経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2021-03-08 08:15:17 | 株価
◇ “金利上昇”の余震が続く = 予想した通り、株価は大きな振幅で上下動を繰り返した。たとえば日経平均は先週、700円近く上げた日もあったが600円を超えて下げた日もあった。さらに1日のなかでの振幅も大きい。たとえば5日のダウ平均は、上値と下値の差が813ドルに及んだ。これらの現象は、金利上昇に怯えた投資家の不安がまだ収まらず、方向感を見失っていることを示している。

ダウ平均は先週564ドルの値上がり。パウエルFRB議長は討論会で「一時的に物価が上昇しても、FRBは忍耐強く対処する」と述べたが具体的な説明はなく、市場は売りに走った。しかし予想を大きく上回る2月の雇用統計が発表されると、株価は急騰した。景気が良くなれば金融緩和政策は修正されるという警戒感は、すっ飛んでしまったようだ。ここにも投資家心理の混乱がみてとれる。

日経平均は先週102円の値下がり。円相場が108円台まで下落しても、株価は上昇しなかった。今週も余震は続くだろうが、株価の振幅は縮小する公算が大きい。ただ先週も一時1.62%まで上昇したアメリカの長期金利。16-17日に予定されるFRBの政策決定会合。それにアメリカの物価動向からは、目を離すことが出来ない。

今週は8日に、2月の景気ウオッチャー調査と1月の景気動向指数。9日に、1月の家計調査、毎月勤労統計、10-12月期のGDP改定値。11日に、2月の企業物価。12日に1-3月期の法人企業景気予測調査。アメリカでは10日に、2月の消費者物価。12日に、2月の生産者物価と3月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が10日に、2月の消費者物価と生産者物価を発表する。

       ≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

Zenback

<script type="text/javascript">!function(d,i){if(!d.getElementById(i)){var r=Math.ceil((new Date()*1)*Math.random());var j=d.createElement("script");j.id=i;j.async=true;j.src="//w.zenback.jp/v1/?base_uri=http%3A//blog.goo.ne.jp/prince1933&nsid=145264987596674218%3A%3A145266740748618910&rand="+r;d.body.appendChild(j);}}(document,"zenback-widget-js");</script>