◇ はしゃぎ過ぎ? の株式市場 = まるでコロナ・ウイルスが消滅したかのような相場となった。ダウ平均は先週2667ドルの大幅な値上がり。終り値は2万3700ドル台にまで戻り、コロナ・ショックで下げた分の31.4%を取り戻した。日経平均も1678円の値上がり。こちらもコロナ下落分の26.8%を取り返した。市場では「二番底は回避された」という楽観論も強まっている。
株価を押し上げたのは、各国の政府・中央銀行が決断した超大型の景気対策。金融緩和で上昇してきただけに、とりわけFRBの無制限量的緩和に共鳴したようだ。しかし現実の世界を眺めると、コロナ・ウイルスはいぜんとして猛威を振るっている。その経済的損失は計り知れない。IMF(国際通貨基金)は「大恐慌以来の不況が来る」と警告した。
その実態が、これから次々と明らかになる。今週17日には、中国が1-3月期のGDP速報など重要な経済指標を発表する予定。また主要企業の3月期決算も。これらの結果について、市場はどう反応するのか。少なくとも「二番底は回避」という見方は、勢いを失うことになるだろう。
今週は15日に、3月の訪日外国人客数。17日に、2月の第3次産業活動指数。アメリカでは15日に、3月の小売り売上高と工業生産、4月のNAHB住宅市場指数、3月の住宅着工戸数。17日に、4月のカンファレンス・ボード景気先行指数。また中国が14日に、3月の貿易統計。17日に、1-3月期のGDP速報、3月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
株価を押し上げたのは、各国の政府・中央銀行が決断した超大型の景気対策。金融緩和で上昇してきただけに、とりわけFRBの無制限量的緩和に共鳴したようだ。しかし現実の世界を眺めると、コロナ・ウイルスはいぜんとして猛威を振るっている。その経済的損失は計り知れない。IMF(国際通貨基金)は「大恐慌以来の不況が来る」と警告した。
その実態が、これから次々と明らかになる。今週17日には、中国が1-3月期のGDP速報など重要な経済指標を発表する予定。また主要企業の3月期決算も。これらの結果について、市場はどう反応するのか。少なくとも「二番底は回避」という見方は、勢いを失うことになるだろう。
今週は15日に、3月の訪日外国人客数。17日に、2月の第3次産業活動指数。アメリカでは15日に、3月の小売り売上高と工業生産、4月のNAHB住宅市場指数、3月の住宅着工戸数。17日に、4月のカンファレンス・ボード景気先行指数。また中国が14日に、3月の貿易統計。17日に、1-3月期のGDP速報、3月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ≫