potatomutataiな日々

もともとhandmadeのことをかきたいと始めたブログですが、いつしか興味あること、いろいろと綴るようになりました。

フクシマの詩

2015-10-31 18:22:00 | 日記
去年、兄ちゃんの文化祭の発表で感涙した、フクシマの詩。

全編の詩がわかったので、upします

ちなみに、去年の記事はこちら。
      ↓↓
フクシマの詩 2014 - potatomutataiな日々




福島に生きる

福島を生きる

生きてゆく福島

生きている福島

福島に生きる

福島を生きる

生きてゆく福島

生きている福島

自分の言葉で伝えよう

ありのままを伝えよう

偽りのない

今の福島を伝えよう

3・11は何を持っていった?

私のかけがえのないものを

3・11は何を持っていった?

命、財産を

3・11は何を持っていった?

変わったものと 変わらないものとを

そして

人の愛を

顔をむき出したのは

海の顔

大地の顔

人間の顔

人は違う

1人ひとり違う

同じひとりの中にも

別のひとりがいる

いろんな顔がある

いろんな顔 いろんな人々

私はどう生きよう

私には私の道がある

私たちには私たちの道がある

聞こえるか!

地鳴りが 悲鳴が

叫び声が すすり泣きが

見えるか!

明日が 子が 孫が 己の手が 足元が

見えるか!

父よ! 母よ!

これは罰ですか

それとも愛なのでしょうか

人が泣き 海が鳴き 大地がうめき

大地がうめき 生き物がみな途方にくれ

途方にくれ ただただ 空を見上げます

見上げます 太陽は輝き 雲は流れ

夜になれば星や月が 暗闇を照らす

暗闇を照らす ただただ変わらない空を見上げます

空を見上げます

近くの意識が心にささやく

「もうだめだよ。希望はこないよ」

だめだ、だめだ、

耳を貸してやるもんか

あの人もこの人も まだ明日を捨てない

空を見上げる 星を見上げる 花を見上げる

見上げるのは本当に

涙が こぼれないようにするためなのかもしれません

こぼれないようにするためなのかもしれません

待っている人がいるから

会って励ましたい人がいるから

あの人、あの人、あの人・・・

ここまで知らずに紡いできた

つなぎ合う その手の先の あの人

どこに向かうか見えないけれど 一緒に探そう

手をつないで 笑える明日を

確かなものが消えそうだった

小さなぬくもりが教える ここに在ることを

確かにここに 存在していると かすかに叫ぶ

アタシハ コ・コ・ヨ

私は今日を生きる

今日の次は、明日・・・

明日の次は、明後日・・・

そうやってずっとやってきたの

ずっとそうやってきたの

涙 雨 外は雨

でも 一歩 踏み出す

何ができる?

何がしたい?

骨が折れた傘をさし

つぶれたパンをかじりながら

走り出す!

雨の中 走り抜ける!

絶対にある!

明日の一歩を踏みしめる場所

心の時計が動きだす

もう止まらない 止められない

涙 涙 涙 涙

雨の向こうに福島が見えた

幸せって何 道徳って何 震災って何

言葉って何 愛って何 世の中って何

友人って何 津波って何 ライフラインって何

政府って何 日本って何 原発って何

歌って何 詩って何 心って何

福島って 何

私たちはまだ子ども

でも何もできないわけじゃない

手と手を取り合い さあはばたこう

背中の翼で どこまでも どこまでも

未来の私の姿とは?

ああかもしれない こうかもしれない

でも絶対に変わらないことは

「これが私」ということ

日本て どうなるのだろう

日本はみんな 福島になるのか

日本は福島なのか 福島が日本なのか

ちがう ぼくらの「フクシマ」は

「福島」なのだ

命よ

命を信じる命 命を守る命 命に語る命

命を愛する命 命を支える命 命を思う命よ

福島 福島 福島  福島 福島

それでも私は生きていると

そしてあなたに祈っていると

この声も涙も届かぬけれど

冷たい風に凍える中で

あなたが凍えていませんようにと

自分の言葉で伝えよう

偽りのない 今の福島を伝えよう

私は今日を生きる 明日の一歩を踏みしめる

私には私たちの道がある

自分の言葉がある ありのままがある

偽りのない

福島よ 福島であれ

福島よ 福島であれ

生きている福島

生きていく福島

福島を生きよ 福島を生きよ



…長くなりました。

ことばは、いらないかと思います。

ただ、感じて 感じて。

そして私は今年も、

この朗読を聞いて

…泣くと思います。

長い記事、読んでもらえて

ありがとうございました
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