◇ 天然ガスの輸入は4割増 = 中国税関総署は13日、9月の貿易統計を発表した。それによると、輸出は3057億ドルで前年比28.1%の増加。輸入は2390億ドルで17.6%の増加だった。この結果、貿易収支は668億ドルの黒字となっている。輸出は予想より伸びが大きく、輸入は予想より伸びが小さかった。欧米諸国の景気が回復中である半面、中国の景気は鈍化していることを反映している。
輸出を相手国別にみると、第1位はアメリカで輸出額は574億ドル。次いでEU向けが445億ドル、ASEAN向けが404億ドルとなっている。とにかく、この3地域向けの輸出額が大きい。また日本への輸出額は144億ドル、日本からの輸入額は181億ドルだった。日本側の輸出超過となっている。
景気の鈍化を反映して輸入の伸びは予想を下回ったが、エネルギーの輸入だけは急増した。ことし1-9月間の輸入額を前年同期と比べてみると、石炭は26.1%、原油は33.8%、天然ガスは39.6%も増大した。いま中国では石炭火力発電所の稼働率が低下し、全国で停電が発生している。この状態を改善するため、天然ガスなどの輸入が急増しているわけだ。
新型コロナの流行が落ち着き、欧米諸国が経済の正常化に踏み切った。このためエネルギーに対する需要が増大、その一方で供給が追い付かない。その結果、エネルギーの国際価格が急騰している。そこへ中国の輸入増加が、追い討ちをかける形となった。日本も高いエネルギーを買わされるから、経済的には大きな打撃を受けることになる。
≪13日の日経平均 = 下げ -90.33円≫
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
輸出を相手国別にみると、第1位はアメリカで輸出額は574億ドル。次いでEU向けが445億ドル、ASEAN向けが404億ドルとなっている。とにかく、この3地域向けの輸出額が大きい。また日本への輸出額は144億ドル、日本からの輸入額は181億ドルだった。日本側の輸出超過となっている。
景気の鈍化を反映して輸入の伸びは予想を下回ったが、エネルギーの輸入だけは急増した。ことし1-9月間の輸入額を前年同期と比べてみると、石炭は26.1%、原油は33.8%、天然ガスは39.6%も増大した。いま中国では石炭火力発電所の稼働率が低下し、全国で停電が発生している。この状態を改善するため、天然ガスなどの輸入が急増しているわけだ。
新型コロナの流行が落ち着き、欧米諸国が経済の正常化に踏み切った。このためエネルギーに対する需要が増大、その一方で供給が追い付かない。その結果、エネルギーの国際価格が急騰している。そこへ中国の輸入増加が、追い討ちをかける形となった。日本も高いエネルギーを買わされるから、経済的には大きな打撃を受けることになる。
≪13日の日経平均 = 下げ -90.33円≫
≪14日の日経平均は? 予想 = 下げ≫