昨日は受診日でした。
いつものように運転手君兼保護者(?)の夫が一緒です。
診察予約時間より1時間半程早く到着するように行かなくてはいけません。
毎回、診察前に血液検査とレントゲン検査をするのですが、血液検査結果が出るまで1時間以上かかるのです。
病院に到着すると、まだ作動していない受付機に並ぶより先に、まずは血液検査順番票を確保しに。
膝の具合が悪く速く歩けない夫は置き去りにして、一人てきぱきと行動。
2番とったぞ~! ふっふっふっ。
他の段取りも済ませ、採血待合室で待っていると、4番カードを持ったおじさんがやって来ました。
朝、5時台に家を出られたとかで、もうすでにお疲れのご様子。お気の毒に。
私は車で20~25分程。恵まれていますね。
私自身は運転免許を持っていませんが。
さて、私が血を抜かれている間、後ろの待合室がなんだか賑やかに。
「血、噴き出とる~!」と、4番おじさんの声。
看護師さん駆け付け、「押さえていないと駄目ですよ。」
どうやら1番おじさんが採血の後すぐに、貼ってあるテープと綿を剥がしてしまったようです。
待合室に戻ってみると、おびただしい血が椅子や床に飛び散っていました。
採血室でこんな光景を見るのは初めての事でした。
抗癌剤の副作用か脳梗塞の薬の影響かで、血液が止まりにくくなっていたのでしょうか?
とにかく驚きました。
後で1番おじさんが普通に歩いて外来受付まで来られたのを見て、安心しました。
レントゲン検査も済ませ、後は予約時間までひたすら待つだけ。
外来棟から外に出て敷地内散歩。
赤、白、ピンクと梅が綺麗に咲いていました。
猫ちゃんのストーカーになって、あっちへウロウロこっちへウロウロする怪しいおばちゃん。
ふと我に返り、「そうそう、夫は膝が痛いんだった!」と引き返す。
さて、昨日の診察ですが。
先日のPET検査の結果をまずは聴かなくては。
幸いにも新たな転移はありませんでしたが、少しばかり進行していました。
前回の画像と比べると、よりくっきりと鮮やかに光っていました。
で、どう対処するかといいますと・・・
抗癌剤を飲む頻度を、今の1.5倍に増やすことに。
経口抗がん剤はここ2年と5カ月、イレッサを使用しています。
初めは毎日飲んでいたのですが、酷い各種副作用が出た為、週に1~2回休薬日を設けたり、ここ数カ月間は1週間服用して1週間休薬の繰り返しをしていました。
今日からは2日飲んで1日休むというペースです。
これで暫く様子見です。
因みにイレッサが有効な癌は、手術不能な非小細胞肺癌、又は再発非小細胞肺癌で、
その中でも、東洋人の女性、喫煙経験無し、腫瘍細胞のEGFR(上皮成長因子受容体)遺伝子変異が
陽性の患者に効果が見込まれるそうです。
条件ぴたりで、長らくお世話になっていました。
幸いにも、副作用で一番怖い間質性肺炎にもならず。
イレッサの耐性は普通2年程度で、私の主治医の見解では1年弱だそうです。
中には5年間も効果持続した人もいるそうですが。
そろそろイレッサとはお別れの時が近付いているような気がします。
でも、もうちょっと頑張ってくれると嬉しいかな。
昨日でこの主治医とはお別れでした。
この方は4年ほど前に難病を克服された経験をお持ちで、その後遺症の為、外科から内科に移られたそうです。
「自分がそんな病気になって、患者さんの気持ちがより解るようになった。」と仰っていました。
信頼していました。
残念ながら他の病院に転勤されます。
新しい病院でも、患者さんの気持ちを一番に大切にする素晴らしいお医者様であり続けて下さい。
ご活躍を心からお祈りしています。
昨日 病院にて