◇ やや落ち着いたNY市場 = ダウ平均株価は先週584ドルの値下がり。終り値は2万1000ドルすれすれにまで下落した。3月中の下落幅は3492ドル、1-3月では6121ドル。ともに月間、四半期として最悪の記録となった。ニューヨーク市などでのコロナ肺炎の猖獗、その経済に及ぼす影響の大きさが改めて認識された。特にこれまでアメリカ経済を引っ張ってきた雇用が、9年半ぶりに減少したことは衝撃的だった。
日経平均も先週は1569円の値下がり。終り値は1万8000円を割り込んでいる。こちらも3月は2226円、1-3月では4740円の大幅な下落となった。やはりコロナ肺炎の患者数が増え続けていること。それによる経済への打撃が深刻化していることが、株価を押し下げた。上場企業の3月期決算が12%の減益、あるいは日銀短観による景況感の急速な悪化などが、市場の空気を暗くしている。
ただ先週のダウ平均には、1日1000ドルを超す上下動がみられなかった。これは6週間ぶりのことである。パニック状態が収まり、やや落ち着きを取り戻したと言えるだろう。ただしアメリカ経済の収縮は、これからが本番。政府の予算局でさえ、4-6月期のGDP成長率は20%の下降と予測しているくらいだ。株価はまだ未曽有の荒波に、遭遇しなければならない。
今週は7日に、2月の毎月勤労統計。8日に、2月の機械受注と3月の景気ウォッチャー調査。9日に、3月の消費動向調査。10日に、3月の企業物価。アメリカでは9日に、3月の生産者物価と4月のミシガン大学・消費者信頼感指数。10日に、3月の生産者物価。また中国が10日に、3月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均も先週は1569円の値下がり。終り値は1万8000円を割り込んでいる。こちらも3月は2226円、1-3月では4740円の大幅な下落となった。やはりコロナ肺炎の患者数が増え続けていること。それによる経済への打撃が深刻化していることが、株価を押し下げた。上場企業の3月期決算が12%の減益、あるいは日銀短観による景況感の急速な悪化などが、市場の空気を暗くしている。
ただ先週のダウ平均には、1日1000ドルを超す上下動がみられなかった。これは6週間ぶりのことである。パニック状態が収まり、やや落ち着きを取り戻したと言えるだろう。ただしアメリカ経済の収縮は、これからが本番。政府の予算局でさえ、4-6月期のGDP成長率は20%の下降と予測しているくらいだ。株価はまだ未曽有の荒波に、遭遇しなければならない。
今週は7日に、2月の毎月勤労統計。8日に、2月の機械受注と3月の景気ウォッチャー調査。9日に、3月の消費動向調査。10日に、3月の企業物価。アメリカでは9日に、3月の生産者物価と4月のミシガン大学・消費者信頼感指数。10日に、3月の生産者物価。また中国が10日に、3月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