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カウントダウンはまだ

余命8カ月を遥かに超えて

アリムタからタルセバにバトンタッチ

2012-10-21 06:50:00 | 2012年のできごと

10月4日(木)

レントゲン検査にて更に癌が大きくなっている事が判明。

血液検査結果では、骨髄抑制は6日前よりは回復しつつあるが、新たに基準値を大きく外れている項目もあり。

アリムタ点滴は4日後に予定していました。

アリムタをもう1度試してみるか、別の抗癌剤を使用するか。

もし新たに使うならイレッサと同じ分子標的薬で経口抗癌剤のタルセバ。

迷わず「タルセバにします!」

アリムタくん、さよ~なら~~~!

一回限りの短いお付き合いだったね。

タルセバでの治療に同意する前に、又々お値段の説明も。

3割負担で1ヵ月分が 97,770円。

取り敢えず、この日は2週間分14錠が処方されました。

「え~っと、お財布に幾ら入っているかな? 足りるかな?」

病院の支払いはいつもカードで済ませているのですが、薬局はカードが使えません。

車の中で夫と二人、所持金全部出してみて合計してみる。

タルセバ以外の薬もちょこっと出ているし。

薬局にて、まずは合計額が幾らになるか計算して貰う。

おお!ぎりぎり足りました。めでたし♪めでたし♪

 

翌日からタルセバ服用。

朝食を摂ってから2時間半後に1錠飲みます。

その後もすぐには何も食べないほうがいいらしいです。

いつもの私なら、うっかり甘いものでもつまんでしまいそうですが、幸いにも食欲は無し。

相変わらず熱はだらだらと続く。

せっかくの良い季節なのに、まだまだお布団と仲良し。

あ、そうそう。タルセバ飲んで4時間半ぐらいに早速蕁麻疹がいっぱい。

ポララミン服用。

又毎日ポララミンかぁ・・・これで又ワインが飲めません。がっくり!

 

 

今回もコメント欄は閉じています。


退院後1回目の受診にて

2012-10-20 06:50:00 | 2012年のできごと

又々お久し振りです。

不調が続き、お布団とべったり仲良しな毎日を過ごしておりました。

不調の前半は、抗癌剤アリムタの副作用である骨髄抑制が強く出た為、弱り切った身体に菌が入って悪さをした為でした。

まずは退院後、頭痛がずっと続いていました。

9月28日の受診日は朝から酷い倦怠感で体の節々も痛く、起き上がるのもやっとこさ。

病院にて血液検査とレントゲン検査を終え、1時間後の診察予約時間まで座っている事も出来ず、レントゲン待合室のクッションの良いソファに横たわっていました。

予約時間を1時間以上オーバーして、やっと診察の順番がきました。

症状を説明すると、「熱はありませんか?」と。

「熱は無いと思いますが・・・」と測ってみると、38度を軽く越していて。あはは・・・

レントゲンの画像では、いつも基準にしている一番大きな癌の影が3倍程に大きくなっていて、血液検査結果もハチャメチャで、特に強い炎症反応を示していました。

「CTも撮って詳しく診てみましょう。肺炎や間質性肺炎の可能性もありますし、入院しての治療になるかも知れません。」と言う事になり、CT予約状況問い合わせの結果、1時間半待ち。

「一度、家に帰ってもいいですか?」

「入院の準備の為ですか?」

「あまりにもしんどくて、これ以上待てないので。」

CTは緊急でオーダーを入れてくれ、その結果が出るまで処置室のベッドで寝かせて貰えました。

結局、肺の影は癌のみで、恐れていた間質性肺炎ではありませんでした。

でも身体のあちこちで炎症を起こしていて、どこもかも痛いです。

「帰宅して食事が摂れそうでしたら入院しなくてもいいですが。」

ベッドで待っている間に、夫に売店でおむすびを買って来て貰って1個食べていました。

「それなら大丈夫でしょう。」という事で、入院は免れて抗生剤を処方されて帰宅。

 

それにしてもアリムタくんのバカ~!!

もっと根性出して頑張っくれないと駄目じゃない!

