◇ 市場の関心は企業業績に = ニューヨーク市場の株価は、浮揚力を失ったようにみえる。週初には上げて史上最高値を更新したものの、あとは売られた。ダウ平均は週間178ドルの値下がり。FRBによる利下げを材料に最高値は更新したが、始まった4-6月期の決算発表が想定されたよりも悪い。利下げは織り込んでしまったために、こんどは企業業績の動向に心配が集中し始めたようだ。
日経平均も先週は219円の値下がり。木曜日には423円と4か月ぶりの大幅安となったが、金曜日には反発してその下げをほぼ取り戻した。大きく下げると割安感が出て、下値を拾う動きが活発になる。ただ日本株の場合は、アメリカの利下げで円高傾向が強まることへの警戒感から抜け出せない。
イランを巡る情勢が、ますます緊迫化してきた。この問題はニューヨーク市場にはあまり響かないが、東京市場は敏感にならざるをえない。また日本でも4-6月期の企業決算発表が始まるが、こちらの見通しも良好ではない。参院選の結果が株価に影響する可能性は小さいが、市場は今週も様子見を続けるのではないか。
今週は25日に、6月の企業向けサービス価格。26日に、東京都区部の消費者物価。アメリカでは23日に、5月のFHFA住宅価格、6月の中古住宅販売。24日に、6月の新築住宅販売。26日に、4-6月期のGDP速報が発表される。なお23日には、イギリス保守党の党首選挙の結果が公表される予定。
≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均も先週は219円の値下がり。木曜日には423円と4か月ぶりの大幅安となったが、金曜日には反発してその下げをほぼ取り戻した。大きく下げると割安感が出て、下値を拾う動きが活発になる。ただ日本株の場合は、アメリカの利下げで円高傾向が強まることへの警戒感から抜け出せない。
イランを巡る情勢が、ますます緊迫化してきた。この問題はニューヨーク市場にはあまり響かないが、東京市場は敏感にならざるをえない。また日本でも4-6月期の企業決算発表が始まるが、こちらの見通しも良好ではない。参院選の結果が株価に影響する可能性は小さいが、市場は今週も様子見を続けるのではないか。
今週は25日に、6月の企業向けサービス価格。26日に、東京都区部の消費者物価。アメリカでは23日に、5月のFHFA住宅価格、6月の中古住宅販売。24日に、6月の新築住宅販売。26日に、4-6月期のGDP速報が発表される。なお23日には、イギリス保守党の党首選挙の結果が公表される予定。
≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ≫