12月になりました。
昨日はものすごい、雨風。
朝も8時になるというのに空は真っ暗。
雨が激しすぎて、白いカーテンがたなびいているみたいに
覆いつくしていて。
仕事に行かないといけないけど、とても外に出る気にはなれない。
でも、行かないと。
しかたない、と思って家を出ると、あれ?雨が弱まっている。
駅まで歩く10分ちょっとの間にみるみる空が明るくなって、
足元の水たまりに、何か輝くものがちらちらと写る。
もしや…と見上げるそらに、うっすらと虹がかかる。
「ありがとう」
だれに届けるわけでもないけど、そんなふうにつぶやいて駅へ急ぐ。
午後はまた、すごい風で。
仕事場の窓から見える銀杏並木の金色に染まった銀杏の葉が、
耐え切れなくて舞っていく。
道路一面に、よこなぐりの銀杏吹雪。
金色の葉が、キラキラキラキラと舞っていく。
しばし、見とれる。
ありがとう、今年も。
あたたかい金色を見せてくれて。
ありがとう。