MOUNTAIN PEOPLE ~Life in Sasayama~

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Peru 2019 ~ワラス編 (5)~

2019-08-10 07:47:03 | travel
パロン湖翌日、早朝。カルワスのホテル・エル・アブエロから、
家族3人を残し、1人迎えのガイドのウェルデルの車に乗り込む。
山を「見る」でもなく、「トレッキング」でもなく、
5000m峰の頂に「登る」ために。
闇の中、クルカ谷を上っていく。
夜明けとともに、オリンピコ峠に到着、ここが登山口。

朝焼けのチョピカルキ。

ワスカランとチョピカルキ。
登るのは、これらの山ではなく、もう少し(だいぶ)簡単な山。
ピコ・マテオ(5150m)。コントライェルバス(6036m)の支峰のひとつ。

写真のコントライェルバスのピーク群の一番右、真っ白なピークがピコ・マテオ。
朝焼けを愉しみ、朝食をとって出発。

最初は岩稜帯。
いきなりまあまあの斜度の逆層スラブ。
西穂奥穂間の天狗の頭への登りにそっくり。
ただ、そこまで悪い場所は出だしだけでした。



その後急な岩稜を上っていくと・・・・

やがて、氷河地帯へ。

ここでアイゼンを装着。
ガイドとアイザイレン(ザイルで結ぶ)します。

急斜面をゆっくり高度を稼いでいきます。

中間部で休憩。後ろの尖った山は、ウルタ(5875m)です。

写真ではなだらかな丘ですが、実際はまあまあ急です。


ピコ・マテオ登頂。当然ながら人生初の5000m峰です。

ワスカランを背景に。
5000mのアンデスの主稜線からの眺めは、最高でした。





ウラカン(6122m)(だと思う。)

チョピカルキから右に目を移すと、奥に、アルパマヨ(5947m)も見えます。

チャクララフ。

チョピカルキから右に目を移すとタウリラフ(5830m)も見えます。
絶景を愉しんだら、下山です。

お腹が空いたころに登山口到着。

ガイドが手早く、食事を準備。

文字通りの最高のランチでした。

車で一路ワラスへ。家族と合流。
お世話になった日本人宿casa de los andes屋上で。

毎日のように眺めたワスカランともこれでお別れ。

夜行のバスでリマへ戻り、空路ブエノスに帰りました。

長く濃い2週間が終わりました。

<おまけ>
クスコから食べてみようと思っていたクイ(天竺ネズミ)。
ワラスの最後の晩にやっと食べれました。いまいちでした・・・・。






 

Peru 2019 ~ワラス編 (4)~

2019-08-09 05:57:24 | travel
ヤンガヌコ谷を下り、となりの谷、パロン谷へ。
一度、ユンガイまで下り、カラスの街から、再び東へ。
田舎の風景を経て、細いダート道を上っていきます。



やがて両岸から岩壁が迫るパロン谷の奥地へ。

ついにパロン湖(4200m)に到着。
車を下り、パロン湖畔まで行くと、
絵ハガキのような風景が目に飛び込んできました。

中央にはピラミデ(5885m)、右奥はチャクララフです。


ピラミデという名の通り、見事な三角錐。

パロン湖左手にはカラス(6025m)

右手には、ワンドイの北壁が迫ります。
湖畔から、モレーンの上の展望台までミニトレッキング。

一時間程度ですが、急な登り、下の娘にはちとしんどそうです。
(4000m以上の高地なので・・・)
がんばって登りきると、絶景が待っていました。

眼下の湖の碧がさらにきれいでした!

ここに来た証に家族4人で、1人1つの石でケルンを作りました。








Peru 2019 ~ワラス編(3)~

2019-08-08 07:53:07 | travel
早朝、暗闇の中目を覚まし、テントを撤収。
車に乗り込み、つづら折りのせまいダート道を上ります。

ヤンガヌコ峠(4767m)に到着。その時を待ちます。

朝焼けのワンドイ。
息をのむほどの絶景でした。

北峰のみ朝日に照らされたワスカラン。



ワンドイ南峰南壁。

ワンドイ主峰・東峰。

左手がピスコ(5752m)、右手にチャクララフ(6112m)。

チャクララフはワンドイ同様、どこから登っても困難な山です。

展望をめいっぱい愉しんだ後、トレッキング開始です。

3時間かけての下山トレッキングを愉しみました。













Peru 2019 ~ワラス編(2)~

2019-08-08 05:33:40 | travel
ワラスから北へ。

ウラカン(6122m)、コパ(6188m)の穏やかな山容を通り抜け、
ワスカランに近づいていきます。

中央にワスカラン((6768m)、左にワンドイ(6395m)。右手の鋭鋒がチョピカルキ(6354m)。

ワスカランの大きな山容を右手に通り抜けると、

ワンドイが迫ってきます。

左からワンドイ西峰、主峰、南峰。
目指すは、ワンドイとワスカランの間の谷、ヤンガヌコ谷です。



大迫力のワンドイ西峰西壁。

ヤンガヌコ谷に入っていきます。

急峻な岩壁の間、絵にかいたようなU字谷です。

オルコンコチャ湖(3863m)あたりまで来ると、右手にワスカラン北峰北壁が
大きく迫ります。

 しばらく進むと、今日のキャンプ地、ユラクコラル(3900m)に到着。
テントを設営し、食事の準備。

日が沈むと、あっという間に辺りは闇につつまれます。

完成間近のラーメンの鍋をひっくりかえすアクシデント
もなんのその、パスタでかさ増しした「パチャマンガの残りまぜラーメン」
を腹いっぱい食べ、就寝。
 就寝前、満天の星空。天の川、そしてその中に南十字星がはっきり見えました。




Peru 2019 ~ワラス編(1)~

2019-08-06 07:02:50 | travel
リマから夜行バスで8時間。
早朝ワラス(3090m)に着きました。
南米を背骨のように貫くアンデス山脈の中で、
最も美しいといわれる、ペルーアンデス、ブランンカ・ワイワッシュ山群。
その玄関口ワラスは、世界中の山を登った登山家・山野井泰史氏をして、
「世界中の『山の街』でどこか選んで住むならここ」と言わしめた街です。

街の向こう、中央左手に大きな山容を見せるのがワスカラン。ペルー最高峰(6768m)です。

ワラスの裏山、左手に双耳峰バユナラフ(5686m)、右手にランラパルカ(6162m)。

到着した日は、休養日。街をぶらぶら。

お腹の調子も戻ったので現地食を堪能。アンデス風鶏ラーメン(caldo de gallina)

 翌日、行動開始。
まずは、アンデス伝統料理パチャマンガを体験です。

【パチャマンガの作り方】
①地面に穴を掘り、そこで石を焼きます。


②一方、食材の仕込み。大きな葉にハーブで漬け込んだ鶏や羊の肉を包みます。




③穴に石と食材を入れます。生木の枝で覆いつつソラマメ、各種イモも一緒に入れます。



④土で埋めてしまい、30分待ちます。

⑤掘り起こします。

⑥食べます。

篠山でもやってみようかな?

腹ごなしも済み、いよいよ山へ向かいます!