◇ 日経平均が大きく反落 = ダウ平均は先週、月-水の3日間で2070ドルも下落した。いよいよバブル崩壊かと思われたが、あとは大きく反発。終わってみれば週間396ドルの値下がりにとどまった。日経平均も火-木の3日間で1190円の下落。こちらもあと反発したが、週間では1273円の大幅な値下がりとなった。日経平均は年初来2070円ほどの上昇だから、先週は3日間でその半分以上を失ったことになる。
アメリカでは先週、長期金利が上昇。また4月の消費者物価が前年比4.2%の上昇となった。このためFRBによる金融緩和政策の停止が早まるのではないか、という観測が市場で拡散。これがダウ平均の大幅安につながった。ただFRBはこうした観測を否定、またコロナの増勢が目立って衰えたことから、株価はすぐに反発した。
日経平均の反発が弱いのは、コロナの状況が悪化しているため。企業の決算発表でも、先行きを慎重に見通す経営者が増えている。だから下げ過ぎの訂正で反発するとしても、天井は低い。またアメリカでは、金融緩和の修正見通しがくすぶり続けている。したがって、さらなる株価の反落はもうないと断定するわけにはいかない。
今週は17日に、4月の企業物価。18日に、1-3月期のGDP速報と3月の第3次産業活動指数。20日に、4月の貿易統計と3月の機械受注。21日に、4月の消費者物価。アメリカでは17日に、5月のNAHB住宅市場指数。18日に、4月の住宅着工戸数。21日に、4月の中古住宅販売。また中国が17日に、4月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
アメリカでは先週、長期金利が上昇。また4月の消費者物価が前年比4.2%の上昇となった。このためFRBによる金融緩和政策の停止が早まるのではないか、という観測が市場で拡散。これがダウ平均の大幅安につながった。ただFRBはこうした観測を否定、またコロナの増勢が目立って衰えたことから、株価はすぐに反発した。
日経平均の反発が弱いのは、コロナの状況が悪化しているため。企業の決算発表でも、先行きを慎重に見通す経営者が増えている。だから下げ過ぎの訂正で反発するとしても、天井は低い。またアメリカでは、金融緩和の修正見通しがくすぶり続けている。したがって、さらなる株価の反落はもうないと断定するわけにはいかない。
今週は17日に、4月の企業物価。18日に、1-3月期のGDP速報と3月の第3次産業活動指数。20日に、4月の貿易統計と3月の機械受注。21日に、4月の消費者物価。アメリカでは17日に、5月のNAHB住宅市場指数。18日に、4月の住宅着工戸数。21日に、4月の中古住宅販売。また中国が17日に、4月の小売り売上高、鉱工業生産、固定資産投資額を発表する。
≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ≫