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カウントダウンはまだ

余命8カ月を遥かに超えて

5回目の入院 ~その3~

2012-09-15 13:10:00 | 2012年のできごと

 

9月13日(木)

骨シンチグラフィ検査を受ける。

癌の骨転移や、微小骨折の発見に用いられます。

10時30分、骨シンチグラフィ検査の為の薬剤注射。

ペット検査のように放射性薬剤を使用します。

15時40分、検査開始。 20~30分で終了。

 

18時、薬剤師さんより抗癌剤アリムタについての詳しい説明を受ける。

パンフも貰う。

後日、その中から抜粋して記載する予定です。

忘れてしまわなければですが(汗)

先日から毎朝飲んでいたパンビタン、てっきり普通のビタミン剤だと思っていましたが、ビタミンB12とヨウサンが入っているらしい。

粉末で苦手ですが、なるべく長く飲み続ける事になりますように!

 

 


9月14日(金)

朝9時より、夫と姉同伴で主治医から治療方針の説明を受ける。

骨シンチグラフィや脳MRIの画像を見せて貰う。

骨シンチのほうを見ながら、姉が「足長いねえ。」と。

残念ながら錯覚です、それは。

これにお肉や脂肪をペタペタと貼り付けると、あ~ら不思議! 短足に早変わり~(涙)

以前、ペット検査の画像を見た時にも姉は同じこと言ってたなぁ・・・

そんな事よりもですね、脳転移も骨転移も無かったってことが重要なんですよ。

2年前に癌性髄膜炎の疑いが出た時には、流石の私もギョッとしたのです。

とうとうこの世とお別れかぁ・・・と。

様々な症状が出て2か月程で命が果てるらしい。

クリスマスももう来ないし、年末も来ないし、新しい年を迎える事も出来ないんだ。

その時は再度、脳MRI検査を受け、疑いは晴れないままで。

髄液を採取して調べるルンバール検査を受ける為に入院したのです。

4回目の入院です。

その時の記録は又その内に書きます。

 

話を戻してっと。


アリムタ点滴は3週間に一度実施します。

副作用が強く出なければ、外来にて受けられます。

最後に主治医は、「抗癌剤はどれも高価ですが、このアリムタは3割負担だと1回に付き123,930円かかります。」

ぎょえ~~~!!!

貧乏人の私は、それまでの説明内容が頭から吹っ飛びました。アセアセ・・・

ま、高額医療費制度である程度は戻ってきますが。

あまり品の良い話ではありませんが、医師としては患者にこの説明もしないといけない事になっているのでしょう。

同意書を渡されました。

勿論同意しますとも。

 

この日の午後、早速アリムタ点滴を実施。

生理食塩液100ml
デキサトール注射液6.6mg     (アレルギー反応を抑えるステロイドホルモン剤)

生理食塩液100ml
アリムタ注720mg

生理食塩液50ml


40分程であっという間に終了。

とっても楽ちん♪

 

 

病院にて撮影   どんな壁も乗り越えるぞ~! どんなフェンスも突き破るぞ~!の木

 


5回目の入院 ~その2~

2012-09-15 12:50:00 | 2012年のできごと

9月11日(火)

入院当日の午後は、胸部レントゲン、造影剤使用の頭部MRI、心電図の検査を受けました。

いつだってMRI検査は苦手です。

だって大音響がするんですもん。

寝てられない・・・(笑)

「大きな音がしますので。」とヘッドホンを装着するのですが、これが全く役に立たないのです。

耳栓のほうがいいんじゃないのかなあ?

「気分悪くなったら鳴らして下さいね。」とブザーを持たされるのですが、ばかでかい音にいきなり気分悪いです。

でも大人(充分すぎるほど・・・)の私は我慢しますよ。

脳みそグラグラになってしまいました。

 

夜、熱は37.8度で少々頭痛。

 


9月12日(水)

早朝、採尿と採便と採血を済ませ、カメラ片手に敷地内をぶらりとお散歩。

同じくお散歩中の2~3人から、欲しい情報を収集する。

何の情報かって? 内緒です~。

病気と全く関係の無い話でして。

草花の写真など撮って病棟へ戻る。

 

この日はこれと言った検査は無し。

暇な一日。

ネットでゲームをして遊ぶ 。

ブログ更新はどうした!?

だってこれと言ったニュースが無いんですも~ん。

 

あとは読書。

談話室の本棚から面白そうな本を見つけてきました。

臨床医の石川恭三氏著の「医者の目に涙」と「医者の目に涙ふたたび」

面白いと言っても、一話目から泣いてしまいました。

心に沁み入る内容。

患者さん達との出会いと別れ、そしてご自分の生活の一部を綴ったエッセイ集。
 
退院までに読んでしまおう。

 

午後、主治医より説明。

前日の各種検査と当日の血液検査結果からは、抗癌剤治療に支障をきたすような結果は出なかった。

目出度く治療を受けられそうです。良かった♪

翌日、改めて家族同伴で詳しい治療方針の説明を受ける予定。

 

夜より又してもイレッサ副作用の膀胱炎の症状が出る。

切羽詰まった激しい尿意。 助けて~!!

翌日は主治医が外来診察担当日なので、午後になってやっと抗生剤が処方された。

いつもの腎臓内科ではメイアクトを1日3回を1週間分だが、この病院では1日1回のクラビット錠500を取り敢えず三日分。

はやく治れ~!!

