ネコと王様と私。

3匹のネコ(♀)と王様(夫)と暮らす私の、たわいない日常の話。

めりくり

2007年12月25日 | Weblog

2007年12月25日(火曜日) AM;2:30

 

メリークリスマス。

 

また例によって、ずいぶん長い間、更新してなかった。

 

というか、11月半ばに風邪をひいてから、

 

それが咳喘息になり、ずっと何もできない状態が、

 

実は今も続いている。

 

体が重くて、動けない。

 

肉体的にしんどいうえに、年末の気ぜわしさも加わり、

 

精神的にも煮詰まってしまって、先日も昼間突然

 

号泣してしまったりした。

 

そんなこんなで、心身ともに病んでいるのだが、

 

それでも、なんとか王様の分の年賀状だけは

 

予定どおり作成することができたので、

 

少しホッとしたところだ。

 

 

金曜日には、美容院で髪を切り、カラーもして、

 

少し気分転換をしてみた。

 

ずっと作りに行けなかった、ハードコンタクトレンズも、

 

やっと作りに行けた。

 

クリスマスケーキも、チキンも食べたし、

 

まずまずのクリスマス三連休であった。

 

 

そんな、クリスマスだが、

 

この季節、私はすごく言いたくて仕方ない事がある。

 

それは、「電飾」についてである。

 

それも、自宅をやたら飾り付ける、アレである。

 

この時期、街はカラフルなイルミネーションで

 

キラキラ輝いていて、とても綺麗だ。

 

私も、見ていて綺麗だと思うし、ロマンティックだとは

 

思うのだが、それも一時的な感情でしかなく、

 

すぐに「電気代がもったいない」という考えが頭に浮かんで

 

素直に楽しむことができないのである。

 

 

まぁ、それでも、街や店などに飾る分については、

 

それによる集客効果を期待しているということもあるし、

 

街の利益や活性化という点で考えると、

 

電気代はたしかにもったいないと思いつつも、

 

ある程度はやむをえないとは思う。

 

しかし、「自宅を飾り立てる電飾」の方は、

 

なんだかものすごくムダに思えて仕方ない。

 

あれも、一種の趣味になるのだろうか?

 

電飾のデザインを一年がかりで考え、

 

さまざまな飾りをそろえるのに、何百万、

 

いや一千万を超える家もあるらしい。

 

自分の家のイルミネーションの美しさに感動して、

 

涙する主婦をニュースで見た。

 

正直、その神経が、私には理解できない。

 

電飾を賞賛する大勢の人の褒め言葉を浴びて

 

我が家の美しさを誇らしげに見つめる…。

 

年々、その電飾にかける金額は増えていくらしい。

 

まあ、その分、どこか何かでお金を削って

 

家計をやりくりしてはいるんだろうが、

 

そこまでして、家を光らせて、だから何なんだ?

 

私には、どうしても理解できない。

 

「○○万円もかかったんですよ~」と笑いながら

 

うれしそうにインタビューに答える。

 

あれを「自慢する」意味がわからない。

 

私なら(まぁ、100%やらないだろうが)、

 

逆に「こんな事をしてごめんなさい」と謝りたくなる。

 

とてもじゃないが、人様に堂々と顔向けできそうにない。

 

万が一、家族がやっていたとしたら、

 

「こんなバカな事をやってしまいました。恥ずかしいです。

 

本当にすみません。ごめんなさい」という感じだろうか。

 

電飾代、電気代、いったいどんなお金持ちなんだ?

 

っていうか、そんなことに使うお金がそんなにあるなら、

 

もっと他に使い道があるんじゃないのか?

