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カウントダウンはまだ

余命8カ月を遥かに超えて

6回目の入院 ~その4~

2012-11-20 19:49:00 | 2012年のできごと

 

今回の入院では、病院内の緩和療法チームのお世話にもなりました。

主治医による癌への治療と並行して、癌患者の心身両面の苦痛や苦悩に対応してくれます。

チームは腫瘍内科医、精神腫瘍医、専門教育を受けた看護師、緩和ケア担当の薬剤師から成ります。

今までは、癌自体よりはむしろ抗癌剤の副作用との闘い(闘いと表現するのはちょっと大袈裟かな?)だったような気がするのですが、今回ばかりは癌自体が原因の高熱と疼痛があり、これを鎮痛解熱剤で抑えながらの癌治療でした。

退院した今もそれは変わりありません。

鎮痛剤の効果が薄れてくると、まずは頭痛が、そして肺の痛みと高熱が戻ってきます。

今はまだ軽い鎮痛剤を用いていますが、場合によってはどんどん強い薬になって行くのでしょう。

 


今のところ、なんとか抗癌剤治療を受けていますが、いつの日か治療が有効ではなくなる日がやって来るでしょう。

私的には、その時がカウントダウンの始まりかなと思っています。

その折りにはホスピスでお世話になる事になるのかなぁ。

準備だけは早目にしておきましょ!というわけで、入院中に主治医と緩和チームの看護師さんに相談。

翌日には病院のソーシャルワーカーさんから、そのへんの詳しいお話を伺うことができました。

私の住んでいる市には、緩和ケア病棟(ホスピス)を有する病院は2カ所。

両親が一般病棟に入院していたことがあるので、お馴染の病院です。

どちらも凄い順番待ち状態だそうです。

まずは登録しておかない事には順番も回ってきません。

登録するに当たっては、それぞれの病院での家族面談が必要です。

電話で面談予約をとってから、一つの病院はほぼ3週間後の昨日、もう一つの病院は見学はすぐにさせて貰えましたが(夫と姉が行ってくれました。)、面談は12月に入ってから。

 


というわけで、退院時に主治医に書いて頂いた紹介状と、検査フィルム一式、私の書いた問診票を持って、夫と姉が昨日面談に行き、登録も無事済ませてくれました。

帰宅した夫、そして姉からの報告の中で、私が一番「ほほう!」っと反応したのは、『ペットも面会に行っていいんだって。』のひとことでした。

それは嬉しいではありませんか!

でも我が家の猫ちゃん達にとってはどうなのでしょう?

私に会って嬉しく思う前に、知らない所に連れてこられて大パニックを起こしかねませんね。

う~ん、悩みまする・・・ってまだホスピスに入院もしていないのに。あはっ!

 

そして私が2番目に反応を示したのは、『アルコールも飲んでよい。』でした。

わっはっは~♪ やったぞ♪やったぞ♪

病室の冷蔵庫は常に白ワインでいっぱいにしておきましょう♪

楽しみ♪ 楽しみ♪

あれやこれやと今から妄想する私・・・ふふふ・・・

 


肝心のホスピスとはどういう所か?については全くと言っていいほど書けていませんね。

12月にもう一件登録した時に、少しましな記事が書けるかも。

あくまでも、「かも?」ですので。

 


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6回目の入院 ~その3~

2012-11-13 21:11:00 | 2012年のできごと

今日で入院20日目。

明日、目出度く退院です!

入院後も増殖を続けていた癌の親分のメタボ化がようやく止まりました。

でかしたぞ! タルセバ!

どこまでぶくぶく大きくなるんだろう?と半ば呆れながら様子を見守っていたのですが、暫しの休憩に入ったもようです。

少々小粒のタルセバ100に変更したので、正直あまり期待はしていなかったのですが、頑張ってくれました。

今回は総ビリルビンも正常値のまま。

今しばらくは、このままタルセバ100mgを続行予定。

 

入院中の諸々の事は、退院後に又ぼつぼつと書く予定です。

入院している間に少しずつ更新できれば良かったんですけれどもね。

ご心配おかけしてしまった方、どうも申し訳ありませんでした。

途中、PCも入院か?!騒動が起き。

夫が大急ぎで新しいのを買って来てくれたら、ぽんこつが又生き返り・・・

今回の入院では、リハビリや緩和療法チームにもお世話になり、ソーシャルワーカーさんからお話を伺ったりと、少々忙しくもあり。

それにルームメイトともおしゃべりしなくてはね。

それにそれに、消灯21時半ってねえ。

毎日毎日、それはそれは長い夜を過ごしていました。

 

 

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6回目の入院 ~その2~

2012-10-31 20:15:00 | 2012年のできごと

今日で1週間目です。

入院当初より、ずっと元気になっています。

なにより、酷い痛みと熱を薬でコントロール出来ていますので、すこぶる楽です。

癌の親玉は相変わらず右肺の中で「ここで居座るぞ~!!」と威張っておりますが。

食欲も回復してきて、美味しく感じる事が増えて来ました。

大好きだった甘い物も一切受け付けなかったのですが、昨日今日と以前のように幾らでも食べるぞ~!と意欲満々。

最初は栄養点滴で、このままずっと点滴生活なのかなぁ・・・、ずっと車椅子生活なのかなぁ・・・、今回ばかりは退院できないかも・・・なんて感じだったのですが。

 

