ゴールと振り返るヒストリー:マルティン・バスケス
ひとつは赤いユニフォームをアウェー戦に使用しているというところだろう。
狙い通りであり,相手方の狙いすましたその先までも見こされている印象だ。
ホームで行われる対セルタ戦を前に,
レアルマドリードの公式ページは
とあるシーズンのゴールを掲載している。
いつも通りのてきめんだ。
当該シーズンのレアル・マドリードは圧倒的な実力を示し,
わずか1敗でリーグ戦4連覇を成し遂げている。
一方で,同シーズンのセルタはひとつ前のシーズンから
順位をひとつ下げ8位となっている。
わるいものではない。
わるいものではない。
ただし,とつづく。
翌季はセルタにとって,華々しさからは遠く置き去りにされたものとなり,
呪いのようなものにでもつかれたように,とまではいかないものの
不調をそのまま引きづったシーズンとなった。
順位は全20チーム中の19位,2部リーグへ戦いの場を移している。
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呪いに該当する項目をあげるとして,それはちいさな瑕であったというのであれば,
それもひとつ恐ろしいデコレーションだ。
ひとつにとどまらない。
わずか1敗でリーグ戦4連覇を成し遂げた輝かしいマドリードのシーズンで,
その1敗をねじ込んだクラブは,とつづく。
Amarildoという名前のストライカーは現在セルタにはいない。
ふくめて,見事なけん制であるように思われる。