分け隔てのない人

私は６０歳になったら仕事を辞めたい。我がスーパーの定年は７５歳なのですが、そんな歳まで働く気は毛頭ない。６０歳になったら個人年金とまだ続けていたらバイトで細々と暮らそう、それともフルタイムを辞めて短時間勤務に変更するか、短時間でもいれば年間１００万近くは稼げるだろう。

６０歳と言うと私の中では定年なんだけど、スーパーには６０歳で就職する人もいるんだ。入社４カ月ほどの惣菜部に入ったバイトは６２歳だった。申し訳ないけど金がないのかなと考えてしまう。今まで就労経験あります？と思われるような働きぶりなんだが。

ずっとお弁当作りを手伝っていましたが、今週からやっと鉄板係というお好み焼きや焼きそばを作る練習をしています。昨日は練習二日目、就労経験を問うような働きっぷりなので絶対に遅い、店長に直談判し、午前パートが帰る１１時半までのパートを雇ってくださいと言った２週間後に１２時半までのバイトを雇いやがったので、またまた迷惑なんだが、皆さんが帰った後の１時間なにすればいい？と毎回私に聞かれ、先に６２歳の為に仕事を探さないといけない。

昨日は初の鉄板だったので、絶対に遅い、皆さんが１１時半までに終わる事もたぶん１２時半には終わらないだろうと思っていたけど、みんな６２歳が遅いと思っているためか一生懸命手伝ってしまい、結局１２時になって「何します？」と聞かれてしまった。余計な事をするなあ・・・と思いついイライラしてしまった。

手伝っていたのはエミさんだった。彼女は働き者で気が利く人なのでみんなの手伝いを積極的にするのだ。昨日は主任が休みだったので、主任の代わりにやらねばならない仕事が満載だったけど、エミさんは分け隔てなく私の仕事も猛烈に手伝ってくれて夕方５時きっかりに終わりました。あなたは私の癒しだよ、イライラがふっと消えた瞬間でした。ほんとにありがとう。