鉄道定刻NAGOYAの鉄道関連メモ

名古屋圏からの情報を中心にダラダラと綴って参ります。よろしくお願いします。

私鉄標準軌の端から端へ。

2015年12月15日 21時00分57秒 | 旅行
こんにちは、鉄道定刻NAGOYAです。

去る2015年12月12日、壮大な日帰り旅行をしてきました。

近鉄名古屋駅。今回の旅の始まりはこの駅です。

日本一長い私鉄標準軌の東の果て。


近鉄名古屋7時10分発→伊勢中川
名伊特急 賢島
12200系NS47 2号車11A番


簡易リクライニングシート車に当たってしまいました。このリクライニング、近鉄四日市あたりでようやく使い方に気付きました。
[普通のリクライニングシート]
肘当てあたりにあるボタンを押せば、背もたれが倒れる
[簡易リクライニングシート]
肘当てあたりにあるレバーを引きながら、腰を使って座面を前に押し出すと、座面が前に押し出されると同時に背もたれが倒れる

つまり、こういうことです。写真手前が倒す前の座席、奥が倒した後の座席です(奥の座席が私の席です。幸い隣に誰も座りませんでした)。

少し分かりづらいですが、座面が前に押し出され、背もたれが若干倒れているのが分かります。
背もたれはそれなりにフカフカでした。

車窓から、近鉄名古屋線の駅名標更新具合を順に見ていきます。五位堂遠征時点では全然交換されていませんでしたが、あれから関西近鉄の駅名標更新にひと段落がつき、突然急ピッチで交換が進みました。
乗車した時点で、近鉄名古屋~川越富洲原、霞ヶ浦~白塚間の更新が終わっていました。昔の駅名標のまま健在だった近鉄長島も交換されていました(通過なので写真はありません)。近鉄富田と、豊津上野~桃園間は未更新のままでしたが、その日じゅうに少なくとも豊津上野~津新町の交換が終わったようです。
旅行日現在、近鉄富田がなぜ交換されていないのか、少し疑問が残りますが・・・。

車内から撮影した、津の駅名標です。これが見納めとなりました。

そんなこんなで伊勢中川到着です。


最初はナンバリングについて「名古屋線のEと名港線のEが被る」など駄々こねていましたが、さすがに少し見慣れてきた印象はします。

続きましてこちらに乗り換えです。

伊勢中川8時14分発→大和八木
阪伊特急 大阪上本町
←上本町 22600系Ace AT57+12200系NS34
2号車3A番



・・・またもやNSに当たってしまいました。簡易リクライニングではなく今度は普通のリクライニングです。
(本当はAT側に当たれば、「次は 榊原温泉口」の車内LED表示が見れたのにな・・・。まあ今回は12200系のリクライニング比較としましょう。)



大和八木に9時08分に着きました。実はこれ、狙っていたのです。
あの、「高速に乗らない中では日本一長い路線バス」奈良交通八木新宮線です!!!




この車輌が後々置き換わっていくそうなので、早めに撮影しておきました。
八木駅(南) 9時15分発。ピッタリでした。

ついでに、奈良交通エアポートリムジンもいました。

そして、特急券そのまま、次の特急に乗って大和西大寺に向かいます。

大和八木9時25分発→大和西大寺
京伊特急 京都
←京都 22600系Ace AT54+30000系Vista Car V13
3号車13D番


2階建てVista Carの2階席から、ちょっぴり橿原線を高みの見物です。

京伊特急なので大阪線ホームから出発。お見事線路が連続しました(そっちか)
大和西大寺に着いてからは、駅舎を撮影し、軽く改札内商店街Time's Place Saidaiji でも見物してから次の乗車予定の急行に乗ろう・・・。

・・・遅い!!!!!!
めっちゃくちゃノロい!!!


新ノ口(にのくち)短絡線を通過する間はカーブが多く速度が落ちているのは仕方ないとして、新ノ口通過後ストレートに入ってもスピードがそのまま変わりませんでした。新ノ口から平端までは先行する普通列車に、さらに平端から大和西大寺までは天理発の急行に続行する形となっておりました。
京橿特急で同じく大和八木~大和西大寺間ノンストップの所要時間15分に対し、この列車は23分もかけて走破していました。無停車で8分も余分に走れということですし、いくら短絡線で時間稼ぎ出来るとはいえ、ものすごく徐行していましたなぁ。

さて久しぶりの大和西大寺・・・。うじゃうじゃ線路の手前で信号待ちで停止してしまいました。

西大寺検車区。さて奈良線の線路が見えてき・・・ん!?!?



