さて、久々の同人作品制作秘話。今回はこれだ!
うちが初めて完成させた自作TRPG”スペースウォーリアーTRPG”!
うむ。これはねぇ、さすがに初めてということもあり色々難渋しました。
まずゲームルール制作!
これね、結構面倒でした。
まず基本形となるシステムですが、実はこれ、以前発刊されていたゲームブックのルールをかなり参考にしました。
まぁ、そのゲームシステムでは能力値は3つしかなく、極めて大雑把な作りだったのですが、それはそれでゲームブックには最適な作りをしていて、汎用性も高いもので様々なジャンルのゲームブックが発売されてました。
ただこのままでは使うことができず(パクリを避ける、とかではなく、元々のシステムでも同じ人間キャラなのに強い奴は徹底的に強い、という、バランスの悪さもありましたし)、メイン能力値をそれぞれの職能に適した4つ(戦士、魔術師、盗賊、商人)に分け、それぞれの能力を伸ばすことによって、各分野の専門家たり得るようにしようと考えました。
また各キャラの得意技を表すスキルシステムも導入し、それによって同じ戦士技術が高いものでも、より銃に習熟したものや剣に習熟したもの、特殊攻撃を習得したものなど、より専門性を高めたキャラ作りができるよう配慮しました。
で、なんで”スペースウォーリアー”はSFTRPGなのに、戦士とか盗賊が出てくるんだ、という話ですが、元々このシステムで作る世界観は”イージープレイ”というゲームタイトルで、その世界はファンタジーものでいわゆる剣と魔法の世界でした。
ですが「トイレが水洗じゃないといやだな」という考えでSF世界である”スペースウォーリアー”になったという。
”スペースウォーリアー”の世界設定ですが、某銀河大戦ものに似ていますが、直接参考にしたのは数十年前に発売されたPCゲームの”コズミックソルジャー”というRPGなんです。
[これはレトロゲーム販売サイトEGGさんでの”コズミックソルジャー”ページへのリンク]
まぁ、このゲーム。ちょっとエッチィ要素はありますが、ちょっと骨太の3DダンジョンものRPGで、主人公はある星域を支配する銀河帝国軍から平和と自由を取り戻すべく立ち上がったレジスタンス戦士の一人で、色々な惑星や色々な場所を冒険し、仲間を集め成長し、色々な情報を手に帝国軍基地へと乗り込んで、超能力者の能力を抑制するリミッターを解除するための情報を得るために戦いを繰り広げていきます。
ボツイラストの帝国軍総督の就任式イラスト。この就任宣言の後、捕らえたレジスタンスの公開処刑が行われるというシーン。
で、元々はこの設定を踏襲しようとしていたのですが、PCサイドがレジスタンスでは、ただの破壊活動や襲撃ばかりになりゲームの自由度が失われるとの声があり、急遽設定を変更し、銀河帝国はいいやつ、PC達はそこの平和を守るために宇宙を旅する超人だ、という世界観へと落ち着きました。
ですがそこで問題になるのが敵の存在です。
初期は帝国軍が悪役でしたが、じゃあ帝国が味方である以上どうすんべ?と考えた結果、スペースウォーリアーから裏切り者が出て、そいつがあちらこちらで破壊活動やら騒動を起こすので、その鎮圧に乗り出せばええやん!となり、そこで生みだされたのが”ヘラティック(異端者)”です。
スペースウォーリアーにはいわゆる教義的なものがあり、人様に迷惑かけんな、とか、弱い者いじめすんな、してるやつがいたら懲らしめろ、とか、修行積めよ!という、至極まっとうな考え方で生きるよう勧められており、しかし中には、力こそ正義だ!とか、俺のやりたいようにやって何が悪い!とか、アアン、悪ってサ・イ・コ・ウ☆という、力を手にしたためにトチ狂っちゃった奴もでてきたり。
そんなのを懲らしめたり、あるいは宇宙海賊や怪物を倒したり、あっちゃこちらで冒険したり、用心棒やったり、ただの都合のいい人の成り下がったりするのがスペースウォーリアーなんです。
そんな感じで作られたゲームだったんですが、システムは何度かのテストプレイとかで整合性が取れてきたんですが、問題はルールブック作りでした。
いや、まぁ、初めての同人誌印刷で、まずどこに印刷を頼めばいいのかもわかんなかったので、近くにある同人印刷所で少部数から印刷してくれる”ねこのしっぽ”さんに頼んでみました。
