potatomutataiな日々

もともとhandmadeのことをかきたいと始めたブログですが、いつしか興味あること、いろいろと綴るようになりました。

海難1890

2015-12-12 23:01:45 | 映画
観に行きたくて行きたくてたまらなかった映画。

やっっと行ってきました





最近、テレビや新聞でよく取り上げられてるから、

ご存じの方も多いかと思いますが…。




串本町で働くトルコ女性。

















































事実が持つ重みというか、説得力のすごさを感じた。

もと和歌山県民として、この海難事故のことは知っていた。

知るきっかけは、20年ほど前。

ニュージーランドに、NHK生涯学習スクーリングに行った時。

同行の大学教授の方が、トルコの研究をされてて。

帰国後、友達になったツアーのメンバーと、その教授さんと3人で

串本まで日帰りで、トルコの慰霊碑、記念館を見に行った。

当時はまだ、あまり知られていないお話だったと思う。


映画の中で、

ハルさん(忽那さん)は、海で恋人を亡くした。そのために、しゃべれなくなってた。

看護士のお仕事をしてる。

エルトゥールル号で遭難した人(ケナンさん演じる、将校さん)の

心臓マッサージをためらったが、なんとか、することができて、彼の命を救う。

ところどころ、ぶわっと涙するシーンがあって…。

貧しい村民たちだが、

村長あげて、救出に奔走する。

亡くなった500名あまりの人々の棺を用意し、遺品を綺麗にする。

回復したトルコの人々が母国に帰るシーンで、私の涙腺が決壊


時は流れて、

1985年のイラン・テヘラン。

サダム・フセインにより、48時間後にイラン上空を飛ぶ

すべての飛行機を攻撃する、と。

他の国が次々と救援機を送る中、

乗員の危険のため、

躊躇する日本政府。

そこで、トルコから

日本人に向けても、救援機を送る、というトルコ大統領。

幹部が、次の選挙のために、賢明な判断を、というのにもかかわらず。

トルコ大使館の職員(ケナンさん。二役)と、日本人学校の先生の、春海(忽那さん、二役。)

2人が出会ったのも、運命?

空港には、トルコ人がいっぱい。

早く飛行機に乗せてくれ、という。

そこで、ケナンさんがみんなに呼びかける。

和歌山・串本で

先祖の人々が受けた真心のことを。

そして自然に、道を空けて

日本人たちを通してくれる、トルコ人たち。

私たちは、陸路で帰るから、と…。

トルコの人々は、誰も大統領のことを非難しなかった。

誇りに思う、と…。

そして大統領は、そう思ってくれる国民のみんなを、誇りに思う、と…。

なんかもう~

すごくのめりこんでしまって、

動けなくなるぐらいだった。

エンディング。

将校さんが、機関士の人から託された遺品を届けに、奥さんと息子さんのもとへ。

機関士の人が、ボイラーにつけていた、兜のかざり(息子への、日本みやげだった。)

それが、串本の海に今も眠っている…。

記念碑を綺麗に掃除している、地元の子どもたち…。

それらが、ラストシーンになって…。

考えさせられる、

本当にいい映画なので、

ぜひぜひ、

多くの皆さんに

観てほしいなあ~

日本人の

真心のあたたかさを

感じてほしい

もと和歌山県民としても、ぜひ

もう一度、観に行きたいぐらいです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする