最近、とある俳優さんが、「韓流ブーム」を批判しているらしいと、ニュースで知った。
『正直、お世話になった事も多々あるけど今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば。うちら日本人は日本の伝統番組
求めてますけど。取り合えず韓国ネタ出て来たら消してます。』
『ここはどこの国だよって感じ。気持ち悪い! ごめんね、好きなら。洗脳気持ち悪い!』
とか、言っているらしい。こんな発言について、同調する意見が数多くあると同時に、仕事への支障を心配する声もあるようで。
『びびってんじゃねーよ。てめーの国だろっつーのね。骨抜きだよ。今の日本人は。裏では偉そうな事並べるけどね! 芸能人もびびって
なんにもしないしね、ダサすぎる。』
で、ちょっと騒ぎが大きくなってしまって、その結果、所属事務所をやめたようで。
今では、『美しい日本を渡さない』『共に戦いましょう』『日本を1人1人の手で守りましょう』 とか、言ってるらしい。
(これも、ただニュースで見ただけで、その人のツイッターとか、原文を見たわけではないから、どこまでどうなのか知らないけど。)
言いたいことがあるなら、別にどんな意見でも言えばいいとは思う。それを規制することは間違っているとは思う。
それが、自分が思っていることと違うとしても、それは当たり前のことだし、自分にとってはものすごく「非常識」だと感じる
ことであったとしても、自分の考えを発表するだけだったら、特別な「罪」にはならないとは思う。
だから、ここから先は、私の個人的な感想。
私はあんまり韓国のドラマも歌も、特別興味は無いし、「ブーム」っていうのは何であるにせよ、ある程度「マスコミ」が
作っているとは思うけど、それでも多少は好きな人たちがいるから「ブーム」にもなるわけであって、マスコミがものすごく
宣伝しようが何しようが、人気が出ないものは出ないと思うんだけどね？
「ＡＫＢ」にしたって、私からしたらどうして人気があるのか不思議だけど、でも少なからず好きな人がいるってことだよね？
そりゃあ、朝から晩までずっと海外の番組ばっかりだったら、私も嫌だけど、別にちゃんと「日本」の番組もやってるし・・・。
ちょっと「韓流ブーム」だからって、「日本」がどうこうとか、「日本人」ならどうこうって考えにはならないなぁ～・・・。
嫌いだと思うなら、見なければ良いわけだし、韓国だけじゃなく、外国の番組というか、どこの国の文化が好きだろうと、
それが「日本」を悪くしているとは、そんなには思えないんだけど・・・。
っていうか、この俳優さん、自分はアメリカで舞台やってて。「日本人の舞台なんて！」とか言われたら、どう思うんだろう。
っていうか、今まで日本のドラマや映画や歌、その他モロモロの日本の文化しか見たことも聴いたこともないのかな？
そりゃあ、文化にしろ何にしろ、守るべき「日本」ってのはあるけど、この人、職業「俳優」なのにそんなこと言うの？って思う。
私だったら、自分たちのやっていることが、国内外とわず評価されたら嬉しいと思うし、だったら逆もあるって思うんだよね。
俳優でなくても、もし、海外で「日本」の何かがブームになったとしたら、悪い気はしないし、逆に批判されたら悲しいけどな。
考え方は人それぞれなわけだから、こんな発言する人も、それに同調する人も、いろんな考え方をする人がいるっていうのは
当たり前といえば当たり前のことで。
ただ、私は「賛成」できないな。こんな考え方でも許されるよね？私の考え方って「洗脳」されてるの？「ひびってる」の？（苦笑）
別に、「韓流ブーム」の批判をしないからって、みんながみんな「びびってる」わけでも「洗脳」されてもいないと思うんだけど・・・。
っていうか、この人のことは、別に元々好きでも嫌いでもなかったから、今後の仕事がどうなろうが知ったこっちゃないっていうか、
はっきり言ってどうでもいいし、それこそこの人が何を言おうが「韓流ブーム」はまだまだ終わらないだろうし、それも別に興味無いし
もしかしたら、「日韓関係が悪化する」とか、悪影響こそ出ることはあっても、「日本」が良くなるとも悪くなるとも思えないし。
そもそもこの人に「日本」を守ってもらおうとも、守れるとも思ってはいないんだけど。
それより、私的には、原発に反対して抗議活動したりした俳優さんが、所属事務所を追われたり、番組を降板させられたりしてて、
その人のことも、別に好きでも嫌いでもないんだけど、それでもそっちの方が今後どうなっちゃうか、気にはなるというか・・・。
それと、ただ、奥さんが女優さんだから、それはちょっと同情するかな、って感じです。
ほんと、世の中、いろんな考えの人がいるもんだ。
この話だけじゃなくて、テレビで見た「１週間で妊娠・出産できた！」っていう信じられないような「宗教団体に洗脳された夫婦の話」とか、
テレビに出ているとある有名な「先生」のブログが人気だというので、ちょっと見てみたら、その内容があまりにも過激で「この人って、
こんなことを考えている人だったのか！」って驚いたり。
そうかと思えば震災にあった人たちが「いろんな人が、心から言ってくれているとは思っているけど、その言葉を素直に受け取れない。」
「あなたは一人じゃないってよく言うけど、じゃあなぜ今、自分は一人でこんなに苦しんでいるんだろう？と思う。」「毎月、１１日になると、
あれから何ヶ月たちましたって、テレビでは言うけど、それを聞くと、なんだか追い込まれてしまって、つらい。」とか話しているのを見たり。
あるものは「えーっ？！うそでしょー？！そんなの信じられない！」って思ったり、あるものは「そうだったのか。そうかもね。」と思ったり。
いろんな意味で、世の中って、いろんな人がいるんだなーって、最近、つくづくそんなことを感じます。