で、入稿当日になったのですが、紙原稿でも入稿可能ということで、プリントアウトした原稿に各ページのタグを貼りつけて持っていったのですが、イラストがね、ちょっと不備で。
まぁ、うちのイラスト、この当時はペン画だったんですよ。
こういうのが各セクション(”スペースウォーリアー”は、キャラクター、ルール、ワールド、マスターの4つのセクションに分かれています)の扉絵として載っていたり、またサンプルキャラクターのイラストや冒頭マンガなどイラストが多数あり、その原稿を紙原稿から印刷すると非常に粗くなりお勧めできない、といわれたのです。
それではどうすれば?とお伺いしたら、イラストデーターをそのまま入稿用データーに作り直してそれを入稿してください、といわれ、帰ってからデーターを作って再度入稿した、という経緯があります。
そのおかげで非常に綺麗な仕上がりとなり、最初に作られた同人誌としては上出来な内容として完成しました☆
このルールブックのほかにキャラクターシートや簡易スキル表や簡易アイテム表が掲載されたチャートブック、サンプルキャラクターとシナリオ1本が掲載されたシナリオブックが、コピー誌として付属し、それをスペースウォーリアーのロゴとキャラが印刷されたB5サイズ封筒に入れてコミケで頒布しました。
そんな感じで最初の同人誌でもあり、初めて完成させたTRPG”スペースウォーリアー”は完成しました。
ここにルールが掲載されてるから、是非読んでみてくださいな☆
それからはこの世界観を元に色々創作していき、今ではボードシミュレーションゲームやカードゲーム、小説やイラストブックにデジタルゲームであるAVGやRPGと色々なジャンルで展開しています。
その都度追加された世界観やガジェット、アイテムによって、現在では80~90年代のジャパニメーション的な世界観へと構築されつつあります。
そんな感じではじまり、現在も続いている”スペースウォーリアー”。
これからも作り続け、皆さんに楽しんでいただけたら幸いです☆
うちが初めて完成させた自作TRPG”スペースウォーリアーTRPG”!
うむ。これはねぇ、さすがに初めてということもあり色々難渋しました。
まずゲームルール制作!
これね、結構面倒でした。
まず基本形となるシステムですが、実はこれ、以前発刊されていたゲームブックのルールをかなり参考にしました。
まぁ、そのゲームシステムでは能力値は3つしかなく、極めて大雑把な作りだったのですが、それはそれでゲームブックには最適な作りをしていて、汎用性も高いもので様々なジャンルのゲームブックが発売されてました。
ただこのままでは使うことができず(パクリを避ける、とかではなく、元々のシステムでも同じ人間キャラなのに強い奴は徹底的に強い、という、バランスの悪さもありましたし)、メイン能力値をそれぞれの職能に適した4つ(戦士、魔術師、盗賊、商人)に分け、それぞれの能力を伸ばすことによって、各分野の専門家たり得るようにしようと考えました。
また各キャラの得意技を表すスキルシステムも導入し、それによって同じ戦士技術が高いものでも、より銃に習熟したものや剣に習熟したもの、特殊攻撃を習得したものなど、より専門性を高めたキャラ作りができるよう配慮しました。
で、なんで”スペースウォーリアー”はSFTRPGなのに、戦士とか盗賊が出てくるんだ、という話ですが、元々このシステムで作る世界観は”イージープレイ”というゲームタイトルで、その世界はファンタジーものでいわゆる剣と魔法の世界でした。
ですが「トイレが水洗じゃないといやだな」という考えでSF世界である”スペースウォーリアー”になったという。
”スペースウォーリアー”の世界設定ですが、某銀河大戦ものに似ていますが、直接参考にしたのは数十年前に発売されたPCゲームの”コズミックソルジャー”というRPGなんです。
[これはレトロゲーム販売サイトEGGさんでの”コズミックソルジャー”ページへのリンク]
