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好奇心旺盛な長年の体験で、行って、見て、食べて、泊まった素敵な世界を、皆んなにちょっぴりお裾分け...

『サンティヤーゴの巡礼路』 4 いよいよピレネー越え 最後のフランス側の村<サン・ジャン・ピエ・ド・ポー>

2020-10-16 00:33:09 | 素晴らしき世界/フランス/ホテル
『サン・ジャン・ピエ・ド・ポー』上の門



4乃至5か所のフランスの町に集った全欧の巡礼者達が
延々を南西部ピレネー山脈を目指し
いよいよ
600mの高度差での峠越えという
路巡一番の難所をとってスペインに入る

その
最後のフランスの宿泊地が
『サン・ジャン・ピエ・ド・ポー』

ニーヴ川をお堀のように
城門をくぐると上り坂で上の門まで坂道の両側に
巡礼宿や土産物店が並ぶ

ニーヴ川

高い塔が街に入る城門(下の門)


では
いよいよ門をくぐって村に入ろう


入ると
直ぐ右に教会が



城門の外の区域も含めて
1500人くらいしか住んでないはずの
特に
城門の中の旧市街は
!00人ほど住んでいれば出来過ぎ
みたいな村の教会にしては

内部にとても広い二階席と三階席があった




さすがに
巡礼の時期は毎日大勢の巡礼者が
泊まっているのだろう


一本道の上り坂




巡礼宿
巡礼用民泊施設
の間に
わずかのレストランとお土産屋が混じっている



「巡礼宿」の看板

こんなのも





坂道を半分も登ると結構急勾配になる

振り返ると


村の外の山野が見晴らせる

そして


こんなに可愛い巡礼者を発見!



お供を連れて
いざ出発


そして
一番上までくると
静かになる






坂道の一番上まできたら
上の門を出ると村外




上の門を出た外側の右側の壁に
写真でも見える
銘板がはめてあった




『サンティアーゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 フランス側』
のユネスコ「世界遺産」登録の銘板でした

出発地点は銘板を飾るのが難しいので
「ここが終点」
ということで


そして
上の門の外側には
かつての要塞の跡が残っている





さて
またここから『おまけ』


下の門の外に一軒
食事が美味しいことでで有名なホテルがあります

『レ・ピレネー』

なんと
ここ40年間に渡って
祖父息子孫と
三世代のシェフが一度も評価を下げられる事なく
一つ星を守ってきたという
特筆に値する名店なのです




外見は極めて田舎風

お部屋も
快適だけど平凡










それでレストランですが
表通りに面して明るい席と


奥には間接照明の
静かな席も



そして
ミシュランが40年間星を贈り続けてきた料理
ですが

まず
これまでの様に『シェフのおすすめコース』

オマールを使った前菜


手長海老の天ぷら風



ホタテ


子羊のコートレット


鴨のオレンジソース


デザート
その1



その2



そして
この店の名物デザートが


手焼きのマドレーヌ
これは40年間変わらない定番デザート


その他
ア・ラ・カルトで何品か

編笠茸の前菜
もちろん季節限定です



手長海老の一品


そして
別ヴァージョンのマドレーヌ
イチジクのジャムを添えて



さらに
30年前の同じデザート
これはいちごジャムと共に




パリからここまで
1000km

いよいよ
このサン・ジャンからスペインの道を800km

早い人で35日
遅ければ65日かかってサンティアーゴまで歩きます

その為にも
ここでおいしい料理で英気を満たすのは
決して「バチあたり」ではないと
思います...

思いたい


ちなみに
巡礼者は一年中います

7月下旬の聖ヤコブの大祭に向けて
の時期が
当然人数はうんと増えますが

大祭とは関係なく

自分が来れる時期に来て
歩くことが大切なのです

= = = = = = = = = = = = = 

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