◇ 効果てきめんのワクチン接種 = ワクチン接種の効果が、はっきりと表れてきた。世界の感染者数は1億6842万人、前週比で350万人の増加。死亡者数は347万8557人、8万0575人の増加だった。感染者、死亡者ともに、4週間連続で縮小している。死亡者数でみると、アメリカはこの1週間で4000人の増加。ブラジルやインドは高水準のまま横ばいだが、ヨーロッパの主要国は明白に減少した。
優等生のイギリスは、この1週間の死亡者が54人に減少している。イタリアやフランス、スペインの死亡者も、1週間の増加数は1000人を割った。ドイツはまだ1000人強だが、目に見えて改善している。このため、これらの国では段階的に規制が解除されており、大半の地域で店舗外の営業が解禁され、博物館や美術館も正常化された。
NHKの集計によると、1回以上のワクチン接種者が人口に占める割合は、イギリスが56%、アメリカが49%。またドイツが42%、スペインが37%、フランスが35%などとなっている。アメリカやヨーロッパ諸国で接種が進み、その効果が確実に現われてきたと言えるだろう。ヨーロッパの状態が改善されていることから、為替の面でもユーロ相場が大幅に上昇している。
日本の状況は、まだ夜明け前。感染者数は累計73万5498人。前週より2万9563人増えた。死亡者は1万2759人で、前週比681人の増加。感染者、死亡者とも7週間ぶりに縮小はしたが、まだ減り方は鈍い。このため政府は東京・大阪などに発令されている緊急事態宣言を6月20日まで延長した。いま日本のワクチン接種率は6%程度。あと3週間で、接種率をどこまで高められるかが勝負となってくる。
≪28日の日経平均 = 上げ +600.40円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】
優等生のイギリスは、この1週間の死亡者が54人に減少している。イタリアやフランス、スペインの死亡者も、1週間の増加数は1000人を割った。ドイツはまだ1000人強だが、目に見えて改善している。このため、これらの国では段階的に規制が解除されており、大半の地域で店舗外の営業が解禁され、博物館や美術館も正常化された。
NHKの集計によると、1回以上のワクチン接種者が人口に占める割合は、イギリスが56%、アメリカが49%。またドイツが42%、スペインが37%、フランスが35%などとなっている。アメリカやヨーロッパ諸国で接種が進み、その効果が確実に現われてきたと言えるだろう。ヨーロッパの状態が改善されていることから、為替の面でもユーロ相場が大幅に上昇している。
日本の状況は、まだ夜明け前。感染者数は累計73万5498人。前週より2万9563人増えた。死亡者は1万2759人で、前週比681人の増加。感染者、死亡者とも7週間ぶりに縮小はしたが、まだ減り方は鈍い。このため政府は東京・大阪などに発令されている緊急事態宣言を6月20日まで延長した。いま日本のワクチン接種率は6%程度。あと3週間で、接種率をどこまで高められるかが勝負となってくる。
≪28日の日経平均 = 上げ +600.40円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】