あ、イレッサ服用は9月11日を以って終了致しました。

副作用には悩まされ続けましたが、でも癌の進行を大分抑えてくれたのではないでしょうか。

2年と11カ月もの長い間お世話になりました。

 

 

 

 

病院にて撮影の向日葵


5回目の入院 ~その1~

2012-09-11 12:51:00 | 2012年のできごと

 

本日、入院致しました。肺癌では5回目の入院です。

3月のペット検査で、肺の中の癌細胞が遠慮というものを知らず我がもの顔で活動している事が判明し、イレッサの服用を2日飲んで1日休むというサイクルに増やし、しばらく様子見でした。

5月と8月にCT検査を受け、その画像を比較した結果、さらに進行している事が判りました。

というわけで、いよいよ次の治療を開始しなくてはいけません。

今回の入院では、骨シンチ検査や脳のMRI検査等をした上で、その結果も踏まえて次の段階の治療法を数人の医師グループで検討し、開始します。

勿論最終決定は本人ですが。

多分アリムタ点滴になりそうです。

9月6日の受診日に、その準備としてビタミン剤の筋肉注射を受けました。

お薬もビタミン剤が処方されました。

アリムタにはビタミン剤が欠かせないようです。

他には入院日までのイレッサとポララミンがまだ出されました。

 

入院は2週間の予定です。

又副作用がどう出るか様子を見るのでしょう。

大した事なければ、外来にて治療を続けられそうです。

どうか、そうなりますように!

 

今回の入院に際して、病院でもネットが出来るようにと、夫が手際良く準備をしてくれました。

ありがたや~♪

なんちゃらとかいう物を買って、どこでもネットできるように契約してくれ、私のノート・パソコンとそれがあればO.K.

でも病院では携帯電話も禁止なぐらいですから、おおっぴらには使えません。

みんな病室で大声で電話していますけれどもね・・・

さあ、快適入院生活を送るぞ~~~!!!

 


さぼってしまいました

2012-09-07 10:16:00 | 2012年のできごと

大変です。2か月間もサボっていたら、テンプレートが変更されていました。

記事を更新すると元通りになるというので、取り敢えずはこの春の通院記録を一つ、大急ぎで書いておきます。

もう秋だというのに・・・

 

2012年 5月17日 
主治医交代後、初めての受診日でした。
その1週間前にも病院へ行きましたが、その日は検査(血液、レントゲン、CT)のみでしたので。
初対面の主治医は、私にも同伴していた夫にもきちんとした挨拶をして下さいました。
診察も説明も丁寧で、とても良い印象でした。
ひとまずホッとしました。

この冬から春にかけてのイレッサの効き目が芳しく無く、治療方針を新たに考えないといけない段階にありますが、急にイレッサ服用を止めるのは良くないとのこと。
次回の診察日に再度CT検査の予約を入れて、その検査結果をみてから考えましょう、という事になりました。
頭部MRI検査も今まで通り定期的に行っていくことに。
肺癌は脳や肝臓への転移が多いのです。

「イレッサの次に出来そうな治療とは例えばどういうものがありますか? 以前から何度かタルセバの名前を聞いていますが。」と訊ねてみました。
「そうですね、化学療法でアリムタなどがありますね。抗癌剤は2種類の組み合わせで使う場合が多いのですが、副作用も強く出る事が多く、このアリムタを単体で使う方法があります。」
あれれ、又点滴の抗癌剤ですか・・・御免こうむりたいところですが治療ですから頑張らねばです。
でも外来で済ますことも可能なようです。
私は出来ることなら、もう入院は避けたいです!
と、この時は強く思ったのですが、昨日(9月6日)の診察で入院が決まりました。

詳細は近日中に又書きます。

ま、先の事をあれこれ考えても仕方がありませんので、その時々の状況に合わせて行くしかありません。

と言うわけで、今までと同じようにイレッサとその副作用軽減の為の各種お薬を処方して頂き、薬局に寄って帰って来ました。
あ!結膜炎の目薬を忘れてしまいました。
結膜炎も副作用の一つで、しょっちゅう鬱陶しい目になっています。

他には頭皮の酷いかぶれ。これは出血したり化膿したり浸出液が出たり瘡蓋が出来たりで、長らくお薬を塗布していますが一向に良くはなりません。
今回は、いつものリンデロンVGローションと、それよりワンランク強力なデルモベート・スカルプローションが処方されました。
シャンプーは市販のものは避けて、薬局で勧められた資生堂2e(ドゥーエ)を使用しています。
これは一般のお店では販売されていません。

蕁麻疹もよく出ます。出ていない時も全身の痒み。
この対処としてポララミンを毎日服用していますが、これがアルコールと相性が悪いらしく、ワインを飲みたいのに飲めません(涙)
ワイン漬けの日々よ、再び戻って来ておくれ~!

顔の湿疹は最近は随分とましです。
青春のシンボルのニキビが、いっぱい出ていたんですよ。顔が真っ赤っか。
鼻の穴の中にもできて痛かったなぁ。

爪周囲炎というのも時々なって、これが痛いんですよ。この対処にはゲンタシン軟膏を塗布。

口唇ヘルペスも痛いです。これは副作用では無くて、体力と免疫力の低下が原因かな?
これにはアラセナA軟膏。

 

あとは出血を伴う膀胱炎。近くの腎臓内科のクリニックに何度も通っています。

その他にも様々な副作用と仲良し。
一つ一つは癌そのものと比べると全く大したこと無く、どうと言う事ないのですが、あれもこれもいっぺんに出ると少々鬱陶しいものです。
何にも煩わされず気分爽快♪ってな日がいつかやって来るといいんだけれど。