朝の満員電車の中で…
タイミングよく、座ることができてほっと一息。
ipodで好きな音楽聴きながらぼんやりしていました。
次の駅で、どやどやと人々が乗り込んできて、
斜め前に立った男性が、よいこらしょっと網棚に皮のがっちりした鞄を
乗せようとしていました。
が、うまくいかず。
ここまで読んでみなさんご想像のとおり、落ちてきたわけです。
私の頭の上に。ドリフのコントみたいに、どーんと。
新聞紙もいっしょに、ばさばさ~っと。
あわてる男性。
思わず受け取ろうと手を伸ばす私。
「すいません、すいません、大丈夫ですか?」
「いえいえ、大丈夫です」
鞄を拾い上げて、なんとか網棚に。
私は知らん顔してまた音楽を聴きながら眼を閉じて。
でも、おかしくて、おかしくて、
今の状況を周りから見ていた映像を自分で再生してみると、おかしくて。
笑いをこらえるのに必死でした。
降りる駅について席を立つと、思いがけずかばんを降らせた男性が
「すみませんでした」とまた謝ってくれました。
わたしはもう気にしていなかったのに謝ってくれてうれしかったです。
それよりも、むっとしがちな自分が「わらえちゃった」ことがうれしかったな。
今日もいい一日になりそうだ、と思った朝の出来事でした。