まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

台北賓館 テラスと裏庭

2019-09-06 23:15:33 | ディテール
3月の台湾の旅の続き。

台北賓館の室内をひと通り見て回り、紹介映像を見たあと裏庭へ出る。


回廊の床は赤いクオリータイル貼り。八角形と組み合わされる小さな正方形のタイルは象嵌入りでイギリスっぽいな!


回廊の曲がりに合わせて端のボーダーも曲がりくねっていて、じゅうたんのよう。。


この建物は裏から見るとまた印象がガラリと変わる。テラス部分のアーチがずらりと並んで壮観!
お庭に向かって室内とあまりレベル差のない広いテラスが張り出している。ここでパーティなど催されたのだろう。




お庭へ降りる階段の脇には獅子が鎮座していた(笑)


建物の正面側は西洋式庭園であったが、裏側は心字池を中心とした日本庭園である。木々は少なめで明るく広々している。
南国の太陽の下では苔も生えず、緑色の地面は芝生である。しっとりとした風情は感じられないが(苦笑)、、、
日本本土以外にある日本庭園では最大規模なのだとか。残念ながらお庭を歩けるのは池の手前までのみ。


洋館のとなりにひっそりと、隠れるようにして和館が佇んでいた。こちらは総督とその家族の実際の住まい
だったところらしい。やはり明治の日本人はこんなゴージャスな洋館には住めないからだろうと思ったが、なんと
初期の総督は洋館に住んでいたらしい。
1923(大正12)年に皇太子裕仁親王が台湾に行啓されたときにこの総督邸の洋館に宿泊され、その後に
総督の日常生活の場として別途和館が新築されたという。異国の地に赴任していきなり生活様式も180度変わるのは
大変だっただろう・・・最初から和館を用意してあげればよかったものを。。。


総督邸のすぐ近くにあった民生長官官邸は戦前まで洋館が残っていたというが、そこも元々和洋併設であり、
その和館には本業敷瓦が敷かれていたらしい。もしかして総督邸の和館にも当初は敷瓦があったのでは?妄想妄想(笑)
残念ながら和館は門が閉ざされ見学できなかった。


変わった形のあずまや。




2階のベランダには、イオニア式柱頭をもつ2本セットの柱がずらりと並ぶ。




お庭をぐるっと回って正面玄関の方へ。


台北賓館に2時間ほど滞在したが、部屋の中は人が多くて部屋全体の写真を撮ろうと思うとどうしても人が入るし、
薄暗いのでカメラのピントも合いにくく写真を撮るのに苦労した。。。
今年買ったミラーレスカメラはレンズが暗く反応もイマイチで、写真の写りにガッカリ。。。腕の問題かなぁ・・・
明るいレンズは高いし、やはり高級コンデジの方がいいかなぁ・・・

また日を合わせて来よう。

続く。

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