今日は、午前中は雪がちらほら降ったりやんだり、午後は青空が見えた新潟でした。
青空が見えても相変わらず寒いですが…
前回、京都旅行の計画を立てていると書きましたが、
ここ数年の我が家の京都旅行では絶対に欠かせないものがあります。
それはお写経です。
京都ではお写経体験ができるお寺はいくつかあります。
その中でも我が家のお気に入りは、知恩院の勢至堂と泉涌寺別院の雲龍院。
観光客の多い京都において、しんと静まり返っている中でのここでのお写経は、
心地良い緊張感とゆったりとした時間の流れを感じることができます。
勢至堂ではまず客殿の山亭に案内され庭園を眺めながらのお写経を体験します。
その後、勢至堂にお写経を奉納します。
奉納した後、法話をお聞きします。
いつも私たち二人だけなのでちょっと気恥しい感じもしますが、かなり贅沢な時間です。
その後再び山亭に戻りお抹茶と干菓子をいただくことができます。
時折お庭を散策する方たちがいらっしゃる程度で、
のんびりとお庭や京の町を眺めながらいただくお抹茶は格別です。
雲龍院では他と違い『朱墨』でのお写経を行います。
また、お写経前のお清めで丁字を口に入れてもらい、それを含みながらお写経をします。
お写経をする机は、なんと!後水尾天皇によって寄進された机なんですよ!!
さすが南北朝時代の天皇の菩提寺。
歴史を直に感じるとともに本当に心が清められる気がします。
そして雲龍院でも写経の後は庭園を眺めながらお抹茶をいただくことができます。
華やかでにぎやかな京都のまちも楽しいですが、
静かに時間の流れを感じながらゆったりと過ごすのも、また良いものです。