防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

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鹿児島市の男児切りつけ:「早く逮捕して」 保護者ら付き添い集団登校 /鹿児島

2007年10月26日 | 子供の防犯


鹿児島市の男児切りつけ:「早く逮捕して」 保護者ら付き添い集団登校 /鹿児島

 ◇事件から一夜
 鹿児島市宇宿2で市立宇宿小3年の男児(8)が刃物で
切りつけられた事件から一夜明けた24日、同小の子ども
たちはパトカーが巡回する物々しい雰囲気の中、保護者に
付き添われて登校した。

 同小は普段から集団登校しているが、事件を受けて23
日、登下校時の保護者のつきそいを呼びかけた。「おはよ
うございます」。集団登校する子どもたちは、横断歩道で
誘導する交通指導員と元気よくあいさつを交わしていたが、
この日はいつもと違い、地域の防犯団体の青パトが拡声器
で注意を呼びかけたり、赤色灯をつけたパトカーも。ある
母親(31)は「子どもだけではやはり心配。早く犯人を
逮捕してほしい」。別の母親(44)も「通学路は事件現
場よりも人通りが少ないところが多い。刃物を持った人が
いると思うと恐ろしい」と表情を曇らせた。

 種子島潔教頭によると、被害男児は手にばんそうこうを
張って登校し、特に落ち込んだ様子などは見られず、他の
児童もショックを受けた様子などはないという。各学級担
任が「不審者を見たら大声を出す」などの防犯指導したほ
か、各児童に「外出するときは帰宅時間を知らせる」など
の保護者への依頼文を持たせ、下校時には教師が集団下校
に付き添った。

 一方、県警は事件発生と同じ午後4時前後に、現場周辺
で捜査員20人が聞き込みを実施。信号待ちで停車中の車
両や通行人に事件の目撃情報などを求めたが、有力な目撃
情報はなかった。

ヤフーニュース

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鹿児島のこの事件以降、学校では、各学級担任が「不審者
を見たら大声を出す」などの防犯指導したほか、各児童に
「外出するときは帰宅時間を知らせる」など の保護者への
依頼文を持たせ、下校時には教師が集団下校に付き添うなど
の対策が取られているようです。

しかし、上記の対策には色々な問題点があります。
ます、「不審者」とは一体どのような人なのでしょうか?
サングラスにマスクをした人でしょうか?
子どもたちに防犯の指導をする場合には、不審者について
具体的に説明する必要があります。「知らない人」という
表現も、子どもにしてみれば公園で2~3度顔をあわせれば
もう「知らない人」にはなりません。

「大声を出す」という方法も近くに人がいたり、民家があった
りといった場合にだけ有効です。

外出時に帰宅時間を知らせる事も「防犯対策」にはなりません。
帰宅時間内、帰宅時間後でも児童が被害にあうリスクには何ら
変わりはありません。この方法の唯一のメリットは、児童の帰宅
時間が遅れた場合に、事後対応(警察への通報等)を行うという
ルールの目安にしやすいという点だけです。
これは「犯罪の未然防止(防犯)」ではなく、「事後対応」の内容
になります。

以上のような点を踏まえて、効果的な正しい防犯対策を子どもたち
には教えてあげてほしいと思います。


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