~クゥヘ~ 愛すべき我がペットへ‥
すっかり、おじいちゃんになったクゥを見ていると‥
感極まりない「想い」が、込み上げてきて‥
その込み上げを。この手紙に乗せて‥
1995年。◯山家の運命が幸手市の田舎町に移行される‥
そんな些細な理由。一軒家=犬を飼いたい的な。
ただ、そんな、単純で些細な理由で‥
~クゥの、一生が、決まったんです~
ただ一つの「命」を‥
僕ら家族が、引き受けたんです‥
クゥだってなにもわからない‥
おそらく、今もわかってないまま‥
すっかり、年老いたクゥがかわいくて‥
最近、散歩で、会う人会う人に言われる。
(もぅ、だぃぶ年だね)って。
(そんな感じがするよ)って。
もう、片方の目も、あまり見えていないだろう‥
草木に、衝突してみたり、ずっこけてみたり‥
若い頃には平気で、ジャンプしてた塀(へい)も、躊躇(ためら)ってみたり。
ただ、そんなクゥが可愛くて‥
思えば、僕が、小5のときから‥
今まで。約16年‥
同じ「運命」を共同したわけで。
雪の降る日。カンカン照りの真夏の日。風の強い日。雨の強い日。
よく、覚えてる‥
若い頃。 僕らのファミリーカー(車)の音が、するだけで。 端(はし)っこまで駆け寄ってきては‥
「純粋」な、目で、こっちを見ていた、あの若い頃のクゥも。
今は、俺が、声かけたって、見向きもしてくれない‥
ずーっとずっと‥
あの純粋な目は、変わらないけど‥
老朽するということ。
歳を取るということ。
やがて、この世を、去っていくということ‥
たった1度きりのクゥの人生だ‥
最近はあまりかまってやれてないけど‥
生まれてきて。僕らに連行されて‥
クゥだって、楽しかった。
ドックフード、美味しかったろう。
散歩で、走ったら気持ちよかったろう。
おそらく、家族の中での位置付けの1番は、僕だったろう‥
父さんが入れる、水風呂は、嫌だったろうなぁ‥
「言葉」なんか喋れない‥
だけど、クゥだって、楽しかったろう‥
最近、あき(妹)と、西公園行ったら、なんか楽しそうだった‥
言葉なんか喋れない、だけど、なんか凄く楽しそうな、クゥを久しぶりに見たんだ‥
しっぽももう、振らない‥
甘えて飛びついてもこない‥
だけど、僕らの大切な、家族だ‥
精一杯に愛してきたつもりだ‥
僕も16年間いろぃろあった。
辛くて辛くて、クゥに飛びついたことだってある。
クゥはあの小屋の中で、16年、同じ景色みて。同じ散歩コース歩いてさ‥
時折、俺が、現れたら‥
また「純粋」な目で、こっちを、みてくれている‥
きったない俺なんかと違う。「純粋」な、クゥが可愛くて仕方ない‥
16年間、ありがとう‥
~大好きなクゥヘ~
本当に、ありがとう‥
まだまだ、かまってやるから。
まだまだ愛してるから‥
長生きしてください‥
家族も、親の顔も知らない‥
知ってるのは、僕ら、◯山家の5人だけだ‥
「◯山」家が、責任もって、クゥを愛し続けるんだ‥
みんなを代表して、僕が、クゥへの感謝を綴るんだ‥
たった1度の選べない人生を。ごめんな。クゥ。
本当に、ありがとなクゥ‥
~dear my pet~
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