ひつじのさんぽ

気の向くままゆっくりのんびり。出会ったひと・もの・ことを書きとめてみます。by ポポ

待つ月

2011-02-28 21:59:43 | ことば日記

2月も今日でおしまい。

いつもの月よりも早く終わる月だけど、
今年の2月は長く感じた。

それはじっと待つことがあったから。


物事には、やるだけのことをやったら、
じっと待つ時間が必要なこともある。


とにかく、耐える。
信じて、願って、祈って、息をひそめてその時を待つ。



冬の間、木の幹の中でじっと寒さに耐えながらも
うすもも色の花を咲かせるために芽を育て、やがて咲く時を待つ
桜の木は、こんな気持ちなのかと想像する。


時が経てば、春はやってくる。
そう信じて。



プレゼント

2011-02-23 19:00:42 | ひつじのポポのひとりごと

プレゼントをもらうときって。

プレゼントそのものも、うれしいんだけど。


その「きもち」がもっとうれしいんだなぁって思う。


プレゼントを選んでくれているとき、
プレゼントを選ぼう、と思ってくれたとき、
私のことを、思い出してくれていたんだなぁって。


それがとてもうれしくて。

ちょっとてれちゃうけど
「ありがとう」って言うのです。



母の誕生日

2011-02-20 15:57:32 | 小さなおはなし

母の誕生日。

お祝いをしたら、「ありがとう」と言われた。

こちらこそ、ありがとう。
お祝いさせてくれて、ありがとう。


私は歳だけ重ねて大人になったけれど、
いつまでもお母さんのこどもだから。


元気で、長生きしてね。

お父さんもあちらから笑って見守ってくれていると思うよ。



『阪急電車』

2011-02-12 16:13:19 | ひつじ文庫

『阪急電車』(有川浩著)を読みました。


電車の中で、乗り合わせた人と人との出会いが、
その人の人生に交わったり、並行したり、分岐点になったり。
まるで電車の線路のように。


阪急電車には乗ったことはないので、その様子や
駅の距離感ははかれないのだけど、

高校生の頃に通学のために乗っていた江ノ電を思い出した。


ある日の学校帰り。
夏の頃だったかなぁ。


海沿いを走る江ノ電に乗っていると、目の前にカップルが座っていて。

でも二人は一言も話さないまま、まっすぐ前を向いている、というより
必要以上にお互いを見ようとしないようにしている感じで。


男の人は忘れてしまったけれど、ちょっと怒った顔をしていて。
女の人は、ちょっと悲しげな、落ち着いた大人のきれいな人で。

そのままやっぱり何も話さないまま、鎌倉駅に着いて。


みんなが席を立って降りていく中、
男の人は立ち上がって人ごみにまぎれて降りていくのに、女の人は座ったまま。


席を立った私が女の人の前を通り過ぎて降りようとしたとき、
女の人が、ぽとりと、涙をこぼしたんです。


私はそのまま女の人を残して電車を降りて、あわてて人ごみにまぎれたけど。

どきどきした。
私、恋が終わる瞬間を見てしまったのかもって。


そんなことを思い出しました。



ひつじのこと

2011-02-05 16:10:37 | ことば日記
いつの頃からか、ひつじが好き。

ひつじが好きになる前には、毛糸が好きでした。
自慢じゃないけど、小学校3年生の頃には編み物が得意でした。

母や叔母に教わって、編み込み柄のセーターとか、編んでいました。
編み物が好きなのは、裁縫のように精密でなくても、なんとかなって
しまうところも。

今はすっかり編み物してないけど、
そのうちゆっくり、一日中でも編んでいたい、かな(笑)


ひつじ、いつから好きになったのかなぁ。



姉が英国の田舎のほうに留学しているときに、
そこかしこにいる羊の写真を送ってきてくれて。
それがきっかけだったのかな。

姉に会いに行ったときに、家の窓から見える草原に
ぽつぽつと白いひつじたちが見えて。

ああ、この風景、知っている、って思った。



「ひつじ」ってキーワードを持つと、ひつじにまつわる
いろいろな活動をしている方たちはたくさんいて。

日本のひつじたちにも会いにいけたらいいな。


ひつじ情報、あったら教えてくださいね。