!?!?!?!?!?!?

ホーム検知装置付き、生駒線1031系VL34ではありませんか!!!!!
今までずっと見れていなかっただけに、まさかこんなところで見れるとは思っておらず、嬉しかったです。
実はこれを見るだけの目的でこの後生駒線見物の時間を設けておりましたが、VL34を見てしまったので、生駒線は今回はパスし、その分を後述の高の原と大和西大寺の滞在時間に割り当てました。


すぐ出てくると思って降りたホームで待っていたらすぐに普通 京都として入線してくれました。

続きまして、急行 国際会館行きに乗ります。私鉄線内は急行として走り地下鉄線内は各駅に停まる点では、近鉄京都線と地下鉄烏丸線の関係と、名鉄犬山線と地下鉄鶴舞線の関係は同じですね。


大和西大寺9時57分発→高の原
急行 京都国際会館
3200系KL06



高の原に到着。一応8000系の撮影も済ませておきます。


高の原は単純にシールを貼っただけの更新でした。

・・・ん? こんなところに京阪電車の誘致?
けいはんな線の延伸の方が現実味ありそうな気がしますが・・・。

京都地下鉄10系による急行 奈良行きが来ました。

・・・車輌番号のフォントは近鉄に合わせているのかな? もしそうだとすれば、同じ1107なら近鉄にもいますよ(名古屋線1000系T07)・・・。

(↑過去画像。名泗ラッピングは現在は剥離されています。)


奈良県に来てまでなぜイオンに行ったのか。それは・・・。



県境でございます!!!


店内はクリスマスムード一色でした。

それでは、大和西大寺に戻ります。


高の原駅停留所にある奈良交通の窓口案内所・・・にも停留所を流用です。面白い。

線路を挟んだだけで、イオンと駅は隣同士にあります。

京都方面ホームから見た高の原イオン全景。


これに乗って大和西大寺へ戻ります。
高の原10時36分発→大和西大寺
普通 大和西大寺
←西大寺 9020系EE25+1252系VE73



白幕になりました。そのまま入庫です。

京都行き特急 12410系NN14が停車していました。

大和西大寺始発(仕立)の尼崎行き区間準急も入線してき・・・ん!?


8800系FL02ではありませんか~~!!!


駅舎。今回は使用こそしませんでしたが、Time's Place内店舗の150円サービス券つき大和西大寺駅入場券も購入しました。

それでは近鉄は今回は切り上ゲ、阪神山陽に向けて西進していきます。
大和西大寺10時49分発→大阪難波
急行 大阪難波
←難波 8600系X57+1252系VE62+1233系VE39



奈良線は全駅ナンバリングが完了・・・かと思いきや、額田の難波側は未更新で逆にビックリしました。

生駒のわずかな停車時間中に、大阪市営地下鉄中央線24系もキャッチ!!

5800系DH04。5800系と1233系は名古屋線にも奈良線にもいます。

この電車はこの駅まで。


ミッション:次の快急が到着するまでの間に阪神山陽1DAYフリーきっぷを購入せよ

5分しかありません。急いで改札を出、駅員に尋ねたところ「特急券売り場で発売」しているとのこと。要は窓口、ということですが、これは並び列が出来ていた場合望み薄ですな・・・。

・・・若干並んでいました。急いで買い求め、入場したら、運よく乗車予定の快急は若干遅れていました。


大阪難波11時34分発(2分遅れ)→尼崎
快急 神戸三宮
阪神1000系HS56



西九条手前から地上に上がります。この何とも言えない壁が、なかなかいいんですよねぇ。

尼崎到着。

尼崎で赤い直通特急 姫路行きに接続します。


近鉄1026系VH29の快速急行 奈良行きと、阪神5000系の普通 梅田行きの並び。右の電車は両側のドアが開かれており、車内通り抜けが公認されています。


実は私は以前、阪神電車に一回遠征しており、その時に阪神本線の梅田~元町間と武庫川線は乗り潰していました。が、梅田で駅撮りする時間がなかったので、梅田で写真を1枚も撮っていない状態でした。
これから山陽姫路へ向かうことですし、気分的にも写真的にも梅田に一旦行きます。

