邂逅

喜ぶJosuéとその華麗なプレー、と思ったらPKを得た場面は省略、
FIFA公式サイトは年を追うごとに便利になる。

見事に王杯を手にしたサン・パウロ、
その中心選手のひとりが欧州へ旅立つことになった。
以前から噂のあったシシーニョ、スペインのレアル・マドリーへの移籍が正式に発表されていた。
身近にミチェル・サルガドという素晴らしい手本を得たシシーニョの今後の成長と活躍に期待したい。

サン・パウロとしては２つ年上のKakáのイタリア移籍以来の「大物」の輸出だ。

カカーは移籍初年度からとびぬけていた。
イタリアで活躍した歴代のブラジル人選手を観てみても、
初年度からこれほど活躍できた選手はなかなか見つからない。

そんな彼の活躍は本来の実力にプラスして、
「安心してプレーできる環境をつくり出してくれる同郷の選手(幹部)」と
「クラブの伝統やロッソ・ネロの重みを教えてくれる選手」、
「プレーを理解しあえるピッチ内外での友人」
などの要素にも恵まれていた結果だと思う。

しばらくベンチを中心に活動をするのか、
もしくはカカーのように歴史あるクラブに移籍してすぐに先発に定着、大活躍をみせるのか
それは分からない。



マラドーナ、ブラジルの空港で警備員に拳銃を向けられる。
ジーコとの親善試合を終えた帰りに起きた模様だ。
畏れ多いにも程があるニュースだ。
これがあっという間に世界中に広がる。
マラドーナはマラドーナだ。
http://ar.sports.yahoo.com/051223/24/nb6o.html

http://eur.news1.yimg.com/eur.yimg.com/ng/sp/reuters_ids/20051227/14/697521349.jpg
http://ar.sports.yahoo.com/051227/21/nd8t.html
http://es.sports.yahoo.com/27122005/16/di-stefano-sera-operado-previsiblemente-miercoles.html

WADA

ＷＡＤＡ(世界アンチ・ドーピング機構)の研究所がバルセロナにもあるらしい。

だいぶ前の話になってしまうがジオバネラの禁止薬物使用疑惑、
判定は「クロ」という方向のようだ。
摘発する側にしても、まだまだ技術は発展途上らしい。
複数の研究所で検査を行うことが多いのは、各所で結果が違うことがからだと言う。
誤った判断を下された選手の人生は散々だ。
貼られたレッテルを剥がすのは並大抵のことではない。
報道量によってはその選手はいつまでも「クロの選手」のままだ。
そしてなにより彼は35歳で、セルタの第3(4?)キャプテンで、チームの精神的な支柱で、落ち着きを与えてくれる貴重なベテランだ。
一試合一試合が貴重な今の彼にとって、これは余りにもつらい仕打ちだ。
余りにも横暴だ。
どうにか状況が好転することを祈っている。


http://www.elconfidencial.com/noticias/noticia.asp?id=8659&edicion=08/12/2005&pass=

http://es.sports.yahoo.com/fo/celta/

後塵

高いお金を払って、憂鬱な気分にさせられるのは辛い。
高い交通費、高いチケット、どこか淀んでしまった街の雰囲気が辛さを引き立てる。
それでも海の幸は美味しい。
若干気分も晴れた。
料理は偉大だ。

Derby Puerto

まるまる１シーズンぶりのダービーが、行われる。

　　
　　セルタ・デ・ヴィゴ - デポルティボ・ラ・コルーニャ


舞台は港町ヴィゴのバライドス、セルタのホームゲームだ。
3万の拍手と
3万の罵声と
変らない熱気がそこにはある。

最後のダービーは惨敗だった。
まるでその年(03-04)を象徴するような悲しい内容だった。
今回は決して同じような結果にはならないだろう。
心強いロシア人はいなくなってしまったけれども、
新しい歴史を創ってくれる選手たちがいるからだ。

楽しみで仕方が無いダービーまで、あと約6時間だ。
インテリ監督Fernando VazquezとJavier Iruretaの采配合戦にも期待したい。


http://es.matchcast.sports.yahoo.net/yahoo/mc/es/23/f18462/
http://eur.news1.yimg.com/eur.yimg.com/ng/sp/efenews/20051209/1132522121987w.jpg
http://www.wowow.co.jp/liga/preview_4.html

忌諱

世界中が注目したアイルランド人フットボーラー、ロイ・キーンの移籍先が決定した。
1月からグラスゴー・セルティックのユニフォームに袖を通して闘うらしい。
背番号はもちろん１６だ。
会見で時々耳にするこの言葉、彼がいうなら間違いなく真実だ。

It's Not About The Money

理解と情熱、そして激しい当り
キーンがキーンであるためにはこれらが不可欠だ。
以前所属していたクラブでは、
そのうちのどれかひとつが非常に不安定になっていたと思う。
のびのびとプレーをして仲間を戦々恐々とさせてほしい。
キーンが観られる、それはひとつの幸せだ。
特に日本人は観る気になれば毎試合、彼のプレーを観られる。
感謝。



サン・パウロのJosué、
現在日本で行われている大会で光り輝いている。
とてもいい選手だ。
横浜で行われる決勝戦でも素晴らしいパスと的確なポジショニングを披露してくれることだろう。
決して相手チームの８番にも引けはとらない。


http://www.fifa.com/jp/comp/index/0,2442,CWC2005,00.html?comp=CWC&year=2005
http://www.fifa.com/es/comp/index/0,2442,CWC2005,00.html?comp=CWC&year=2005