長くお付き合いしようと思っていたのに。

強い副作用だけ残して、お別れかも知れないなんてね。

ま、私とは相性が悪かっただけのこと。

他の人とは、うんと仲良くしてね。

 

その日の内に、熱はどんどん上がり39度も軽く越す。

ああ、しんど~~~

氷枕と冷えピタとアイスノンのお世話になる。

39度は切ったが、だらだらと熱は続く。

 

 

今回コメント欄は閉じています。

 


5回目の入院 ~その4~

2012-10-01 11:56:00 | 2012年のできごと

 

またもやズボラ癖、そしてちょっぴり体調を崩し、さぼってしまいました。

39度超えの発熱はインフルエンザの時以来かなぁ。

さてさて、続きをぼつぼつと書いていきましょう。

 

1回目のアリムタ点滴をしたあくる日、9月15日(土)

元気に早朝散歩。

毎朝の散歩で顔見知りになっていた方に誘われて、初めて院外へ。

病院前のずらり400メートルぐらいある花壇見物。

往復で当然のこと800メートル。

大丈夫か!?私!

それまでの散歩は1時間の内40分はじっとしゃがんで写真を撮るというペースだったもので。

色んな可愛い花を愛でつつ、ぶらりぶらりと歩き、前日の凄い風と雨で倒れてしまったらしき向日葵を二人がかりで「よっこらしょっ!」っと助け起こし根元の土を足で踏み固める。

間質性肺炎患者と肺癌患者で何をしているのでしょう?(笑)

次にその方は色んな花の種を採り始めました。

私にもどんどんくれます。

時々、虫が付いています。きゃ~!!

楽しく散歩は終りました。


 

病室にて種の選別中。またもや小さな小さな虫さんが・・・ぎゃ~~!!

 

 

昼食後、吐き気が来ました。

徐々に強く。

夕方、持参していたゼリーと野菜ジュースを。

なんとか食べて飲めた。

夕食は全く食べられず。

 

9月16日(日)

軽い吐き気がするが早朝散歩へ。

少々眩暈がするので早々に病室へ帰る。

吐き気止め薬のプリンペランが処方されたが、まだ飲む程では無い。。

朝食は食べる事ができた。

シャワーにてすっきり。

痒みを伴う湿疹が腕と足に。

イレッサの時から愛用の痒み止めベナパスタを塗布しておく。

 

9月17日(月)

軽い眩暈。

吐き気が強くなったり、弱くなったり。

なので食事も摂れたり摂れなかったり。

鼻血。

右足太ももが疼く。

散歩は諦める。

 

9月18日(火)

雨の為、散歩出来ず。

頭痛、吐き気、鼻血。

朝食後、シャワーですっきり。

右足の痛み軽減。

 

以後、こんな毎日の繰り返し。

大きな副作用は出ず、週末の退院許可が下りる。

「では金曜日に!」と希望を出す。

後は自覚症状の出にくい副作用が待っています。

1週間後に検査と受診という事で、9月21日(金)に目出度く退院。

 

 

今回コメント欄は閉じております。

 

 

病院にて撮影  サルスベリ


5回目の入院 ~その3~

2012-09-15 13:10:00 | 2012年のできごと

 

9月13日(木)

骨シンチグラフィ検査を受ける。

癌の骨転移や、微小骨折の発見に用いられます。

10時30分、骨シンチグラフィ検査の為の薬剤注射。

ペット検査のように放射性薬剤を使用します。

15時40分、検査開始。 20~30分で終了。

 

18時、薬剤師さんより抗癌剤アリムタについての詳しい説明を受ける。

パンフも貰う。

後日、その中から抜粋して記載する予定です。

忘れてしまわなければですが(汗)

先日から毎朝飲んでいたパンビタン、てっきり普通のビタミン剤だと思っていましたが、ビタミンB12とヨウサンが入っているらしい。

粉末で苦手ですが、なるべく長く飲み続ける事になりますように!

