「できない事を探す vol.139」東武練馬の作文・英語塾 受験英語 PREP SCHOOL

2011-03-18 09:38:48 | 受験
「できない事を探す vol.139」

できない事を探し出すことは、できる事を探し出すよりも賢明であることは、以前、どこかで読んだような気がします。

例えば、英語指導は、主に

1.語彙

2.文法

3.長文(読解)

4.リスニング

に分類されますが、1・2ができれば、3ができる;3ができれば、1・2ができるとは、単純に割り切れない部分があります。(4については割愛)なぜなら、3の長文を理解するためには、勿論、文法力やそれなりの語彙力が必須ですが、出題が、論説系になれば、その背景となる予備知識も必要とされます。

例えば、以前(相当昔)学習院高等科で出題された長文を見てみます。

[テーマ]
アメリカの銃社会の是非

[引用語句]
1.留学生ハットリヨシヒサくんの悲しい事件(ハロウィンで射殺されてしまった悲しい事件です)

2.NRA(ナショナル ライフル アソシエイション:利益団体で、主に保守派による銃保有の権利を擁護。ロナルド、レーガンなどが会員)※他に、全米トラック協会や中絶反対の団体なども押さえておきたい。参)ロビースト 

3.利益(圧力)団体(interest(pressure) group、ここでは、interest=利益の意)

4.Freeze!(動くなの意、ここでは、凍るの意ではない)

5.開拓精神から、自分の身は自分で守るというアメリカ特有のメンタリティーの理解=アメリカ憲法で、銃保有の権利の保障

といった具合ですから、「英語」ができれば、この長文を読み切れるという風にはいかないことが分かります。

つまり、私にとって、英語の指導とは、英語を教えることだけではなく、多様な分野への理解を導いてあげること。そして、それは、多様な分野に関しても考える力を育てることであり、拡散思考につながります。

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