◇ 予選が出来ない国や地域も = 日本ではいま、オリンピックで来日する選手や関係者をどう迎えるか。水際でコロナ・ウイルスを、いかに阻止するか。海外からの観客を受け入れないことで生じる経済的損失を、どう補てんするか。そんなことが議論の中心になっている。だが視点を変えて、海外諸国の準備状況にも注意を向ける必要があるのではないか。
東京には世界200以上の国から、約1万2000人のアスリートがやってくる。これらの選手はまず自国のなかで選抜され、次に競技種目にもよるが、アジア・アメリカ・ヨーロッパといった地域ごとのトーナメントで出場権を争うことが多い。しかしコロナの影響で、こうした予選の開催も難しくなっているようだ。
規定によって、これらの予選は6月29日までに終了させなければならない。しかし現在まだ予選競技を開催できずにいるのは、出場ワクの25%に達するという。そのなかには過去の実績を参考に選抜する国もあるが、勝ち抜き組とこうした選抜組が戦うことになるのは、いかがなものだろうか。
ところが海外の予選に関する情報は、きわめて少ない。だから一般には「こんな状況で開催できるのか」という印象が強まってしまう。世論調査をみても「オリンピックは中止すべきだ」という回答が、多くの国で過半数を占めるようになってきた。主催国である日本の組織委員会はもっと海外の情報を収集して公開しないと、中止論はさらに拡大してしまうだろう。
≪25日の日経平均 = 上げ +324.36円≫
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
東京には世界200以上の国から、約1万2000人のアスリートがやってくる。これらの選手はまず自国のなかで選抜され、次に競技種目にもよるが、アジア・アメリカ・ヨーロッパといった地域ごとのトーナメントで出場権を争うことが多い。しかしコロナの影響で、こうした予選の開催も難しくなっているようだ。
規定によって、これらの予選は6月29日までに終了させなければならない。しかし現在まだ予選競技を開催できずにいるのは、出場ワクの25%に達するという。そのなかには過去の実績を参考に選抜する国もあるが、勝ち抜き組とこうした選抜組が戦うことになるのは、いかがなものだろうか。
ところが海外の予選に関する情報は、きわめて少ない。だから一般には「こんな状況で開催できるのか」という印象が強まってしまう。世論調査をみても「オリンピックは中止すべきだ」という回答が、多くの国で過半数を占めるようになってきた。主催国である日本の組織委員会はもっと海外の情報を収集して公開しないと、中止論はさらに拡大してしまうだろう。
≪25日の日経平均 = 上げ +324.36円≫
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