 

 


9月14日(金)

朝9時より、夫と姉同伴で主治医から治療方針の説明を受ける。

骨シンチグラフィや脳MRIの画像を見せて貰う。

骨シンチのほうを見ながら、姉が「足長いねえ。」と。

残念ながら錯覚です、それは。

これにお肉や脂肪をペタペタと貼り付けると、あ~ら不思議! 短足に早変わり~(涙)

以前、ペット検査の画像を見た時にも姉は同じこと言ってたなぁ・・・

そんな事よりもですね、脳転移も骨転移も無かったってことが重要なんですよ。

2年前に癌性髄膜炎の疑いが出た時には、流石の私もギョッとしたのです。

とうとうこの世とお別れかぁ・・・と。

様々な症状が出て2か月程で命が果てるらしい。

クリスマスももう来ないし、年末も来ないし、新しい年を迎える事も出来ないんだ。

その時は再度、脳MRI検査を受け、疑いは晴れないままで。

髄液を採取して調べるルンバール検査を受ける為に入院したのです。

4回目の入院です。

その時の記録は又その内に書きます。

 

話を戻してっと。


アリムタ点滴は3週間に一度実施します。

副作用が強く出なければ、外来にて受けられます。

最後に主治医は、「抗癌剤はどれも高価ですが、このアリムタは3割負担だと1回に付き123,930円かかります。」

ぎょえ~~~!!!

貧乏人の私は、それまでの説明内容が頭から吹っ飛びました。アセアセ・・・

ま、高額医療費制度である程度は戻ってきますが。

あまり品の良い話ではありませんが、医師としては患者にこの説明もしないといけない事になっているのでしょう。

同意書を渡されました。

勿論同意しますとも。

 

この日の午後、早速アリムタ点滴を実施。

生理食塩液100ml
デキサトール注射液6.6mg     (アレルギー反応を抑えるステロイドホルモン剤)

生理食塩液100ml
アリムタ注720mg

生理食塩液50ml


40分程であっという間に終了。

とっても楽ちん♪

 

 

病院にて撮影   どんな壁も乗り越えるぞ~! どんなフェンスも突き破るぞ~!の木

 


5回目の入院 ~その2~

2012-09-15 12:50:00 | 2012年のできごと

9月11日(火)

入院当日の午後は、胸部レントゲン、造影剤使用の頭部MRI、心電図の検査を受けました。

いつだってMRI検査は苦手です。

だって大音響がするんですもん。

寝てられない・・・(笑)

「大きな音がしますので。」とヘッドホンを装着するのですが、これが全く役に立たないのです。

耳栓のほうがいいんじゃないのかなあ?

「気分悪くなったら鳴らして下さいね。」とブザーを持たされるのですが、ばかでかい音にいきなり気分悪いです。

でも大人(充分すぎるほど・・・)の私は我慢しますよ。

脳みそグラグラになってしまいました。

 

夜、熱は37.8度で少々頭痛。

 


9月12日(水)

早朝、採尿と採便と採血を済ませ、カメラ片手に敷地内をぶらりとお散歩。

同じくお散歩中の2~3人から、欲しい情報を収集する。

何の情報かって? 内緒です~。

病気と全く関係の無い話でして。

草花の写真など撮って病棟へ戻る。

 

この日はこれと言った検査は無し。

暇な一日。

ネットでゲームをして遊ぶ 。

ブログ更新はどうした!?

だってこれと言ったニュースが無いんですも~ん。

 

あとは読書。

談話室の本棚から面白そうな本を見つけてきました。

臨床医の石川恭三氏著の「医者の目に涙」と「医者の目に涙ふたたび」

面白いと言っても、一話目から泣いてしまいました。

心に沁み入る内容。

患者さん達との出会いと別れ、そしてご自分の生活の一部を綴ったエッセイ集。
 
退院までに読んでしまおう。

 

午後、主治医より説明。

前日の各種検査と当日の血液検査結果からは、抗癌剤治療に支障をきたすような結果は出なかった。

目出度く治療を受けられそうです。良かった♪

翌日、改めて家族同伴で詳しい治療方針の説明を受ける予定。

 

夜より又してもイレッサ副作用の膀胱炎の症状が出る。

切羽詰まった激しい尿意。 助けて~!!

翌日は主治医が外来診察担当日なので、午後になってやっと抗生剤が処方された。

いつもの腎臓内科ではメイアクトを1日3回を1週間分だが、この病院では1日1回のクラビット錠500を取り敢えず三日分。

はやく治れ~!!

あ、イレッサ服用は9月11日を以って終了致しました。

副作用には悩まされ続けましたが、でも癌の進行を大分抑えてくれたのではないでしょうか。

2年と11カ月もの長い間お世話になりました。

 

 

 

 

病院にて撮影の向日葵