセージでもあるかのように聞こえる。

後々の小田さんは「この時の『over』は当時のインタビューでは【乗り越えていく】っていう意味で答えていたけど、実際のところは【終わる】ということ。ヤス(鈴木さん)が抜けたこの時で、オフコースは一度目の解散」とも語っている。この曲の持つ意味はきっと、他のメンバーにとっても深いはず。

勝手に個人的には…テレビのいろんな場面で使われるのもいいけど、オフコースの存在意義を示すためにも、もっと大事に使ってもらえたら…と思います。


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5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (レタス)
2009-03-02 09:29:16
色あせたジャケットの写真に訪問するところを間違えてしまったのかと思いました。。。
「言葉にできない」これ最高やね。
他の曲をあまり知らないけどこの曲は子供のビデオの編集の時のBGMに使わせてもらっています。
・・まぁ~なんてミーハー
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Unknown (AttakaBoaz)
2009-03-03 01:29:52
正直、オフコースの事はあまり知らんのだけど、
このEPは兄貴が持ってたなぁ。

確かに、多用されすぎてる感はあるね、この曲。。。
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Unknown (maco)
2009-03-04 07:06:08
いわゆる「泣ける曲」のスタンダードになってしまった感がありますよね。
私もこの曲にはかなり思い入れあるんで、バラエティー番組で安易に使われると「違うよ、それ」ってツッコミ入れたくなってしまいます。

やはりCDやライブでじっくり聞くのが一番かなぁ・・・往年のファンとしては。
「ひまわり」私もあの映像思い出します(^_^)いいですよね。
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Unknown (鯉人)
2009-03-04 14:35:27
この曲、聴くと自然に涙が流れます…。
小田和正、深いなぁ~。
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♪ラーラーラー… (おっさん)
2009-03-04 22:54:04
レタスねーさん

訪問するトコ、合ってますよ(笑)。
いやぁファンとして、この曲を使ってもらってるだけでうれしい限りです。

AttakaBoaz兄さん

分かってもらえます?この気持ち(笑)。
下らんところで「ラーラーラー」か「さよならーさよならー」って流れたら、
腹立つ時もあるもん。

macoさん

そう…この曲はじっくり聴いてほしいですよねぇ。
この曲=ひまわりっていう人は本当に多いと思います。

鯉人くん

思う存分泣いてくださいよ(笑)。
小田さんやオフコースには、もっと深い曲があるよ。
ぜひ一度ゆっくり聴いてみて。
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