イザナギとイザナミの夫婦が産んだ最初の子がヒルコ。
3歳になっても立たなかったとかで葦船に入れて流し去った。
記紀はその後のヒルコについて何も書いてない。
古今和歌集には、ヒルコが竜宮に流れ着き、竜神に育てられたという話が載っていているらしい。
また火の神カグツチを産んでホトを焼かれたイザナミが死に、妻を恋うイザナギは母を慕って泣くカグツチの首を斬りおとした、と。
天降った夫婦神は、今時の乳幼児を虐待死させてニュースになる未熟な夫婦たちと変わらない。
「歴史読本(2011年11月号:新人物往来社)」によれば、日本各地にヒルコを祀った神社が多数存在し、中でも有名なのは兵庫県西宮市の西宮神社だ、と。
葦船が西宮に漂着しヒルコはエビスとして祀られるようになったという話は「太平記」が最初らしい。
今でも漂着した漂着した水死体はエビスと呼ばれ、漁師が拾い上げれば豊漁の徴だとする風習が有る、とか。
宝船に乗って福を齎す七福神は外来の神々だが、エビスは辺境から来た神かも。
記紀に一度だけ登場して、その後について記述がない神は少なくない。
アメノミナカヌシやツクヨミは神々の系譜で中枢に位置するが、記紀の記述は少ない。
記紀以外でどのような記述が有るか分からなければ、神話としての興味も半減する。
記紀には登場するが風土記にほとんど記述のない神は、神話がいかにも作為だという印象を強くさせる。
アマテラスが、その代表。
アマテラスを太陽神(ヒルメ:日の女、日の妻)とし、ツクヨミを月の神とするなら、その前に生まれたヒルコ(日の子)が流されて忘れ去られたのはどうしてなのか。
皆、本当は一つのファミリーの出ではなく、異なる部族に由来し、相互の間に記述されていない戦いがあって、その勝敗の結果だけがそのような形式で語られてきたということではなかろうか。
3歳になっても立たなかったとかで葦船に入れて流し去った。
記紀はその後のヒルコについて何も書いてない。
古今和歌集には、ヒルコが竜宮に流れ着き、竜神に育てられたという話が載っていているらしい。
また火の神カグツチを産んでホトを焼かれたイザナミが死に、妻を恋うイザナギは母を慕って泣くカグツチの首を斬りおとした、と。
天降った夫婦神は、今時の乳幼児を虐待死させてニュースになる未熟な夫婦たちと変わらない。
「歴史読本(2011年11月号:新人物往来社)」によれば、日本各地にヒルコを祀った神社が多数存在し、中でも有名なのは兵庫県西宮市の西宮神社だ、と。
葦船が西宮に漂着しヒルコはエビスとして祀られるようになったという話は「太平記」が最初らしい。
今でも漂着した漂着した水死体はエビスと呼ばれ、漁師が拾い上げれば豊漁の徴だとする風習が有る、とか。
宝船に乗って福を齎す七福神は外来の神々だが、エビスは辺境から来た神かも。
記紀に一度だけ登場して、その後について記述がない神は少なくない。
アメノミナカヌシやツクヨミは神々の系譜で中枢に位置するが、記紀の記述は少ない。
記紀以外でどのような記述が有るか分からなければ、神話としての興味も半減する。
記紀には登場するが風土記にほとんど記述のない神は、神話がいかにも作為だという印象を強くさせる。
アマテラスが、その代表。
アマテラスを太陽神(ヒルメ:日の女、日の妻)とし、ツクヨミを月の神とするなら、その前に生まれたヒルコ(日の子)が流されて忘れ去られたのはどうしてなのか。
皆、本当は一つのファミリーの出ではなく、異なる部族に由来し、相互の間に記述されていない戦いがあって、その勝敗の結果だけがそのような形式で語られてきたということではなかろうか。
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