ひつじのさんぽ

気の向くままゆっくりのんびり。出会ったひと・もの・ことを書きとめてみます。by ポポ

どくだみの花

2010-07-09 11:45:19 | ひつじのポポのひとりごと
この季節になると、みちばたにどくだみの花を見るようになります。
東京では公園などで見かけることもあるかもしれませんが、
実家では「みちばた」に咲いていました。

濃い緑の大きめな葉に、白い花が一輪だけちょこんと咲いているどくだみ。
あの独特な香を別とすれば、嫌いじゃないんだけど…。

子どもの頃は祖母がどくだみの葉を空いている部屋に干して、
どくだみ茶をつくってくれていました。
もちろん、その部屋はどくだみの香でいっぱいでした。

なぜ、どくだみについて語っているかというとですね…

あるとき、友人になぜか「私を花に例えると何だと思う?」と聞いたら、
「どくだみ」って言われました。

「えええ~どくだみ?!」
なぜか、ショック。てっきり、「花屋さんにある花」で例えてくれると
思い込んでいたからです。よりによって、道端の草花…しかも薬草的な。

なんで?と聞いたら「そうとしか言えない」、他のものはありえない、という
感じでした。「どくどくしいからよ~」と笑ってもいました。


納得いかなかったので、友人と接点のない知人にもう一回同じ質問をしてみました。
そうしたらなんと、「どくだみ」と即答だったのです。

別々の2人から、迷うことなく「どくだみ」と例えられた私。
多数決としては充分な結果ではないかと、あきらめに近い納得をしたのでした。


でもね、でもね。
どくだみ、好きです。
家紋が作れるなら、自分はどくだみの花にしようと思っています。
県の花、区の花があるように、私の花は「どくだみ」にしよう、って。

みちばたでどくだみを見ると、「よろしくね」と心の中でつぶやいています。