大阪府堺市のミニベロとスポーツバイクショップ 「自転車処 ぽたりんぐぅ」 です。
梅雨っぽい天気が続いておりますね~。
自転車にとっては雨は大敵です!雨の中を走った後は拭いてやるだけでもいいのでちょっと気遣ってやってくださいね。
よろしくお願いします!
今回はロードレーサーのご依頼を受けました。
うちのお店では珍しいのですが、ミニベロ同様丁寧に仕上げてゆきますよ~!
GIOS AIRONE クロモリフレームの細身のスタイルが綺麗なロードバイクです。
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こんな感じで組みあがっていくのですが、その間の作業をちょこっとご紹介。
まずはフロントフォークは外してしまいます。ヘッドパーツも一度外します。
「なんでいちいち?」とお思いでしょうがフレームは溶接や塗装を経て微妙な歪みを生じています。
それを修正してやらないと平行につく部品がそうじゃなかったり、グリス不足だったりと良くない事もおこります。
左 フロントフォークを外しベアリングを分解したところ。これからワンを外してゆきます。
中 専用工具を用いて フェーシングと言う重要な作業をした後
右 再びヘッドパーツを圧入しベアリングをたっぷりのグリスを塗布しセットします。
これをすることでステアリングが気持ちよく回り、耐久性もアップします。地味な作業ですけどね~。
こちらはクランクのシャフトを支えることになるBBシェルです。今回はシマノの2ピースタイプのクランクですのでここもフェーシングを行います。
左 作業前パイプの端面も塗装がついて平面が確保されていません。当然反対側との平行も確保されていません。
右 専用工具を使いパイプの端面を切削します。これでBBを組み込んだ時の取り付け精度がまったく違います。
フレームの端面処理とあわせて重要なのが BBを受けているねじ山の修正。
左 専用工具でねじ山を綺麗に修正しているところ。
右 BBを装着したところ。このピッタリくっついた感じわかります??
特にフレームの回転部分は自転車の生命線。やはりここで手を抜くと微妙な乗り味や耐久性にまで話が及ぶこともありますね。
地味ーな作業ですがこういうことの繰り返しで 気持ちよく走り、乗りやすい自転車が完成してゆくのです。
ま、うちが特別なわけではなくプロショップと言われるお店では当たり前のようにされてる作業です。専門店ですね。
安易な値引きをするのも良いんですが、ここに定価で販売する理由があります!!
この先も少しづつ手を掛けてゆきながら、それぞれの人車一体を目差してゆかれるんでしょう!
ちょっと愚痴ぽいですが、値段の話だけされると悲しくなりますね。安いことはいいことですし、否定はしません。価値観の違いでしょう。
値段についてはうちの努力不足かもしれないですが、お客様にとってはせっかくの高い買い物ですから
やはり手塩に掛けられた車両に乗っていただき、楽しく、軽快な、自転車ライフを楽しんで欲しいなと思ってやみません。
ショップのエゴかもしれませんが・・・
プロショップと言うところでは乗られる人のことを考え、 こういった地味な作業をひたすら重ねていると言うところを少しでも知って頂ければ
また自転車に対する見方が深くなるかな~と、深く知るお手伝いが出来るかな~ と書いてみました。
話がそれてしまいましたが・・・
メインコンポは SHIMANO TIAGRA です。最初の一台にはもってこいのシリーズです。
上位グレード譲りの操作感、10速の本格派、価格帯もお手ごろといいトコずくめのエントリーグレード。
最初はライトと鍵、サイクルコンピュータがあれば充分に楽しめます!!
あと、ヘルメットとグローブはしっかり装備してくださいね!あなたの命をまもります!!(大袈裟ではないですよ!!)
GIOS AIRONE 販売価格 ¥120,750 税込 パーツサービス 5000円分
ある意味、扇風機が一番活躍した道具かもしれませんね~