 

だいたい、今の時代、資源不足、環境問題、エコetc.、

 

色々と無駄な事をやめて節約しよう、

 

地球のために、一人ひとりが努力しましょうって

 

方向に向かっているというのに、

 

真逆な事をやっているとしか思えない。

 

 

日本では、餓死する人が1年で60人近くいるという。

 

生活が苦しくても、生活保護を受けられなくて死ぬ人もいる。

 

働いても賃金が低い人、空き缶を拾って生活している老人、

 

食べたいものも食べられず、住むところも無い…。

 

お金を必要としている人が、100円でもお金が欲しい人が、

 

この日本だけでも何十万人いることか。

 

ましてや、世界全体となると、

 

考えられない数の人たちが貧困ゆえに苦しんでいる。

 

そんな事は考えた事がないのだろうか?

 

目にしたこと、耳にしたことはないのだろうか?

 

電飾にかけるお金で、どれだけのことができるか、

 

それを思いながらテレビを見てしまうので、

 

だんだん腹が立ってさえくるのだ。

 

 

たしかに、私だって、誰だって、

 

無駄なことにお金を使っていると思うし、

 

エコといいながら、できていないことだって、

 

たくさんあると思う。

 

恵まれない人に寄付だってしてないし、

 

たいして良い事にお金を使ってはいないと思う。

 

無償でボランティアとかを、進んでしているわけでもない。

 

でも、ムダにお金を使うといっても、

 

多少贅沢な生活をしたいと思ったり、

 

好きなもの、欲しいものを手に入れたりはするが、

 

それはそれで少しでも快適な生活を楽しみたいとか、

 

とにかく自分や家族のために使っているのであって、

 

「他の誰かに見せて自慢するためにだけ」

 

そんな使い方をすることは、まずないと思う。

 

でも、電飾は?

 

家が綺麗にピカピカ光っていて、うれしいの?

 

自分たちは家の中にいるわけだから、

 

他の人に見てもらうためにやっているんだよね?

 

なぜ?そんなことをして、何がどうなるっていうの?

 

だいたい、クリスマスだからって言われても、

 

はたしてあの人たちの中の、いったい何割が

 

キリスト教徒なんだろう?と思う。

 

ほとんど仏教徒じゃないの?花祭りしたことある?

 

私だって、仏教徒だけど、クリスマスケーキを食べるし、

 

小さなツリーとかを飾る家もたくさんあると思うけど、

 

そのくらいでいいんじゃないかな?日本のクリスマスは。

 

そもそも、派手にするのがクリスマスって事じゃないはず。

 

クリスマスだって、ハロウィンだって、どんなイベントでも、

 

楽しけりゃ宗教も何も関係なく祝おうぜっていうのが日本人。

 

だとしても、その祝日の意味を知らないとしても、

 

「物を粗末にしない」「もったいない」は昔から日本人の美徳。

 

 

立派な家に住みたい、人からうらやましいと思われたい、

 

そんな気持ちはわからなくはないけど、

 

電飾は、なんか間違ってるって気がしてならない。

 

豪邸を建てるとか、広い庭があるとか、

 

高級な家具があるとか、高級車を何台も持っているとか、

 

そういうリッチな生活をお金持ちがしているのは、

 

それがその人が働いて得たお金だったり、

 

そのステータスに見合った暮らしなんだろうから、

 

まぁ、たしかに少しは世の中のためになるように

 

お金を使って欲しいとは思うけど、

 

ある程度は仕方ないかなぁ?とも思う。

 

でも、「電飾」は、どうしても納得できない。

 

「人がどうしようと、関係ない」と言われればそれまでの事。

 

でも、「資源の無駄遣い」に、敏感にならざるを得ない。

 

自分がお金で苦労してきたから、こんなことを思うのかなぁ?

 

クリスマスに自宅を電飾で飾って楽しんでいる人は、

 

お金で苦労した経験があるんだろうか?

 

そんなことを思いながら、ふと気がつけば、

 

パソコンとハロゲンヒーターと電灯を使っている私…。

 

エコのため、今夜はこのへんで。

 

また、いずれ…。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モッピー

モッピー!お金がたまるポイントサイト