尼崎11時54分発(1分遅れ)→阪神梅田
直通特急(赤) 大阪梅田
山陽5000系5006F


石屋川で安全確認を行った影響で4分遅れ、というアナウンスがあり、実際車内もかなりの混雑でした。が、実際の遅れは1分でした。梅田着はほぼ定刻でした。どこで遅れを取り戻したのでしょうか・・・?

阪神梅田に到着。1つやらかしたのは、
阪神梅田駅の尼崎側では特急の編成写真は撮れない
・・・ということでした。梅田到着直前を狙うのがベストのようですな。


山陽5000系の折り返し、黄色直特(自称「ノロ直」)姫路行き

ディスプレイでも発車案内。これは分かり易いですね。

阪神5000系は今後、新型ジェットカー5700系に置換されて廃車されていくので、記録対象です。

阪神1000系。普段は近鉄に姿を見せるのに、梅田にもやってきました。折り返し急行 西宮行き。

乗車予定の特急が来ました。梅田はここら辺にして、一気に神戸へ向かいます。


阪神梅田12時15分発→高速神戸
特急 須磨浦公園
阪神8000系8241F


途中の大物にはSLが静態保存されており、尼崎センタープール前~出屋敷間にあります蓬川(よもがわ)公園にはかつて阪神の路線を走っていた路面電車が同じく静態保存されています。
途中の本線の武庫川駅は、なんと川の上にホームがあります。

青木付近は神戸方面のみ高架化されました。

神戸三宮を過ぎ、元町も過ぎ、高速神戸。ここでえすとるさんと合流!!

阪急神戸線の車輌がいました。特急 新開地。

並び撮るの難しい。かなりギリギリです。

何やら地下駅なのに踏切の音がすると思ったら...

正体はこれでした。
高速神戸の改札口へ。


や や こ し い 。
「梅田」はおろか、「阪」も同じ。違うのは「急」ぐのか、「神」なのか。

高速神戸13時04分発→新開地
直通特急(赤) 山陽姫路
阪神8000系8237F

続いて新開地です。
ここでひがみさんと合流!!!

総勢3名になったところで昼食。の前に神戸電鉄線へ。

しばらくして急行も入線。


・・・なるほど。神戸電鉄の車輌塗色と、名鉄特急のそれが若干似ていると言われている理由が少し分かりました。

↑この中央の細い線を切り離せば、名鉄1700系の帯の幅違いですな。



それにしても、阪急といい神鉄といい、なぜ種別と行き先を離すのでしょうか・・・?

昼食は新開地の「高速そば」で月見そばをいただきました。

「高速」そばらしく、かなり速く出てきました。
ごちそうさまでした。

新開地13時26分発→山陽須磨
特急 須磨浦公園
阪神8000系8523F


とは言いましたが、この「特急」はです。

確かに電車の行き先表示は特急ですが、駅の案内はまさかの「普通 須磨浦公園」。
そう、特急と名乗っておいて、神戸三宮以西は各駅停車なのです。
しかも、山陽須磨で接続する普通 姫路が須磨浦公園先着なのです。
なんということでしょう。山陽須磨→須磨浦公園間は、実質「入庫」電車を申し訳程度に営業列車化しているだけでした。


しかもこの8523Fは、阪神8000系の中で唯一須磨浦公園までしか入線出来ない編成です。なんと。

案内放送に誘導されるがままに山陽須磨で乗り換え。
山陽須磨13時38分発→西舞子
普通 姫路
山陽3000系3018F



須磨浦公園駅。パッと見、線路はここからまっすぐ続いていると思うでしょう。しかし、左の分岐する方が本線で、直線は引き込み線です。WOW!!


