ようやく聴けました。今回のアルバムもカッコ良いですね。
今回のアルバムはかなりライヴでのサウンドを意識してるみたいです。曲はかなりシリアスな路線で今までになくヴァイオレンスな匂いがします。作曲やプロデュースがSIXX:AMと同じチームなので、それっぽい感じは多分にあります。
ただこのジェイムズ・マイケルという人、SIXX:AMでもそうだったんですが、ドラムのプロダクションが荒い。生っぽいのと荒いのは違う訳で、特に最近のトミーのドラムはブランクもあってかなりユルく、昔のようなグルーヴやビートは期待出来ない状態だし、もう少しシビアなディレクションが必要だったのじゃないかと思います。それと、楽器全体はSHM-CDって事で、レンジが凄く広く、音響によってはひっこんでしまいますね。
ギターに関してもライヴでのサウンドに限りなく近い音になっています。いつものドラムとベースの隙間を縫うような鋭さよりもワイルドでラウドな音になってます。どうやったらこんなサウンドが出せるんですかね。スタジオでライヴと同じセッティングをするとまず確実にダサい音になってしまうんで、その辺非常に興味があります。
ギター、ベース、ドラム、シングル・シングル候補の曲ではさすがにキメ細かく処理されているのですが、基本はかなりライヴっぽく作ってあるので、デッカイ音で聴かないとかなりダサくてユルい感じになってしまうと思います。
今回はかなりパーソナルな内容で、相変わらずおれ個人が深く共感出来る内容です。時系列というか、お話みたいになっていて、ある種コンセプトアルバム的な流れがあります。やっぱニッキーの歌詞はカッコ良いです。曲もツブ揃いだし、ニッキーが全面に出ていて少し暗い印象ですが、これから入っても全く問題ないんじゃないですかね。
とりあえず、デッカイ音で聴きましょう。ロックってそういうモンですよね。
佐藤様☆