防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

日本ガーディアンエンジェルスの子供を守る活動

2006年01月17日 | 子供の防犯


今日は数ヶ月振りに日本ガーディアンエンジェルスのHPを
拝見しました。すると広島・栃木の女児殺害事件の影響を受
けてでしょうが、「総力をあげて子供を守りぬけ!」という
テーマで「安全セミナー」の一部が掲載されていました。

日本ガーディアンエンジェルスHP

総力をあげて子供もを守りぬけ!「安全セミナー」の一部 .pdfファイル

この内容を読ませて頂いたのですが、本当にびっくりしました。
内容が具体的で解りやすいというのもあるのですが、私たちの
グループの現在のセルフディフェンスセミナーのカリキュラムと
共通する部分が非常に多かったからです。
以下、上記ファイルからの抜粋です。


危険を察知する力をつける
目と耳の力を鍛えること
 ●まちや人に関心を持ち観察する
 ●普段と違う様子に敏感になる
  例)見たことがない人や車、新しい建物、人が集まっているなど
 ●音や声に敏感になる
 ●普段と違う様子に気づいたら近づかない
 ●気づいたことはすぐに大人に伝える

間合いをとる(距離をあける)
 ●親しくない人とは、必ず腕の長さ以上離れる
 ●普段と違う様子には近づきすぎないこと
  例)見たことがない人や車、エンジンがかけっぱなしの車
 ●危ない場所や一人になる場所に行かない
  例)工事現場、ビルの屋上、人のいない公園、河川や山林など
  例)エレベータで知らない人と二人きりになった場合は時間をずらす

社会のルールを守る
 ●交通ルールはもちろんのこと、社会の基本的ルールを教える

伝達能力を高める
 ●事実を正確に伝える練習をする
 ●大声を上げて特定した人にジェスチャーをまじえて伝える
  自分が今どうなっているか、どうしてほしいか、あなたに助けてほしい!
  例)助けて~! 赤い服をきたおばさん。この人はお父さんじゃない!
    連れていかれそうです。すぐに110番してください!
 ●防犯ベルなど防犯グッズをいつでも使えるように準備しておく
  例)一人でいる時は、防犯ベルをいつも片手に持ち気をつけていることをアピール

すぐにその場を離れる、逃げる行動ができる
 ●大声をあげながら走る
 ●逃げるための護身術
  例)つかまれた手を抜く、はがい絞めから逃れる技など
 ●相手の言いなりにならない
  例)静かにしろ→静かにしないで逃げる
  例)言うことを聞け→言うことを聞かないで逃げる
 ●子どもは大人の力にはかなわないので、逃げるが一番!と教える
  ※噛み付く、蹴るは効果があるときないときがあり、
   相手を逆上させる危険性があるので注意

万が一、車に連れ込まれたなど逃げられない状態になった場合には
あああの法則を思い出す
【あ】わてず、【あ】せらず、【あ】たまを使う
 ●相手の隙(すき)をついて離れる場面をつくる
  例)生理的な欲求が効果的である
   (おしっこが漏れる、ウンチしたい、お腹減った、ゲボが出そうなど)
 ●コンビニなどできるだけ人のいる場所に誘う→店員の後ろか横までたどりつく


実際にはこれらの内容を基本として、いかに細かく様々な状況に対応
できるように子供に指導するのか?が一番重要な点なのでしょうが、
当然、この点はオープンになっていません。
しかし、単純にこれらを実行するだけでも、自分の子供を犯罪者を
ターゲットにされる可能性はかなり軽減するはずです。

この書き込みをご覧の皆様、読むだけではなく是非実行して
みて下さい。本当にお役に立つと思います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい・・・ (Yoshi)
2006-01-17 22:06:56
いつも、ためになる情報 感謝です!

危険を察知する力・・身につけさせねば・・と

思う反面、なんでこんなこと(社会)になったのかなぁ・・という憤りを感じます。



こういう指導をするときに、

知らない人には、まず疑いの目を・・というように

教えてしまいそうになりますが、

それでは、警戒心以外の感性が失われていくような気がします。

伝え方・・子どもの受取り方 これは大事ですよね
返信する
私は・・・ (Ken)
2006-01-18 09:27:02
危険を察知する能力・・・というと

何か特殊な能力のような感じですが

「いつもそこにいない人、もの、車

などを見抜く能力」と言うと良いか

もしれませんね。状況観察力などと

言い換えれば解りやすいかもしれま

せん。



常に周囲の人すべてを警戒するので

はなく、不自然な人を発見した場合

のみ警戒できれば良いのではないか

と思います。例えが分りづらいかも

しれませんが、例えば、登校時に

通学路の土手に一足早く出てきた

ツクシを遠くからいち早く発見でき

る子供は、同じように遠くから不審

者を発見する能力に秀でていると言

えるかもしれません。

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