須磨浦公園を過ぎると、姫路方向かって左側に壮大な瀬戸内海が見えてきました。綺麗です。

JR山陽本線と並走します。JRはより海側を走りますが、山陽電車の方が若干高台を走るので、眺めは山陽電車の方が良さそうです。

霞ヶ丘で直通特急の待避をします。

駅ごとにこういったイラストが描いてあるのが可愛らしいです。

そして有名撮影地と言われる西舞子に到着です。

ホームが緩やかにカーブしています。

そして、すぐそこにJRの線路があります。

JRの電車がいい感じに撮れます。とはいっても、新快速は上の線路を走るので、上の写真のように上手くは撮れません。



それでは次の電車へ。

西舞子14時13分発→人丸前
普通 姫路
山陽3000系3074F



クロスシート車に当たりました。座席は非常にフカフカでした。近鉄の5200系列VXよりも、名鉄SR系列5300系や5700系よりもフカフカです。

人丸前はすぐ目の前にJRの線路も見えますが駅はありません。そんなことより・・・!

これです。学校の地理の教科書や資料集等で見かけたあの光景です。

東経135度 日本標準時子午線
です!!!


ホームの途中に子午線が引かれている駅、日本でここだけでしょうか?(人丸前以外に例をご存知なら遠慮なくコメント等でお教えください。)
何枚か通過電車を撮影。ここでひがみさんとはお別れです。ありがとうございました!!!

それでは、私とえすとるさんはこの線路の果てまで、旅行を続行します。

人丸前14時32分発→山陽明石
普通 姫路
山陽3000系3022F



山陽明石。ここでは駅から若干歩いたところにあります商店街にて、

明石風のたこ焼き「明石焼」を購入しました。

玉子がとろけていて美味しかったです。10個で500円前後なのでオススメです。


山陽明石15時02分発→東二見
普通 姫路
山陽3000系3058F


林崎松江海岸。2段の駅名標。

東二見で後続の直通特急に乗り換えます。

・・・!

東二見15時21分発→飾磨
直通特急(黄色) 山陽姫路
阪神9300系9503F


自身初の阪神9300系。山陽電車内の110km/h走行を体感。結構飛ばしました。


途中の大塩。構内踏切があるせいでドアカットを余儀なくされているんですね。

そして飾磨到着。

網干線に乗り換え、最西端、山陽網干へ。


飾磨15時44分発→平松
ワンマン普通 山陽網干
山陽3200系3206F


飾磨~西飾磨間は高架を走ります。単線で高架はまるで名鉄尾西線の弥富口付近のようです。

西飾磨で対向列車の待ち合わせ。

平松駅です。

交換設備はありますが、日中は使われていません。


それでは、ラスト1駅!!


平松16時15分発→山陽網干
ワンマン普通 山陽網干
山陽3200系3200F



近鉄名古屋から続いてきた線路の終わりが見えてきました。

終点となります。延伸の余地はあるものの、ほぼ終端式とみてよいでしょう。

・・・「→扉」!?
普段の発着が少ないホームだからなのでしょうか。





それでは、戻ります。

山陽網干16時37分発→飾磨
ワンマン普通 飾磨
山陽3200系3204F


そして、山陽姫路へ!

飾磨16時56分発→山陽姫路
直通特急(赤) 山陽姫路
山陽5000系5018F



ようやく到着です。終端式ターミナルです。ここで本当に終わりです。限界に来てしまいました(笑)



駅舎。

次の直通特急の発車時刻を大きく表示しています。


そして姫路モノレールの跡を見物した後、

JR姫路駅で播但線と姫新線を1枚ずつ撮り、えすとるさんとお別れ。長時間ありがとうございました!!!




その後私は新幹線ひかり480号で帰りました。西日本700系でした。全行程が標準軌でした。

今回の旅行を総括すると、このようになります。


それでは本日はこの辺で。
[19995文字]

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1 コメント

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名鉄から乗り継ぐと? (みぃにゃん)
2018-11-01 02:53:19
名鉄から、いえいえ、距離を競うなら、豊橋鉄道から乗り継げば、取り敢えず、もっと距離が長くなりますね。
東武経由の例で、会津鉄道から東武経由・東京メトロ半蔵門線経由→東急田園都市線終点中央林間まで。
現実には苦難の乗り継ぎになりそうですから、やった人には乗り鉄の鑑と申し上げるしかないです。
この乗り継ぎ撮影旅行も、私にはまねできない凄い旅行です。
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