リハビリも少しずつ。

昨日は初めて外の歩行。やっと外に出た~♪

勿論、リハビリの先生と一緒にですが、嬉しかったな。

今日は階段を少し。外の階段も。

やっぱり外の空気は美味しいです。

下り階段は膝の関節が痛いです。特に右。

ぼつぼつですね。

まだまだ一人では散歩に出る事は出来ませんが、いまのところ自分の足で歩けるだけで満足です。

 

さて、抗癌剤治療はタルセバの量を減らして再開しました。

以前2週間飲んでいたのはタルセバ150mg錠剤、今回は100mgのです。

これで副作用が軽減してくれればいいのですが。

そして少しでも癌の進行速度を遅くしてくれれば言う事なしですね。

 

 

 

写真は私の胸部レントゲン写真です。

左に写っているのが10月18日撮影、右がその1週間後の10月25日のもの。

パソコン画面で見せてもらったのをカメラでパチリ!したものです。

あ、CT画像をカメラに収めるのを忘れてしまいました。

レントゲン写真ですから右肺が左側に、左肺が右側に写っています。

判りやすいように、親玉を○で囲んでみました。

わずか1週間でこの成長ぶり。

きっと美味しい物たらふく食べているに違いありません。

こんちくしょうめ!!!

・・・と、ちょっと毒を吐いてみました。

大きくなって背中側の肋膜に触れて痛みが出ているそうです。

痛みと発熱はいつまでも続きそうですので、それは薬で上手くコントロールして行くしか無さそうです。

 


今日の夕飯メニューには、かぼちゃの煮物が多過ぎるくらい出ました。

ああ・・・ハロウィン!

皆様、ハッピー・ハロウィン

 

 


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6回目の入院 ~その1~

2012-10-26 20:25:00 | 2012年のできごと

タルセバを1週間休薬した後、昨日10月25日受診。

この1週間で、肺の痛みが益々酷くなり、手足の関節も痛く、食欲も殆ど無く、家事どころか自分の身の周りの事をするのもおぼつかなくなっていました。

すっかり体力が無くなり、限界を感じていたので、入院グッズを一揃え準備して病院へ。

 

レントゲン検査の画像では、癌が又どでかくなっていて、「どこまで大きくなるんや~!」

主治医も「お見せするのが憚られるのですが・・・。」というような言葉と共に、前回のと今回のと見せて下さいました。

見せて貰う前に、レントゲン検査室の前で画像を受け取った時に既に確認していましたが。

血液検査結果は、タルセバの副作用から脱出できた模様。

ビリルリン値も正常値に戻りました。

ただ色んな数値が正常値という訳では無く、高過ぎたり低過ぎたりが多くあります。

これらや今起こっている身体の各種症状は、癌自体が原因のようです。

 

ここで採れる方法は二つ。

1、抗癌剤治療を進める。

2、緩和治療に移行する。

 

「タルセバを続けてみる価値はあります。」というのが主治医の見解でした。

タルセバの他にも、まだTS-1やなんちゃらとかいう抗癌剤もあり、癌の進行を遅らせる可能性はまだまだありますという事でした。

そこで、タルセバ続行に同意しました。

入院の話も出たので、即OKしました。

空きベッドの確認をして貰ったところ、二人部屋が空いていました。

入院が決まって、こんなにほっとした事はかつてありませんでした。

良かった♪ 良かった♪

 


又、体調の良い時に更新しますね。

 

いつも皆様のブログは拝見していますが、コメントを残せずに大変失礼しています。

申し訳ありません。

 


今回もコメント欄は閉じています。

 


タルセバ効果は?

2012-10-22 08:15:30 | 2012年のできごと

 

さて2週間タルセバを飲み続け、10月18日(木)受診。

癌は又ひとまわり大きく。

どうした!タルセバ!? もっと頑張れ!!

おまけに血液検査結果がすこぶる悪く。

多くの項目で基準値より高かったり低かったり。

特にビリルビン値が前回よりもまだ上がっていて、取り敢えずタルセバは1週間休薬となりました。

ああ・・・抗癌剤にふられ続ける日々。

抗生剤1週間分、そして熱がよく出るので解熱剤10回分処方される。あと解熱剤と一緒に飲む胃薬。

1週間後の予約をして帰る。

 

自覚症状としては、右肺の痛みが日に日に強くなっています。

特に背中側から痛いです。

一番大きな親玉が肺の奥のほうにあるからでしょう。

時々左も痛いです。

肩も凝ったように痛く、又もや膝や肘や手首の関節も少々痛く、手の指は腫れている感じ。

お次は何が起こるのかなぁ?

ま、なんとかなるさ。

 

 

今回もコメント欄は閉じています。