川崎・女性刺殺：自宅までわずか２００メートル 「危ないトンネル」現実に ／神奈川

川崎・女性刺殺：自宅までわずか２００メートル　「危ないトンネル」現実に　／神奈川


　川崎市宮前区梶ケ谷のトンネル歩道で２３日未明に起きた殺人事件。
近くのアルバイト、黒沼由理さん（２７）が何者かに刺されたトンネル
の出口から自宅までは、わずか２００メートルだった。内部の側壁やフ
ェンス、歩道には約３０メートルにわたり大量の血痕が残っており、周
辺住民らはショックを隠せない様子だった。

　黒沼さんが殺害された市道トンネルは、長さ約１７０メートル。北側
が幹線道路につながっており、幹線沿いに停車本数の多いバス停がある
ため、特にトンネル南側の住民がよく通るという。歩道は車道より一段
高く、幅は約２・２メートル。側壁のあちこちに落書きがある。

　現場近くのマンションに住む男性会社員（５０）は「トンネルは長く
て、落書きもたくさんあって、危ない印象があった。男でも歩きたくな
いが、女性ならなおさらだろう」と話した。この男性の妻はトンネルを
通らず、いつもう回して帰宅しているという。

　事件直後に現場を通りかかり、倒れていた黒沼さんを見たという女性
は「最初は交通事故かと思ったが、歩道に血だまりがあっておかしいと
思っていた。まさか殺人事件とは」と声を震わせた。

　黒沼さんは県内の短大を卒業後、川崎市内のコンピューター関連会社
に就職。今年６月ごろに退職し、現在は東京都千代田区のチーズこん包
会社で週１回ほどアルバイトをしていたという。近くのマンションの主
婦（５０）は「背が高くて明るい感じの人だった。とてもショックです。
トンネルは痴漢などのうわさが絶えず、夜遅くは通らないようにしている
」と話した。

　中学時代のクラスメートだった主婦（２７）は「ニュースで見て同じ名
前だったのでまさかと思ったが……。クラスではおとなしい普通の子でし
た」と驚きを隠せない様子だった。

ヤフーニュース

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今回の事件現場になった場所は「夜は人通りが少なく、暗く
落書きが多い、痴漢も発生していたトンネル」です。

このような場所は、小宮先生の犯罪機会論によれば、
「犯罪の起こりやすい場所」に該当します。
このような場所には近づかない事が第一です。

警察の捜査によれば、被害者の女性は「待ち伏せ」
されていた可能性があるとの記事がありました。
この女性は事前に犯人から監視されていた可能性が高い
と思われます。このような場合、通常と同じ経路で帰宅
する事は危険と言えます。文中の男性の妻のように、多少
遠回りでも、このような危険な場所を避ける必要があり
ます。

地域や行政としては、トンネル内に外灯を増設して光度を
保ったり、不審者が隠れやすい場所を封鎖したり、落書きを
消したり、夜間パトロールをする、といった活動がなされる
べきでした。

このような行動は、事件が起こったから行なうものではなく、
本来は事件が起こらないように「事前に行なう」ものです。
これが本来の意味での防犯です。

これからは子どもは当然ですが、女性や老人などの犯罪被害に
遭う確率の高い人たちもどんどん防犯について学ぶべきだと思い
ます。そうする事で自身が犯罪被害に遭う確率を低くできます。

人間は本来、誰でも危険を察知する能力を持っています。
事件現場の近隣の大半の人は、事件現場のこのトンネルが「危険」
だと以前から知っていたことでしょう。それは意識的にしろ、
無意識的にしろ、トンネルを見て「ここは危険な場所だ」と危険を
察知できているという事だと私は思います。
このような時にせっかくのサインを否定するような事も頭に浮かぶ
はずです。

　「でも、こんな場所で事件なんて起こるはずがない」
　「あの男の人が犯罪者かもだなんて、馬鹿げてる」
　「私って被害妄想では・・？」

このような考えを無視して、自分の内なる声に素直に従って行動した
時に自分の身を守ることは可能です。
　
危険が察知できれば、答えは簡単です。

今ここを通るのが、「危険なのか？」「危険ではないのか？」
「危険であれば、どの経路を通った方が安全なのか？」などを
考え、一番安全と思われる方法を自身で選択すれば良いだけです。



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