＜傷害事件＞小４女児、男に胸など刺される 兵庫・たつの＞
２８日午後６時２０分ごろ、兵庫県たつの市新宮町新宮の学習塾
前路上で、小学４年生の女児（９）が、男に刃物で左胸の下２カ所
を刺され、左腕を切られた。女児は救急車で病院に運ばれたが、傷
はいずれも浅く軽傷。男は徒歩で逃げており、県警たつの署は傷害
事件として行方を追っている。
調べなどによると、女児は勉強を終えて塾を出て自転車で帰宅途
中、男が前方から意味不明のことを話しかけてきた。自転車を降り
ると、男が女児のリュックサックを触ろうとしたため拒んだところ、
男が手に持っていた白いポリ袋のようなものでたたかれたという。
中に刃物を忍ばせていたらしく、驚いた女児が塾に戻って講師に訴
え、講師が通報した。約１０分前、近くの路上で同じ塾帰りの女児
が男に抱きつかれる事件があり、同署が関連を調べている。
男は３０～４０歳で身長約１７０センチ、がっちりした体格。白
っぽい服に黒っぽいリュックサックを背負っていたという。
現場はＪＲ姫新線播磨新宮駅南東約４００メートルの住宅街。
ヤフーニュース
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本日のテレビニュースによれば、女児の負傷程度は刃物で左胸下を
刺された２箇所のうち、１箇所は肺まで、もう１箇所は肝臓まで達
していたようです。
事件当時の被害女児と容疑者のＣＧ参考映像も放映されていまし
たが、塾帰りの女児が容疑者から意味不明の声掛けをされて呼び
止められ、乗っていた自転車を降りたところ、容疑者が女児の
リュックを引っ張るような動きを見せ、女児が更にそれを拒絶した
ようです。すると容疑者が手にしていた白いビニール袋を女児に差
し出した直後に刃物で刺された模様です。
ＣＧ参考映像では女児が不審者と遭遇した際に乗っていた自転車を
降りているのですが、自転車を容疑者のすぐそばの「自転車の左側」
に降りていました。文字で表すとこうです。
「容疑者」→「女児」→「自転車」
このような場合、本来、相手との距離は離れているほど「安全」とい
う事ですから、「自転車の右側」に降りた方が「不審者」との距離は
若干ですが遠くなりますし、自転車が女児と容疑者の間にありますので、
容疑者にとっては心理的、物理的に障害になります。
文字で表すとこうです。
「容疑者」→「自転車」」→「女児」
このような場合には前回の記事でもご紹介した「自転車」を用いた護身
術を利用することもできます。基本は絶対に不必要に相手に近づかず、
安全な最低の距離を保つことです。（自分と相手が手を伸ばしても手が
触れない距離）
この事件の数分前にも現場近くで女子児童が不審者に抱きつかれるという
事件が起こっています。今回の事件の場合も容疑者の男性はこの塾周辺に
おいてターゲットの監視を行なっていたことでしょう。
地域でこのような重大な犯罪が起こる前に類似した声掛け犯罪等が起こって
いる確率は非常に高いと思われます。我々の出来ることとすれば、このような
犯罪の初期の段階で地域で集中してパトロールを行い、声掛け事案を起こさせ
ない事です。
【画像は現場を立ち去る容疑者の監視カメラからのものです】
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