まぁ、このゲーム。ちょっとエッチィ要素はありますが、ちょっと骨太の3DダンジョンものRPGで、主人公はある星域を支配する銀河帝国軍から平和と自由を取り戻すべく立ち上がったレジスタンス戦士の一人で、色々な惑星や色々な場所を冒険し、仲間を集め成長し、色々な情報を手に帝国軍基地へと乗り込んで、超能力者の能力を抑制するリミッターを解除するための情報を得るために戦いを繰り広げていきます。
ボツイラストの帝国軍総督の就任式イラスト。この就任宣言の後、捕らえたレジスタンスの公開処刑が行われるというシーン。
で、元々はこの設定を踏襲しようとしていたのですが、PCサイドがレジスタンスでは、ただの破壊活動や襲撃ばかりになりゲームの自由度が失われるとの声があり、急遽設定を変更し、銀河帝国はいいやつ、PC達はそこの平和を守るために宇宙を旅する超人だ、という世界観へと落ち着きました。
ですがそこで問題になるのが敵の存在です。
初期は帝国軍が悪役でしたが、じゃあ帝国が味方である以上どうすんべ?と考えた結果、スペースウォーリアーから裏切り者が出て、そいつがあちらこちらで破壊活動やら騒動を起こすので、その鎮圧に乗り出せばええやん!となり、そこで生みだされたのが”ヘラティック(異端者)”です。
スペースウォーリアーにはいわゆる教義的なものがあり、人様に迷惑かけんな、とか、弱い者いじめすんな、してるやつがいたら懲らしめろ、とか、修行積めよ!という、至極まっとうな考え方で生きるよう勧められており、しかし中には、力こそ正義だ!とか、俺のやりたいようにやって何が悪い!とか、アアン、悪ってサ・イ・コ・ウ☆という、力を手にしたためにトチ狂っちゃった奴もでてきたり。
そんなのを懲らしめたり、あるいは宇宙海賊や怪物を倒したり、あっちゃこちらで冒険したり、用心棒やったり、ただの都合のいい人の成り下がったりするのがスペースウォーリアーなんです。
そんな感じで作られたゲームだったんですが、システムは何度かのテストプレイとかで整合性が取れてきたんですが、問題はルールブック作りでした。
いや、まぁ、初めての同人誌印刷で、まずどこに印刷を頼めばいいのかもわかんなかったので、近くにある同人印刷所で少部数から印刷してくれる”ねこのしっぽ”さんに頼んでみました。
で、入稿当日になったのですが、紙原稿でも入稿可能ということで、プリントアウトした原稿に各ページのタグを貼りつけて持っていったのですが、イラストがね、ちょっと不備で。
まぁ、うちのイラスト、この当時はペン画だったんですよ。
こういうのが各セクション(”スペースウォーリアー”は、キャラクター、ルール、ワールド、マスターの4つのセクションに分かれています)の扉絵として載っていたり、またサンプルキャラクターのイラストや冒頭マンガなどイラストが多数あり、その原稿を紙原稿から印刷すると非常に粗くなりお勧めできない、といわれたのです。
それではどうすれば?とお伺いしたら、イラストデーターをそのまま入稿用データーに作り直してそれを入稿してください、といわれ、帰ってからデーターを作って再度入稿した、という経緯があります。
そのおかげで非常に綺麗な仕上がりとなり、最初に作られた同人誌としては上出来な内容として完成しました☆
このルールブックのほかにキャラクターシートや簡易スキル表や簡易アイテム表が掲載されたチャートブック、サンプルキャラクターとシナリオ1本が掲載されたシナリオブックが、コピー誌として付属し、それをスペースウォーリアーのロゴとキャラが印刷されたB5サイズ封筒に入れてコミケで頒布しました。
そんな感じで最初の同人誌でもあり、初めて完成させたTRPG”スペースウォーリアー”は完成しました。
ここにルールが掲載されてるから、是非読んでみてくださいな☆
それからはこの世界観を元に色々創作していき、今ではボードシミュレーションゲームやカードゲーム、小説やイラストブックにデジタルゲームであるAVGやRPGと色々なジャンルで展開しています。
その都度追加された世界観やガジェット、アイテムによって、現在では80~90年代のジャパニメーション的な世界観へと構築されつつあります。
そんな感じではじまり、現在も続いている”スペースウォーリアー”。
これからも作り続け、皆さんに楽しんでいただけたら幸いです☆
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