◇ ダウ平均は2万7000ドル台を達成 = ダウ平均は先週410ドルの値上がり。とうとう2万7000ドルの大台乗せに成功した。パウエルFRB議長が「より緩和的な金融政策の必要性が高まっている」と、議会で証言したことが株価を押し上げた。この発言で、FRBが今月末の会議で利下げを決めることが確実に。市場では早くも利下げの幅と次の利下げ時期が、関心のマトになっている。
NY株は、まだ騰勢を持続するのだろうか。その行く手にみえる最大の障害物は、企業利益の縮小だろう。リフィニティブ社の調査によると、主要500社の4-6月期は0.4%の減益になる見通し。株価がこの障害物を乗り越えるためには、どうしても次の利下げが必要だ。こうして市場とFRBの心理的な駆け引きが、再び始まることになる。
東京市場は出来高も薄く、冴えない。日経平均は先週60円の値下がりだった。アメリカの金利が下がると、円は上がりやすい。中国経済の不調で、輸出が伸び悩み。原油価格も上昇してきた。そして韓国との不協和音。さらに消費増税の期限も近づいてきた。ただ参院選については、与党の勝利を織り込み済み。こうしたなかで外国人投資家も国内の個人投資家も、早めの夏休みに入ったような状態だ。
今週は17日に、6月の訪日外国人客数。18日に、6月の貿易統計。19日に、6月の消費者物価と5月の全産業活動指数。アメリカでは15日に、7月のNY連銀・製造業景況指数。16日に、6月の小売り売上高と工業生産、7月のNAHB住宅市場指数。17日に、6月の住宅着工戸数。18日に、6月のカンファレンス・ボード景気先行指数。19日に、7月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、4-6月期のGDP速報、6月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお21日は、参院選の投開票日。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
NY株は、まだ騰勢を持続するのだろうか。その行く手にみえる最大の障害物は、企業利益の縮小だろう。リフィニティブ社の調査によると、主要500社の4-6月期は0.4%の減益になる見通し。株価がこの障害物を乗り越えるためには、どうしても次の利下げが必要だ。こうして市場とFRBの心理的な駆け引きが、再び始まることになる。
東京市場は出来高も薄く、冴えない。日経平均は先週60円の値下がりだった。アメリカの金利が下がると、円は上がりやすい。中国経済の不調で、輸出が伸び悩み。原油価格も上昇してきた。そして韓国との不協和音。さらに消費増税の期限も近づいてきた。ただ参院選については、与党の勝利を織り込み済み。こうしたなかで外国人投資家も国内の個人投資家も、早めの夏休みに入ったような状態だ。
今週は17日に、6月の訪日外国人客数。18日に、6月の貿易統計。19日に、6月の消費者物価と5月の全産業活動指数。アメリカでは15日に、7月のNY連銀・製造業景況指数。16日に、6月の小売り売上高と工業生産、7月のNAHB住宅市場指数。17日に、6月の住宅着工戸数。18日に、6月のカンファレンス・ボード景気先行指数。19日に、7月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が15日に、4-6月期のGDP速報、6月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお21日は、参院選の投開票日。
≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ≫